2022/04/13 15:42
がんも
【街ネタ】蜂須賀のお殿様が食べた料理を楽しめる!? 阿波観光ホテルが再現[阿波の殿様弁当]
どーもー、がんもです。
突然ですが、「再現レシピ」って知っていますか?
アニメに登場した料理の実物を作る人がいれば(はじめ人間の“あの肉”だとか)、
残された文献から、古代文明の料理を作るツワモノも!
非日常感が楽しめるコンテンツとして注目を集めました。。。
作れないけど、、、食べてみたくなっちゃうよね!
と、ここで本題。
『阿波観光ホテル』が『徳島城博物館』協力のもと、蜂須賀の歴代お殿様が食べていた料理を再現し、お弁当に!
ということで、さっそく取材してきました!
お殿様気分を楽しめる!? 阿波観光ホテルが手がけた[阿波の殿様弁当]
やってきたのは徳島市一番町『阿波観光ホテル』。
総料理長を務める元木達二さんにお話をうかがいました。
料理人の元木さんはこの道50年以上の大ベテラン。過去には平安時代の料理を再現したこともあるそう。さっそく今回手がけた[阿波の殿様弁当]をご紹介いただきましょう。
[阿波の殿様弁当]3,000円※お茶付き
元木さんは『徳島城博物館』協力のもと、歴代藩主の日記に残されていた資料を参考に約2ヵ月をかけて料理を復元。資料や文献の中に、お殿様の日常のことを記されているものというのは数少ないそうですが、身体が弱い藩主が健康管理のために食事内容を記録したものや、祝いの席の様子を記したものなどから料理の情報を抜粋!
19品ある料理の多くには、歴代お殿様が召し上がったときのエピソードがあるのだとか。お殿様が好んで食べたものや、歴史を物語るメニューが揃います。
たとえば…
4代藩主・綱通(つなみち)の大好物で、朝・昼・晩のごはんのお供だったとされる「焼き味噌」。牛肉や豚肉を食べなかった江戸時代の人々にとって、豆腐や味噌は重要なたんぱく源とされていました。
徳島の郷土料理でもある「ならあえ」。4代藩主・蜂須賀綱通(つなみち)の献立の記録には赤貝がはいっているんだって。
5代藩主・蜂須賀 綱矩(つなのり)の大好物だったとされる「鴨肉」(上)。古希の祝い膳で召し上がった記録が残されているんだそう。当時で古希(70歳)って、ご長寿ですよね!? お肉が元気の秘訣だったのカモ。
12代藩主・蜂須賀 斉昌(なりまさ)が出先でもてなされた際、美味しくて3度もおかわりしたというエピソードが残る「小鮎寿し」。お殿様もおかわりするんだね~。
文献や資料の中身を知ると、より興味が深まります。料理にまつわるお殿様のエピソードに触れながら味わってみてほしいお弁当です!
徳島城の祝い膳で食後のデザートだったのが「かすていら」! 江戸時代からスイーツがあるんだね、という驚きもさることながら、イチオシの理由はそれだけではありません。なんでも、徳島藩士の奥様が書き残したレシピをもとに忠実に再現したものなんだって。
と、いうわけでありがたく試食させていただきました。現代のふわふわ系甘~いカステラではなく、しっとり、ずっしりとした素朴な味わい。
「親近感のある“食”を入り口に、少しでも徳島の歴史に興味を持っていただけたら幸せ。県民のみなさまにはもちろん、県外の方にもぜひ食べていただきたい。徳島の地域、観光の活性に役立てたいです。」と元木さんは語ります。
お殿様デビューしたい方は、ぜひ注文してみてくださいね!
[阿波の殿様弁当]3,000円※お茶付き
予約・問い合わせ/088-622-5161
※2日前までに要予約
※季節によって内容が変わる場合があります。
阿波観光ホテル
- 住所/ 徳島市一番町 3-16-3
- 電話/088-622-5161
- 営業時間/
- 定休日/無
- 駐車場/なし