\GOOD FOOD TOKUSHIMA/
徳島県内で外国人を見かけることが増えてきましたね。飲食店でも外国語に対応したメニュー表を置いたりと、外国人のお客さんを意識した店が増えつつあります。
さて、外国人から徳島の食はどう映っているのでしょう?
徳島に住む外国人がおすすめする、徳島のうまいものを教えてもらいました。協力頂いたのは、世界中から徳島に集まった外国人30人!
「日本全国色々な店に入るけど徳島の食が一番!」「毎週食べに通っています!」なんて、嬉しい声がたくさん聞こえてきましたよ!徳島の食は世界にも通用する◎
その他「徳島の人が好き!」「徳島は住みやすい!」など徳島で生活していて感じる徳島の良さも語っていただいています。
徳島の食、徳島の暮らしが当たり前である私たちが気づかないような、徳島の魅力を再発見してみてください♪
出身国のおすすめフードも教えてもらってるので、そちらも是非チェックしてね!
①徳島の味編 5選
②“THE”日本食 7選
③故郷の味編 7選
④ラーメン編 6選
⑤カフェご飯・スイーツ編 5選
の5つに分けてご紹介!第三弾は故郷の味!
★スピンオフ企画も要チェック★
《まとめ》【Geen2月号特集スピンオフ企画】徳島在住の外国人がよく通うお店のおすすめメニュー16選
BURGERS&CRAFTBEERS
S.B.DINER TOKUSHIMA/徳島市両国本町
ツウが密かに注文する一品
[ベジタリアンバーガー]ポテト付きで900円
店中が外国人のお客で埋まる時があるほど、外国人客に親しまれている同店。ベジタリアンの来客が増えてきたことからこのメニューが昨年登場。
肉は使用せず、チーズ、エッグベジタブルソテーなどが入りボリューム十分だ。ワカモレやフレッシュサルサに至るまで手作り。アボカドのクリーミーさや華のある辛みがふわりと広がる洗練された味わい。
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紹介してくれるのは、
保育園英語講師の キース・ライスさん
日本で食べたバーガーで間違いなくNo.1!
▲1966年生まれ、出身はアメリカ。2004年に徳島に移住。現在は『カラーズインターナショナル保育園』にて英語講師を務める。アメリカではレストランのシェフとして働いたことも。
★出身国のイチオシフード:ピーナッツバターのキャンディーバー
ハンバーガーが好きで、日本に来て約15年の間にもいろんな店で食べましたが、ここほどおいしい店はほかにない! 断言します。アメリカで食べていた味に一番近い味わいだと思います。また、いつ行っても同じクオリティーで提供してくれるオーナーの腕は本当にすごいと、毎回感心しています。
実は、僕はアメリカではレストランのシェフを務めたこともあり、味にはうるさい方だと思うんですが、その僕がここには週1で通ってしまっています。お気に入りは[ベジタリアンバーガー]ですね。
牛肉も大好きなのですが、パティなしでこのおいしさはすごいと思う。あと[ ブルーチーズバーガー]もオススメ。クセのあるチーズがたまらないですよ。
BURGERS&CRAFTBEERS
S.B.DINER TOKUSHIMA
営/11:30~16:00(15:00LO)、17:00~22:00(21:00LO)
※日曜は11:30~18:00(17:00LO)
休/火曜
席/25席
P/なし
●Facebookは「S.B.DINER TOKUSHIMA」で検索
●ランチ禁煙
徳島市両国本町1-14
088-618-3536
見出しです。
多国籍料理酒屋LISOI/海部郡海陽町
エスニックの辛さにイチコロ
[サラスペシャル]850円(税抜)
県南の穏やかな気候にマッチしたエスニックな店構え。外国人客も多く来店し、ベジタリアンにも人気だという[サラスペシャル]は、サルサとマヨネーズで味付けされたサラダをくるっと巻いた手巻きサラダ。
バクッとかぶりついて味わっている途中にやってくるハラペーニョの独特な辛味。しかしご安心を!ここぞというタイミングで中和食材のチーズが口内をなだめてくれます。
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紹介してくれるのは、
竹あかり作家の 桧垣フローレンスさん
ベジタリアンである私の行きつけです
▲1985年生まれでフランス出身。海陽町で夫とともに竹あかり作家として活動中。車で日本中を旅して選んだのが海陽町。自然豊かで、人々が温かくて親切だったことが移住の決め手。
★出身国のイチオシフード:ガレットリソイ
幼少期から引っ越しが多く、いろんな地域を転々としてきた私には〝ふるさと〞と呼べる場所がありませんでした。竹あかり作家としての活動と田舎生活を始めるため、夫と共に海陽町に移住。とても心地よく、今は海陽町をふるさとのように感じています。
初めて同町の『LISOI』に行ったのは移住して間もないころ。オーナーの玉木さんがとても親切に対応してくれて、ベジタリアンの私でも食事を楽しめました。その時から[サラスペシャル]はお気に入りで、必ず注文するお決まりの品。
実は、玉木さんは私たちの竹あかりを購入してくれた初めてのお客さんでもあります。扉を開けて左側の壁に私たちの初めての作品があるので、訪れた際にはぜひ見てみてくださいね。
多国籍料理酒屋 LISOI
営/18:00~23:30(フード22:30LO、ドリンク23:00LO)
休/火曜
席/27席
P/5台
●Instagramは「多国籍料理酒屋 LISOI」で検索
●喫煙可
海部郡海陽町四方原字町西48-1(グリーンコーポ1号)
0884-73-3889
見出しです。
Pokhara 鳴門店/鳴門市撫養町
大きなナンの存在感がすごい!
[チキンカレーセット]950円(税抜)
バスケットに収まりきらないほどの大きいナンが目を引く本格派。ナンの生地はしっとりしたタイプで食感はもちもち。カレーとの相性もじっくり計算されており、ほんのり甘くどんどん食べ進めてしまう!
ナンとライスは食べ放題なのも◎。カレーはインド・ネパールで学んだ本場の味を生かしつつ、日本人が食べやすいようにとマイルドに仕上げられています。
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紹介してくれるのは、
留学生の ザヒッド・ザビフラーさん
ハラルに対応しているので安心できます
▲アフガニスタン出身で、鳴門教育大学・大学院の留学生。徳島在住歴はおよそ2年4カ月。徳島のお気に入りの場所は『ドイツ館』『大塚国際美術館』『ウチノ海総合公園』。
★出身国のイチオシフード: カブリ・パラウ(タイ米に肉をのせたもの)
イスラム教徒には「豚肉を食べてはならない」といった食事制限があるので、日本ではどの店でも行けるわけじゃなくて、ハラルメニューを提供する店でしか食事ができないのです。
だから、ハラルに対応しているネパール料理店の『ポカラ』では安心して食事できるし、住んでいるエリアからも近いので時々行っています。店員さんたちもみんな親切で丁寧だから、過ごしやすい空間だと思います。
カレーにはいくつか種類がありますが、[チキンカレー]のセットがお気に入り。どのカレーも甘口のレベル1から激辛のレベル5まで好きな辛さが選べるのですが、僕はいつもレベル3をオーダーしています。ラッシーもとてもおいしいので、ぜひ一緒にオーダーしてほしいですね。
Pokhara 鳴門店
営/11:00~15:00、17:00~21:00(土・日・祝は11:00~21:00)
休/最終火曜
席/28席
P/7台
●HP・Instagramは「ポカラ鳴門店」で検索
●禁煙
鳴門市撫養町大桑島濘岩浜23-100
088-600-8212
見出しです。
Pizzeria Cafe Grano/徳島市応神町
高温で焼き上げるナポリ風
[季節のベジタブルピッツァ]単品1,200円(税抜き)
レギュラーメニューにはありませんが、前日までの予約で用意してくれるベジタリアン対応のピザ。
カボチャやレンコン、カリフラワーなど多彩な野菜がゴロゴロと入っており(存在感抜群!)、それぞれの野菜のおいしさをダイレクトに感じられます。生地は高温で焼くことで、表面はパリッと、中はもっちり。イタリア産のチーズも美味◎。
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紹介してくれるのは、
大学准教授の スーザン・バロッグさん
想像もしなかったような野菜がピザに入ってます
▲オーストリア生まれで、10歳からオーストラリアで育った。2006年から四国大学に在籍し、英語や留学生向けの日本文化の授業を担当。野菜ジュースにすだちを入れるのがマイブーム。
★出身国のイチオシフード:アボカドサラダ
家族や友だちとのランチや、新・忘年会、送別会でもお世話になっています。料理も店の雰囲気も気に入っているし、ベジタリアンに対応してくれるのがとてもありがたいです(※ベジタリアンメニューは要予約)。
ピザには季節の野菜がたくさんのっていて、地元でとれた新鮮なものは安心して食べられるのでうれしいですね。それに、カボチャやジャガイモなど、自国ではピザに入れるなんて考えたこともなかったような野菜が使われているのにはすごく驚きました!
しかも最高においしくて、本当にアーティスティックな逸品。セットにできるスープのおいしさも格別ですよ。しかも、店主の名倉さんはたくさんのオーダーを手際よくこなされるので、天才だな〜と常々感じます。
Pizzeria Cafe Grano
営/11:00~15:00 月曜(祝日の場合は営業、翌日休)
休/月曜(祝日の場合は営業、翌日休)
席/18席
P/8台
●Facebookは「ピッツェリアカフェ グラーノ」で検索
●禁煙
徳島市応神町古川宮ノ前48-10
088-635-7370
見出しです。
セルフうどんやま タクト店/徳島市南島田町
日本人には少し辛めです
[カレーうどん(小)]490円
厳選された塩などを用いて、店内で打つ無添加の自家製麺を使用。カレーも毎日愛情を込めて店内で仕込んでおり、複数種類のルーをブレンド。
ライさんは辛さ控えめと言っていましたが、鷹の爪などを加えているので、日本人の舌には辛口。具材は鶏肉、ニンジン、玉ネギとシンプル。たっぷりとかかっているので、コシのあるうどんにしっかり絡めていただいて。
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紹介してくれるのは、
留学生の ライ・マノベンドロ・ナスさん
どこかバングラデシュの辛くない料理に似ています
▲1991年生まれ、出身はバングラデシュ。徳島在住歴は1年3カ月。薬学の博士課程を取得するために、徳島大学・大学院薬科学教育部に在学中。とてもまじめで勉強熱心。
★出身国のイチオシフード:スパイシーカレー(スパイスたっぷり激辛カレー)
バングラデシュのカレーは、日本のカレーに比べてすごく辛いのが一般的。チリやクローブなどたくさんのスパイスを入れるんです。ただ、僕たちも辛いものばっかり食べているわけじゃなくて、辛くない料理もあります。
『やま』のカレーうどんはユニークなスパイシーさで、バングラデシュの辛さを控えた料理に近い気がします。『やま』には大学から近いので通い始めたのですが、店が清潔で、内装もおしゃれ、うどんもおいしいから気に入っています。店員さんも親切ですしね!
あと好きなようにトッピングできるところも好きです。おいしさに確信を持っているので、なにかお祝いごとがあるときに行くこともありますよ(運転免許を取ったときとか!)。
セルフうどんやま タクト店
営/7:00~21:00
休/無休
席/75席
P/共同200台
●禁煙
徳島市南島田町3-55
088-634-1558
見出しです。
Craftbeer&Filipinofood&Coffee
terrace38/徳島市東船場町
とっつきやすいフィリピン飯
[TOSILOG(トッシローグ)]930円
フライドオニオンと刻みニンニクで炒めた香ばしいライスに目玉焼き、豚ロースのフィリピン風照り焼きが添えられた華やかな一品。
豚肉は日本の照り焼きより甘さがまろやかで、ご飯が進む味。そのままこってり味を楽しむも良し、ニンニクやとうがらしを入れて風味を出した酢に肉を浸し、さっぱりといただくのも良し◎。豚肉の代わりにウインナーが付いた[LONGSILOG]もあります。
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紹介してくれるのは、
介護福祉士の エバンヘリスタ・マーク・ケビン・デラ・クルズさん
日本にいながら楽しめる恋しいふるさとの味
▲1990年生まれ、出身はフィリピン。徳島在住歴は約4年。福祉施設を多数運営する健祥会グループで介護福祉士として勤める。ギターが趣味で、フィリピンではバンドを組んでいたそう。
★出身国のイチオシフード:アドボ(肉や野菜の煮込み料理)
オーナーさんが友人ということもあり、一番頻繁に通っている店です。オーナーさんもフィリピン人で、香港のフィリピンレストランで調理に携わっていた人。故郷で食べていた味が徳島で味わえるというのがなんともうれしいですね。
僕はフィリピンでポピュラーな料理である〝SILOG〞という、ガーリックライスに目玉焼きをのせたメニューが大好きなのですが、こちらの[TOSILOG]という、SILOGに豚肉ソテーを加えたワンプレートが本当においしい。
徳島で食べる日本食もとっても好きなのですが、やはりどうしてもフィリピンの味が恋しくなる時はこれを食べに来ます。このメニューは徳島の人にも好まれる味わいだと思うので、ぜひ食べてみてほしいですね。
Craftbeer&Filipinofood&Coffee
terrace38
営/11:00~20:00
休/火曜
席/17席
P/なし
●Instagramは「terrace_38」で検索
●喫煙可
●フリーWi-Fi
徳島市東船場町1-13(国際東船場ビル1F)
5088-622-3800
見出しです。
神龍~XENLON~/阿南市羽ノ浦町
いつのまにかヤミツキになる刺激
[陳麻婆豆腐]1,400円 (ハーフ800円)
ホアジャオから放たれる香りに食欲をそそられ[陳麻婆豆腐]を一口含むと、目の覚めるような辛味のパンチが脳天を直撃。国産大豆100%のまろやかな豆腐が喉元をつるんと通り過ぎた後、油や肉のうま味が駆け抜けていきます。
ワンランク上の香辛料とホアジャオの油を使用した本場四川の味は、気がつくと食べ終えている中毒性を持った一皿。シェアしやすいハーフサイズもあり◎。
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紹介してくれるのは、
会社員の 上田スーさん
ふるさと四川省の味が心地よく感じます
▲1974年生まれで中国の四川省成都市出身。結婚を機に旦那さんの地元・徳島で生活を始めて17年。勤務先では翻訳や通訳としても活躍。旅行やハイキングなど体を動かすのが好き。
★出身国のイチオシフード:火鍋(四川風しゃぶしゃぶ)
中国の四川省成都市で生まれ育ち、小学生のころから唐辛子の熱くなるような辛さと花椒(ホアジャオ)のしびれるような辛さに慣れ親しんできた私にとって、『神龍』の[陳麻婆豆腐]は故郷を思い出させてくれる一皿なんです。
海外で生活する日本人が和風だしのみそ汁を飲むと、ホッと懐かしく感じるのと同じです。[ 陳麻婆豆腐]には、あらびき唐辛子と花椒の2種類の辛味がしっかりと利いた油が使用されており、徳島で本場の四川料理と同等の味を楽しめるのがうれしいですね。
ほかにも、牛モモ肉を辛子で煮込んだ[水煮牛肉]もお気に入りの一品。ふるさとを想起させる四川特有のしびれるような辛さを求めて、月に1〜2回足を運んでいます。
神龍~XENLON~
営/11:00~14:00、17:00~22:00(21:00LO)※スープが売切次第終了、週末は昼夜ともに予約推奨
休/水曜
席/50席
P/20台
●ランチ禁煙
●フリーWi-Fi
阿南市羽ノ浦町宮倉芝生1-3
0884-44-1306しです。
見出しです。
※この記事は、2020年Geen2月号で掲載した内容です。