次回作、そしてロックフェス開催など、2020年も止まらないBILLYさんから目が離せない!
『BUGS』
2月22日発売/5,500円
BUGSホームページ
問い合わせ dragonff69@gmail.com
あなたはもう見た!?
徳島県出身のアーティスト・BILLYさんが主演とプロデュースを務めた映画『BUGS』!
DVD発売を記念して、BILLYさんがあわわに来社してくれました!
映画への思いから、レジェンド・DeeDeeRAMONEのことまで、
たっぷり話を聞いちゃいましたよ!
[PROFILE]徳島県出身。パンクバンド『mil9』ヴォーカル。地元を盛り上げる為に2007年から地元でドラゴンファクトリーフェスティバルをプロデュース。音楽活動と並行して、被災地へ物資届けるなど、ボランティア活動もおこなっている。
キムソン
「主演映画『BUGS』DVD発売おめでとうございます!まだ映画を見ていない方に、あらためてどんな映画なのかを教えてください!」
ビリー
「ポスターとかチラシを見た方はすごいドロドロした怖い映画なんじゃないかとイメージされると思うんですけど、かなり馬鹿な作品というか、むちゃくちゃな、アクションも多くてノンストップでエンターテイメントな感じの仕上がりにはなっていると思うんですけど、あまりうまく説明できてないですよね(笑)。ほんとにぶっとんでいるなっていう作品で、観てもらえれば絶対楽しんでもらえるんような内容になっています。それと、18禁のイメージがあると思うんですけど、実は年齢制限がない作品なんですよ。こういう作品にありがちな濡れ場があるとか、そういうものがない、ある意味健全なものだったりして、ちょっとバランスがおかしい作品なんですよね(笑)。」
キムソン
「映画を見た周囲の反響はどうでしたか?」
ビリー
「すごくありがたいのが5、6回観てる人がいたり、リピーターがとにかく多くて。上映するたび、舞台あいさつをさせていただくんですが、東京から九州、北海道まで追っかけてくれる人たちもいてくれて。映画で追っかけが多い作品って多分バグズくらいなんじゃないかなと思うんですけど。 」
ビリー キムソン
キムソン
「最初に、映画の脚本を読んだ印象を教えください。
ビリー
「最初に読んだ時の印象というか、撮影していくうちに半分以上中身が変わってたんですよね。なので最初の印象がまったくなくて。監督が脚本を書いているんですけど、ほんとめちゃくちゃな破天荒な人で。一昨年の9月、徳島に台風が来たじゃないですか。そのときにちょうどつるぎ町で撮影をしていたんですよ。増水して木はぶっ倒れるし。キャストがこっちに渡って来れない、飛行機も飛ばないっていうのがあって、半分以上脚本が書き直されたんです。もちろん覚えていたセリフは全部なくなりますし。だからある意味ライブっぽい中で展開されていきましたね。
キムソン」
「BILLYさんが演じた主人公・名無しはどんなキャラクターですか?
ビリー
「名無しといったらカオナシですよね、ジブリの。カオナシって珍しいじゃないですか。そもそも名前がない役柄っていうのはなかなかないと思うんですよね。どの映画でもどんな変な名前でも名前はあるじゃないですか。だから全然イメージができなかったんですよね。どういう服を着て、どういう髪型で、どういうしゃべり方をして、どんな性格をしてるのかなって。すごく難しい役作りでしたが、自分なりに解釈して魅力的なキャラクターにできたなと思っています。」
キムソン
「 思い出に残るエピソードを教えください。」
ビリー
「普通は監督以外にアクション監督っていうのがいるんですが、この作品にはアクション監督はいなくて。それをやったことがないのにやったんですよ。こういうふうに動いて、こういうふうにやってっていう展開を組み立てて『監督!どうですか』って。周りからもアクションがすごい良かったと言っていただけたので、そこが見どころのひとつかなと。
キムソン
「 劇中で使用されるBGMなどもBILLYさんが選ばれたと聞きました。
ビリー
「トータル的なプロデュースをさせていただいたので、その中の役作りとして、この人はこんなしゃべり方をするとか、この人は歯を真っ黒にしようとか。衣装もそうですし、髪型とか性格とか、そういう部分を全部自分が決めさせていただいたんですよね。そういった場面を演出する曲って重要だと思うんです。普段音楽を生み出しているアーティストとして、いい形で演出できたかなと思っています。
キムソン
「 『DeeDeeRAMONE』が提供した曲について教えてください。
ビリー
「亡くなって随分経ちましたね。今日もつけてる指輪ですが、これはDeeDeeからもらったお守りなんです。「おれがツアーでずっと持ってたやつだからお前に持っててほしい」って。こっちの指輪はDeeDeeの奥さんのバーバラから。すごく自分のこと気に入ってもらって、よくアメリカに呼んでもらったり、アメリカでライブがあるときは歌えって言ってステージに上げられたりして。そういう関係もあって、楽曲を3曲お前に歌ってほしいって言っていただいたんですよね。ライブではちょくちょくやってたんですけど、なかなか世の中にDeeDeeから提供してもらった楽曲を紹介する機会がなくて。『RAMONES』以外に提供されたのが自分しかいないってことなので、非常にいろんな意見もあったんですけど。そのひとつに『バグマン』っていう曲があるんです。今回映画を作るってなったとき、タイトル候補がいろいろあったんですが、生意気にどれも気に入らなくて。そんな時、“30億を狙って押し寄せてくる悪い奴ら”と“光があるところに集まる虫”というのが重なって、映画のタイトルは『バグズ』でいこうと。その時にこれはここで歌うべきなんだって直感的に思ったんです。ほんとにDeeDeeとの思い出はすごくたくさんあって。自分のおやじみたいな存在でした。」
キムソン
「 改めて注目してほしいポイントは?」
ビリー「DVDが今年の2月22日にリリースされます。3月19日から『GYAO!』など動画配信サービスで配信もスタートするので、そちらのほうもチェックしていただければと思いますね。」
キムソン
「 今後も映画に出る予定はありますか?」
ビリー
「実は・・・今年の夏にバグズ続編の撮影がクランクインします!」
キムソン
「 えぇ!? 次回作決定!?どんな内容なんですか?」
ビリー
「まだ脚本は上がってきていないんですが、キャスティングもほとんど総入れ替えになります。1以上の豪華キャストで、パワーアップ・・・何倍だろう? わからないけど、さらにぶっ飛んだ作品を楽しんでもらえるように考えています。」
キムソン
「盛りだくさんな2020年になりそうですね!今年の目標を教えてください。」
ビリー
「基本的には俳優ということではなくて、やっぱり『mil9』のヴォーカルとして活動してますから。北海道から九州まで全国ツアーをやりながら、この夏から撮影スタートという殺人的なスケジュールで、2020年は激熱な年にしようかなと思ってますね。」
キムソン
「エネルギッシュに駆け抜けるBILLYさんの原動力とは?」
ビリー 「いつ死ぬかわからないっていうことかな・・・。震災や災害もあって、東北も熊本も中国・四国の洪水になったときの場所も、常に足を運ばさせていただいて、物資を届けさせていただいて。目の当たりにしてやっぱり感じたことっていうのがあるんです。今を大事に、今やるっていう、そういうスタンスで生きたいなっていう。自分が今思っていることを、それが結果がどうであれ、やるっていうことが自分が生きている証だなって思います。それぞれみんな生き方はあると思うんですけど、絶対終わりはあるじゃないですか、全員ね。どれだけやったって、終わりになったときに良かったって思えないと思うんですよ、やり足りないなって思うはず。でもやり続けたいなって思っています。」
キムソン
「ライブの予定を教えてください。」
ビリー
「自分の地元を盛り上げるために『DRAGON FACTORY FESTIVAL』っていう野外フェスを開催しています。2015年に『稲川淳二』さんや『シーナ&ロケッツ』とか『misono』とかいろんなアーティストが集まってくれました。そこから5年経ちましたが、今年7月に自分の地元つるぎ町で復活させて2日間やろうかなと。今回は野外じゃなく、屋内で。伝説のバンド『BOØWY』の松井さんも決まりましたし、あと自分の大先輩で大好きなシンガー『大澤誉志幸』さんなど、豪華なアーティストたちが出演決定しています。『mil9』のホームページで調べていただければ正式なスケジュールも出ると思うので、そっちでチェックしてみてください。」
キムソン
「最後に、ファンへメッセージをお願いします。」
ビリー
「自分なんかが、みなさんに何を伝えられるのかわからないんですよ。だけど自分が何ができるかって思ったときに、一瞬でもいいから自分が発信してることで楽しんでもらえたらと思っています。そのために死ぬまで走り続けるので、一瞬でもいいので振り向いてもらえたらなと思いますね。よろしくお願いします。 」
次回作、そしてロックフェス開催など、2020年も止まらないBILLYさんから目が離せない!
『BUGS』
2月22日発売/5,500円
BUGSホームページ
問い合わせ dragonff69@gmail.com