2022/04/22 12:50
しょうすけ
【街ネタ/『レストラン&ラボ テイクサンド』(海部郡海陽町)】波の音がBGM、潮風もスパイスになる海沿いのレストラン。県南ドライブでぜひ立ち寄ろう!
徳島県最南端・海陽町で1970年に創業した地域密着型スーパー『ショッピング大黒』。一般的な野菜や果物、鮮魚や精肉、日用品のほかにオーガニックワイン、国内外から集められた自然食品など品揃えのワールドワイドさに驚かされる。そんな『ショッピング大黒』の三代目代表である岩崎さんがレストランをプロデュース。
国道55号線沿い。宍喰海岸に面したリゾート感あふれる『レストラン&ラボ テイクサンド』では、ニュージランド産グラスフェッドビーフ100%のパティを使うハンバーガー、天然真鯛や近海で水揚げされる鮮度抜群な白身魚を使ったフィッシュバーガー、約20種類あるデリ(惣菜)は単品オーダーのほかに「お任せデリプレート](900円~)もあり、無農薬米の酵素玄米・自家製ピタが選んでつけられるのでオススメ。岩崎さん曰く「『ショッピング大黒』では各地から集めた商品の販売とともに、作り手の想いも届けてきました。今度の『テイクサンド』では食の表現の場としての“レストラン”とオリジナル商品の創作や食を通じてのさまざまな活動をする場としての“ラボ”という2つの軸でやっていきます」。メニューは『テイクサンド』の料理長でフランスの星付きレストランでも修行した神保シェフが考案しているそう。
▲地元素材や世界中の食材を使ったバーガーがいただける。
牛スジを赤ワインで煮込んだラグーソースをたっぷり使った[阿波牛ラグーソースバーガー](イートイン1,320円、テイクアウト1,296円)をはじめ、ハンバーガーのバンズは海陽町の『海辺のパン工房Hana』のオリジナルだ。牛スジがゴロゴロ、そのうえグラスフェッドビーフ100%のパティと肉好き大満足間違いなし。
▲フィッシュバーガーをはじめ、各バーガーに使われるチーズはスイスのグリュエールチーズ。
こちらは[本日のフィッシュバーガー](ASK)。その日の仕入れで使用する白身魚が変わるので、こちらは足を運んでのお楽しみ。取材当日は鳴門産の真鯛だったので1,078円(イートイン、テイクアウト1,058円)。過去には室戸沖の金目鯛を使ったこともあったとか。
▲2階テラス席からの眺めも魅力だ。
バーガーと合わせて飲んでみて欲しいのが、ワイングラスで提供される海部川の源流域にある水神様を祀った轟神社の御神酒の純米酒[水波女命(みずはのめ)]の酒粕を使った自家製甘酒スパークリング(440円)。爽やかな酸味と炭酸のシュワシュワ感が同時に味わえて、甘酒の概念がガラッと変わる斬新なドリンクだ。
また毎日約20種類前後のデリ(惣菜)が150円から用意されている。こちらは四季折々の食材を使って日替わりで登場。その日のラインアップは黒板でチェックしよう。
メニュー構成も魅力的なのだが、宍喰海岸が一望できるテラス席からの眺めも抜群。波打ち際まで約5mと海がとっても近いから、波の音がBGM代わりというロケーションもGOOD。
また”満月ウィーク”と銘打って、満月までの1週間のみ神保シェフが腕を奮うディナーメニューと木村シニアソムリエがチョイスした珠玉のワインが味わえる夜の営業(ディナータイム)が実施される。アラカルトとワインをチョイスしてカジュアルに楽しむのも良し、コース(要予約)を楽しむのも可能だ。「人の営みも自然の一部で、季節や月のリズムとも密接に関わっていて。例えば農作物の栽培やワイン造りでも月の満ち欠けに合わせて行うものもあります。最近、忘れがちな季節感や月のリズムを満月ウィークの告知を見たらもうすぐ満月なんだなって思ってもらえたら嬉しいですね」と岩崎さん。満月ウィークの開催期間やイベントなどの情報はインスタグラムで更新されるよ!
レストラン&ラボ テイクサンド
- 住所/徳島県 海部郡海陽町 宍喰浦字松原219-1
- 電話/080-7303-2925
- 営業時間/ 木~日曜・祝日11:00~15:00(14:30ラストオーダー)、金・土曜・祝前18:00~22:00(21:30ラストオーダー)
備考/※あまべ牡蠣DAY、自然派こども食堂、ゲストシェフとのコラボ企画などイベントも多数(日時など詳しくは問い合わせを)
- 定休日/月、火、水 その他休業日/祝日の場合は営業、そのほか要問い合わせ
- 駐車場/あり(共有)