2021/03/31 12:55
のりちゃん
心のストレス話してみよう!若者視点で相談に応じる”学生相談員”インタビュー【若者の悩み共有】
誰もが持つ、悩み。
その悩みは大小あって、すぐに解決できるものもあれば、引きずって心のストレスにしてしまうものもありますよね。
そんなときに、
誰かに話して楽になることって、あると思いませんか。
でも、家族や友達には話せない悩みだったら、どうしますか?
そんなときに、利用できるのが
「いのちの希望」の電話、メール相談。
「いのち」と聞くと、ちょっと重く感じがちですが
相談は、どんな些細なことでも大丈夫なんです!!
もちろん、お互いに匿名での相談です。
小さなストレス、心にひっかかっていること、不安なこと…
大きなストレスになる前でも相談できる頼りになる存在です。
「いのちの希望」に電話すると
徳島県自殺予防協会の相談員が、対応してくれます。
今回は、その中の活躍している大学生相談員に、話を聞いてきました!
●相談員になろうと思ったきっかけは何でしたか?
たまたま目にした冊子の【「いのちの希望」電話相談員養成講座募集】の記事を見て、興味を持ったのがきっかけです。若い人も多く命を絶っている事実と向き合い、自分にも何かできることがないかなと。
●実際、相談員は、どうですか?
最初は、社会人経験もないので、年配の方の悩み相談がきちんとできるか心配でしたが、わからないからこそ教えてもらうことで、心を開いてくれたり、相手も話しているうちに整理できたりと、いいこともありました。
また、SNSのことなど高齢の方では理解しにくいようなことも、子どもさんやお孫さんの考えはこうなんじゃないでしょうか?と、その世代のお話しもできています。
●相談されたことについて、深く考えすぎてしまうことはないのですか?
相談されたことについては、友達はもちろん、家族にも話せません。なので相談員同士で意見交換をしたり、アドバイスをしあったりして、情報や気持ちを共有しています。
一歩ここを出れば、もう相談されたことについては考えませんし、現実というか普段の学生生活に切り替えできて生活しています。
●ボランティアで続けられている理由はなんですか?
お電話いただく方は、小さな悩みから、深刻な悩みまでさまざまですが、一緒に悩みについて考えているうちに、その方の“次へのステップ”を感じることがあります。そんなときは、よかったなと思いますし、相談員としてのやりがいも感じていますね。
徳島県自殺予防協会の理事長にも
学生の相談員と「いのちの希望」の活動についてお聞きしました。
●孤独は、本当につらいと思います。そんなときに、少しでも話を聞いてもらえるだけで、道が開けることがあると思います。なにより、現状を悪化させないことが大切だと考えています。
●学生のような若者だからできることはあっても、若者だからできないことはあまりないと思っています。電話相談では、時には経験が邪魔をすることもあります。先入観を持たずに、話を聞くことができ、相手はそのまま受け止めてくれる温かさを感じてくれています。
相談できる場所があるということは、本当に大切なことですね。
「いのちの希望」は、
孤独の中にあって、助け、慰め、励ましを求めている一人ひとりに、よき隣人として、電話・メールという手段で自殺を予防することを目的とした活動を行っています。
【いのちの希望】
電話相談 tel.088-623-0444
(10:00~23:30)※年末年始を除く
メール相談はこちらをクリック!
相談無料/秘密厳守/掛け手・受け手匿名
県内には、約130名の登録相談員がいて、ボランティアでこのような活動をしてくれています。電話がつながりにくい場合もありますが、上手にこのような相談機関を利用してみましょう。
現在、無料アプリLINEを使った電話相談も準備中だそうです。
「いのちの希望」電話相談員養成講座について
相談員の講座に興味がある人は、18歳以上の方なら受講可能です。
受講したからといって、必ずしも相談員にならなくても大丈夫だそうです。
1年間40回/受講料3万円。前期(10~3月)の間なら、受講スタートできるそうです。詳しくは事務所までお問い合わせを。
いのちの希望 社会福祉法人 徳島県自殺予防協会 事務局
Tel.088-652-6171(祝祭日を除く月~金曜9:00~18:00)https://www.inochinokibou.or.jp/
不安なこと、心のストレス、悩み…
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社会福祉法人 徳島県自殺予防協会「いのちの希望」