2022/03/28 16:06
がんも
【街ネタ/[介護遊山箱]で高齢者に楽しい食と喜びを。歯医者さんと和食料理人が手を組み、地域に根付かせる試み
どーもー、がんもです。
焼肉ではタンやミノといった部位が好きな私。(食感重視!)
「それには、丈夫な歯がいるんじゃないかな。オバーチャン」と、未来の孫の声が聞こえてきそうですが…
高齢になっても食を楽しめる、そんな世の中であってほしいな~と思います。
ここで本題。
歯医者さんと和食の料理人が、豪華でステキな介護食のお弁当[介護遊山箱]を作り、提供をはじめたそう!
さっそくお話を聞いてきました!
家族と楽しめる[介護遊山箱]で高齢者の食事に喜びを。
やってきたのは徳島市国府の歯科医院『スウェーデン歯科こくふ』。
遊山箱のお弁当を開発した内藤院長と日本料理店『和(やすらぎ)亭』(吉野川市川島町)の阿部さん。
高齢者向けの遊山箱弁当[介護遊山箱]を、さっそくご紹介。
[介護遊山箱]は、徳島市国府にある『山口木工』で作られた遊山箱にやわらかい和食メニューが詰められています。細かく刻まれた刺身や噛みやすくペースト状になったばら寿司。野菜や海老を茹でて裏ごしして丸め、食べやすいようにとろみをつけた天かす入りの天つゆとあわせた。
とてもかわいらしく華やかなお弁当。よく見ると、お刺身が細かく刻まれていたり、各素材が裏ごしされペースト状になっていたりと、歯の力が充分でない人のための食事であることがわかります。
開発を提案したのは、歯科医師の内藤先生。スウェーデンへ留学した経験から「予防歯科」に着目しており、年齢に応じた適切な口腔管理、治療によって患者さんの健康的な歯を保つサポートをしています。また、通院が難しくなった高齢者へ向け訪問歯科診療を行うなど、地域貢献にも力を入れている歯医者さんです。
『スウェーデン歯科こくふ』北欧風の院内。待合室にはレゴのオブジェがたくさんあってテンション上がる~
食事とは、毎日の楽しむべきこと。しかし介護食の現状は「味が淡泊でおいしくない」「家族と別の食事を食べるのはさみしい」といった声も多いのだとか。
[介護遊山箱]は、お祝いの席などの料理として提案しているそう。家族には同じ内容の通常版が用意され、「家族と同じ食事を囲む喜び」を体験してもらうことが大切だといいます。
[介護遊山箱]は必要とする人に寄り添った商品。価格やメニューの内容については『スウェーデン歯科こくふ』または『和亭』までお問い合わせを。
繋がり、広がることでお年寄りが食に困らない地域にしたい
なんだかとっても仲良しのお二人。川島町の同郷だそうですが、タッグを組んだのは最近とのこと。互いに人との縁や繋がりを大切にしてきた中で出会い、仕事仲間となったそう。
「地域にこの考えを根づかせるためには、どんどん知ってもらう必要があります」と内藤先生。和食料理人の阿部さんは「興味をもつ料理人がいればぜひ参加してほしい」と言います。中華やフレンチといったご褒美めしを、お年寄りが気軽に楽しむことができる地域にしたいというのがお二人の目標なのだとか。
高齢化が進む今の時代だからこそ、一人ひとりに寄り添う丁寧なシステムや商品に注目したいですね!!
職種の垣根を超えて生まれるものには、驚くほどの喜びや価値があるのかも。介護職に携わるみなさんをはじめ、興味を持った方はぜひ問い合わせてみてね。
■スウェーデン歯科こくふ
tel.088-676-2546
住/徳島市国府町桜間字登々路31-1
P/有
■和亭(やすらぎてい)
tel.0883-25-2062
住/吉野川市川島町桑村834-10
営/完全予約制
P/有
スウェーデン歯科こくふ
- 住所/ 徳島市国府町桜間字登々路 31-1
- 電話/088-676-2546
- 営業時間/
- 定休日/日、祝日
- 駐車場/有