【街ネタ】あの人気ライブイベントが帰ってきた！　『若者たち2021』開催決定!! 追加アーティストは、四星球！（徳島市）

メジャーバンドの全国ツアーに組み込まれることも少なく、なかなかライブハウス文化が育ちにくい環境が長く続いている徳島県。だがチャットモンチー、四星球、米津玄師という全国的な知名度を確立したミュージシャンが誕生した土壌もある。そんな環境を草の根から打開しようと、徳島の老舗ライブハウス『club GRINDHOUSE 』が中心となり、2018年からスタートした徳島市中心部のライブハウスを巡るサーキット形式で実施された『若者たち』。第1回、第2回と盛り上がりを見せてきたライブイベントだったが新型コロナウイルスの感染拡大によって2020年は開催を見送り、オンライン配信という形で実施された。それから約1年、徳島のライブハウスは感染対策ガイドラインの遵守、入場キャパなど問題山積みで未だ通常営業できる状態とは程遠い。

そんなコロナ禍にあっても、地道に音楽活動を続け『club GRINDHOUSE 』に出演している若いバンドマンたちはライブに青春のすべてをぶつけて燃焼したいともがき続けている。若者たち実行委員会・実行委員長の長谷川洋星さんは「病気は怖い。感染症は怖い。今までこの街で確かに繋がれてきたバンド文化やライブハウス文化が途切れることだって同じぐらい怖い。だからこのイベントをやるんです」。

『club GRINDHOUSE 』を主に使用している地元の高校生・大学生バンドは、約2年ライブを実施できていないのが現状だ。ライブハウスに足を運んだことがない人でも「先輩が出演するから初めて来ました」「同級生が出演するので」といったキッカケでライブハウスの存在を知ることがコロナ禍以前はあった。「2年前まで精力的に活動していた大学生バンドは就活で活動休止、メンバーが高校1年生だったバンドは卒業で解散。これでは徳島からライブハウス文化の火が消えてしまうかもしれないんです」と長谷川さん。今回は感染対策の徹底、入場キャパの違いなどもあってサーキット形式ではなくホールでの開催となった。

ライブハウス文化のバトンを次世代に受け渡す、コロナによって止まっていたライブを復活させる。バンドマン、バンドを支えるファン、ライブ好きな人にとっての日常が『若者たち2021』から元に戻ることを願いたい！