2026/02/27 10:00
あわわ編集部
空き家を放置している人、要チェック!【空き家コストシミュレーション徳島版】が完成!
徳島県は空き家率が残念なことに全国ワースト1位なんです
徳島県は空き家率が全国でワースト1位なのをご存知ですか?
総務省が5年ごとに実施している「住宅・土地統計調査」の最新データ(令和5年/2023年調査)によると、21.3%となっています(賃貸・売却用及び二次的住宅を含む)。ちなみに、ワースト1位から5位までは下記の通り。
1.徳島県 (21.3%)
2.和歌山県 (21.2%)
3.山梨県 (20.5%)
4.鹿児島県 (20.4%)
5.高知県 (20.3%)
この数字からわかるように、徳島県は、なんと5軒に1軒が空き家という状況なんです。
余談ですが、ベスト5位(空き家率が低い)は・・・
沖縄県 (9.3%)
東京都 (10.9%)
神奈川県 (11.0%)
埼玉県 (11.0%)
愛知県 (12.3%)
都市部や人口が流入している地域が上位を占めているようです。
そんな現状もあり、徳島県としても空き家率を下げるためにいろいろと手を打っている中、
今回紹介するのが、『徳島県住宅供給公社』が作成した「空き家コストシミュレーション」。
「住宅・土地統計調査」の最新データ(令和5年/2023年調査)はこちら
何気なく20年間維持管理していると総額600万円もかかってしまうことも!?
空き家にもいろんなタイプがあります。ずっと放置してしまっている空き家や最近相続したばかりの実家など、空き家所有の状況は人それぞれではありますが、どの空き家でもそのままにしておくと、コストは0円ではありません。毎年の固定資産税を始め、外壁修繕や庭木の手入れなどその都度で維持管理費がかかってきます。
空き家所有者のみなさんは、毎年の固定資産税を払うタイミングで少し気になるものの、そのまま後回しにしてしまっていませんか?
でも。そのまま放置しておくと、長期で考えるとかなりの出費になっています。
『徳島県住宅供給公社』がサンプルとして実際シミュレーションした例だと、20年間で約600万円もかかることに。
まさに、「塵も積もれば・・・」です。
そこで!
徳島県の空き家の除却や利活用を推進している『徳島県住宅供給公社』がだれでも簡単に維持管理費のコストを計算できる「空き家コストシミュレーション」を作成しました。
固定資産税の通知書があれば入力できますので、空き家のコストが気になった人はぜひ一度調べてみては?
その前に。実際にシミュレーションしてみた。私の空き家のコストはこれ!
では、みなさんがトライする前に下記の条件でシミュレーションしてみました。よくあるパターンの条件だと思います。このように各項目を比較できるとわかりやすいですね。その中でも「20年後のコスト比較」が重要で、長期間となると無視できない価格となっています。「現状維持」も「解体して更地(その後ずっと所有)」も550万~600万ほどコストがかかることがわかりますね。一方、「売却」は、解体費やもろもろの諸経費があるものの、売却の価格や補助金の合計で計算すると、960万の収入(利益)になります。
もちろん、建物の売却価格は物件ごとにそれぞれ違うので、960万円というのはあくまで一例ですが、長期で所有することのリスクが可視化できていると思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『徳島県住宅供給公社』が実施したシミュレーションの条件 徳島アキオさん(仮名)のシチュエーション 現在、県外在住で、この度祖父母から徳島市にある実家を相続した。 子どもの頃の思い出がつまった家と土地には強い愛着があるためすぐに売却することは考えていない。 遠方に住んでいるため、適切な管理が難しい。いろんな選択肢を金額含めて比較してみたい。
【空き家DATE】 ●場所/徳島市◯◯町 ●建物/木造2階建て ●敷地面積/600㎡●延べ床面積/190㎡
(注)金額は目安。立地や築年数、家の傷み具合などで同じ条件でも金額が変わります。
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▲コストシミュレーションのサンプル例[年間の維持費]。
▲コストシミュレーションのサンプル例[一時費用]。
▲「現状維持」でも「解体して更地にしてずっと所有」の場合で20年間のトータルコストは560万~600万くらいに膨らんでいます。
▲※現状維持の場合、空き家が管理不全と判断されると市区町村から指導・勧告を受け、従わなければ固定資産税の軽減措置が受けられなくなります。また、放置した空き家は枝のはみ出しや不法侵入、害虫などのリスクがあり、資産価値が低下するだけでなく、地域に迷惑をかける可能性があります。
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シミュレーションした徳島アキオさんの感想
予想していた以上にコストが膨らむんだな、というのが最初の感想です。20年経てば「現状維持」も「解体して更地」どちらも500万以上コストがかかるというのは驚きました。当初は、すぐに売却する予定は考えていませんでしたが、利活用も含めて検討しようと思いました。また、このようなシミュレーションが簡単にできると家族との相談もスムーズに進むので、ありがたいサービスですね。みなさんもやってみてください。
さあ、使ってみよう!「空き家コストシミュレーション」の使い方のコツ
「空き家コストシミュレーション」のページの中の「コストシミュレーター」に自身の空き家の情報を入力していけば、自動で計算されます。シミュレーションの項目は「現状維持にする?」か「解体して更地にする?」か「売却する?」かの3項目。固定資産税の通知書を見ながら、各項目に数字を入れてください。通知書があれば、15分程度で済ませられます。通知書に記載されていない項目は、「徳島県住宅供給公社」と提携している「すまいの終活navi」を利用して「解体費用」や「土地の売却相場」など調べてください。
そんなときに役立つのが、「すまいの終活navi」。コストシミュレーションをより正確に行うための3つの機能が用意されています。ぜひ活用してみてください。
【すまいの終活navi】の主な3つの機能
1.【解体費用シミュレーター】(メールアドレス不要)
「解体にいくらかかるのか見当もつかない」という方はこちら。個人情報の入力なしで、建物の条件を選ぶだけで概算の解体費用がその場で分かります。
2.【解体費用&土地査定 一括算出】(要メールアドレス)
「解体費用」と「土地の査定価格」が同時に、スピーディーに分かります。売却して手元にいくら残るのか、よりリアルな数字を知りたい方に最適です。
3.【固定資産税シミュレーター】(要メールアドレス)
空き家を取り壊して更地にすると固定資産税が上がる特例(住宅用地の特例)の解除など、複雑な税金の変化をシミュレーションできます。
利活用するという第4の選択肢も!
「空き家コストシミュレーション」でコストがわかるのが、「現状維持」と「解体して更地」と「売却」の3項目ですが、第4の選択肢として「利活用」があります。「利活用」は、利活用する人のリノベーションの度合いにより、かかるコストが千差万別、十人十色なので計算式としては省いてますが、物件の立地や秘めたポテンシャルなどリノベーションすることで価値が向上する空き家も存在します。みすみす解体して更地にするのももったいないですよね。さらには、売却するより、ポテンシャルの高い空き家については、自身が大家さんとなって、「民泊」や「テナント貸し」や「住居」など、賃貸物件へ利活用するパターンもあります。
ちなみに、利活用可能なのは、空き家以外にも空きビル、空き倉庫、空き部屋、空きスペースなどいろいろあります。
「次代に残したい」とか「民泊施設にしてみたい」とか「面白いことする若者なら安く貸しても良い」などなど、利活用の可能性は無限大です。
ぜひ、自分の空き家を利活用してみたいと感じた人は空き家のポテンシャルを把握して利活用の提案が得意な不動産会社へ問い合わせみよう。
担当者からのメッセージ
空き家の問題は、ご家族の人生や資産に関わる大切な選択です。「どうしよう」と止まることが一番のリスクとなります。以下の4ステップで、解決まで無理なく進めましょう!
どうするか迷ったら、まずは専門家に気軽に相談してみてください。空き家をそのままにしておくことが一番もったいない選択です。シミュレーションや相談もぜひご活用いただき、『これでよかった』と思える選択を一緒に考えていきましょう。
「とくしま回帰」住宅対策総合支援センター
- 住所/ 徳島市川内町平石住吉 209-5(徳島健康科学総合センター3階 徳島県住宅供給公社内)
- 電話/088-666-3124
- 営業時間/9:00〜17:00
- 定休日/詳細は問い合わせ
- 駐車場/あり












