2021/12/28 16:23
しょうすけ
【街ネタ】石井町出身の稲井良弥さんが、[DEEP☆KICK]第4代70kg級王者に!次に狙うは[RISE]のチャンピオンベルト。
那須川天心選手や武尊選手などの活躍もあって、認知度もグーンと上昇しているキックボクシング。2021年11月、石井町出身の稲井良弥さんが総合格闘技イベント『DEEP』のキック部門においてDEEP☆KICK第4代70kg級王者に輝いた。地元に帰省していた稲井さんに話を聞いたよ。
あわわ「稲井さんがキックボクシングを始めたきっかけは?」
稲井「中学生の時にボクシングをやっていたんですけど、徳島にもキックボクシングのジムがあることを知って。最初は興味本位で通ってたんですがドンドンのめり込んでいきました」。
あわわ「すぐにキックボクシングには順応できたんですか?」
稲井「ボクシングの基礎はキックボクシングにも活用できるので、転向してからは蹴りやパンチとのコンビネーションの練習を重点的にやりましたね」。
あわわ「その後、22歳で東京に活動の拠点を移すんですね」。
稲井「そうですね。那須川天心選手も所属している『TARGET』にお世話になることになりました」。
あわわ「11月の大会ではジムの方からは時期尚早と言われていたと聞きましたが」。
稲井「これまでの戦績は6戦6勝5KOなんですが、挑戦者決定トーナメント出場前の試合が唯一KOできなかった試合で代表やトレーナーからは反対されてました。階級も1つ上のクラスなので勝つのは難しいという判断だったのだと思います」。
あわわ「かなり説得したんですか?」
稲井「そうですね。自分では“できる”という自信はあったんですが、挑戦者決定トーナメントの最終一枠が空いていたので出場させてもらった感じです。そこからは約2カ月勝つために1日約7時間の練習を続けました」。
あわわ「トーナメントで勝利して挑戦権を得たわけですがチャンピオンとの対戦で対策はあったんですか?」
稲井「チャンピオンは35歳のベテランで2度目の防衛戦となる試合巧者だったので、ドローでは勝利できないから最初から攻めていこうとは思ってました」。
▲左フックのカウンターの後、一気にラッシュをかける稲井選手。
あわわ「1ラウンドTKOで勝利でしたが試合運びとしてはどうだったんですか?」
稲井「左フックのカウンターが効いたので、そこから倒しにいこうと。左フックの練習はずっとしていたので試合に活かせたのは良かったです」。
あわわ「TKOした瞬間は覚えてますか?」
稲井「嬉しいっていうのが一番でしたね。興奮もしていたし、大阪での大会だったので徳島からも100人以上の方が応援に来場してくれたので結果を残せて嬉しかったです」。
あわわ「2022年の目標は?」
稲井「那須川天心選手も出場している[RISE]のウェルター級(67.5kg級)でチャンピオンになることです」。
▲稲井良弥(いないりょうや)。25歳、178cm/69kg。
2022年、稲井さんの主戦場となる[RISE]は各団体のチャンピオンが参戦するキックボクシングの最高峰。試合中継もABEMAでリアルタイム放送されるよ。さらなる高みを目指して闘う稲井さんをぜひ応援しよう。