2026/06/30 17:30
しげさん
《八重山そば むゆりあすびわーら》週に3日だけ、神山に吹く「ぱいかじ(南風)」
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【読了3分】
どうも、しげさんです。
最近の私は、かのシェイクスピアでさえこの戯曲の結末に悩み、ペンを置くであろう「人生を左右する二者択一」というラビリンスに迷い込んでいました。
A:大好きな沖縄そばをすする生活のために、沖縄へ移住する。
B:いっそ自分で店を開いて24時間スープの声を聞き、沖縄そばと向き合う人生を歩む。
「To be, or not to be(生きるべきか、死ぬべきか。いや、移住すべきか、開業すべきか)」
待ち受けるのは喜劇か、それとも悲劇か…。
脳内ハムレットが激しく葛藤していたそのとき、神山から私の迷いをひと吹きで消し去る第三の選択肢が“あの”出汁の香りがする“ぱいかじ(南風)”に乗ってやってきたのです。
おばぁ直伝の八重山そばがあったら、そこはもう沖縄さぁ~♪
ヤエヤマソバ ムユリアスビワーラ/2026年2月オープン/名西郡神山町
▲[八重山そば](700円)。手づくりの[じーまみ豆腐](250円)もファンの多い人気メニュー。物価高のこのご時世に、両方頼んでも1,000円しないのはありがたい。
舞台は神山町。緑豊かなこの地にあるシェアカフェ『buddha(ブッダ)』を借りて、火・水・木曜にだけ現れる店があります。
2年ほど前に西表島から移住してきたオーナーの森上さんが切り盛りする、『八重山そば むゆりあすびわーら』。
店名には西表島の古い方言で「みんなで集まって遊ぼう」という意味があるそうです。なんともほっこり優しい気持ちにさせてくれますね。
ここで「普通の沖縄そばと何が違うの?」と首を傾げたあなたへ。
石垣島や西表島といった八重山諸島で育まれた「八重山そば」は、一般的な沖縄そばに比べて、すっきりとした美しい透明感のあるスープが特長。豚と削り節のうま味を凝縮したダブルスープという基本は同じですが、こちらは削り節の豊かな風味が主役となり、あっさりしています。そして、この店のベースにあるのは、森上さんが西表島の「おばぁ」たちから教わった優しさ100%の素朴な家庭の味。
「最初はよくわからない料理を出す店ができたと思われたかもしれないけど、だんだん地域の人たちにも食べてもらえるようになってきました」とコロコロと笑う森上さん。その人柄と、おばぁ仕込みの温かい味が神山の人たちにもじんわりと浸透し始めているのでしょうね。
あ、沖縄そばの店で働いて、まかないで食べる第四の選択肢もあるな…。
▲豚とカツオ節、昆布から取ったスープはうま味が合わさり深みがありつつ、すっきりした味わい。一般的な八重山そばでは細切りにすることの多い三枚肉もしっかり食べ応えがあるようにと、あえてこの大きさに。黒糖と泡盛でしっかり煮込んであり、柔らかくホロリとほどける。
▲スープがよく絡む“平打ち麺”は石垣島からの直送。沖縄以外では入手困難な“三枚肉(皮付きの豚バラ肉)”は奇跡的な出会いで徳島の精肉店から仕入れている。「むゆり=結び。お客さんとのご縁を結ぶ」という思いを込めて“結びこんぶ”もトッピング。
▲今まで食べた、“じーまみ豆腐”の中で間違いなくトップクラスのおいしさ! 生の落花生をすりつぶした搾り汁から作っているから風味がよく、キャッサバ粉を使って固めているので、箸でつまめるほどにモッチモチ。 まったく別モノだけど、胡麻豆腐が好きな人は多分好き。
《八重山そば むゆりあすびわーら》のココスゴ!
●サータアンダギーは1個なんと60円!
●八重山そば以外はテイクアウト可。
▲壁に掛けられた三線、店内に流れる沖縄ソング。シェアカフェなれど、しっかり“沖縄”。店内はカウンターのみだが天気のいい日は屋外の席も利用可能。
八重山そば むゆりあすびわーら
- 住所/ 名西郡神山町神領北394-7 394-7 シェアカフェbuddha(ブッダ)
- 電話/090-4841-3076
- 営業時間/11:30~14:00
- 定休日/月、金、土、日
- 駐車場/あり※『ショップかたやま21』と共有











