2022/09/01 09:00
しょうすけ
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【街ネタ/Murata Onigiri Stand.(ムラタ オニギリ スタンド)(吉野川市山川町)】日本人のソウルフード・おにぎりで米離れに歯止めを!お米屋さんの息子が手作りおにぎりの移動販売をスタート
吉野川市美郷の『中山間地域交流拠点施設 たねのや』で第2土曜日に開催されているイベント・TANE-ICHIや徳島市元町の空き店舗を活用したイベント・元町マーケットで、おにぎりを販売している『Murata Onigiri Stand.』。店主の村田さんは今年3月まで小学校の教員として勤務していた。なぜ、おにぎりを販売することになったのか? 「実家がお米屋さんというのもあるんですが、子どもたちと接しているうちに食の安全やお米離れの問題をなんとかできないかと考えておにぎり屋さんを開業してみようと思い立ちました」。
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▲笑顔が爽やかな村田さん。
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▲右から[しおむすび][えだ豆こんぶ][バタコン]。[えだ豆こんぶ]は村田さんが思った以上に好評で人気なのだとか。
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▲一つひとつ握って、包装も手作業。だいたい1日100個前後が作られる。
お米は徳島県産アキサカリ、おにぎりを握る際に使うのはフランス産天然塩、吉野川市美郷の特産である梅干しをはじめ、選りすぐった食材で1個1個丁寧におにぎりは作られている。さまざまな具材の組み合わせを試しながら、村田さんが納得したおにぎりは現在15種類。しっかりとした形を保ちながらも、食べるとふわっとお米の粒がほどけていくコンビニのおにぎりとはまったく違う代物だ。[しおむすび](160円)、[うめ](180円)、[しゃけほぐし](230円)といった馴染みのあるものから[えだ豆こんぶ](230円)や[バタコン](180円)といったオリジナリティ溢れるタイプまで幅広い。「ゴーヤチャンプルーなんてのもあるんですよ」と村田さん。8月からは火・水・木曜の6:30~9:30は鴨島駅前の『Bonbons Bubble Waffle』、金曜の7:00~8:30を美馬市脇町の『自家製小麦のお店mimori』の駐車場で間借り営業もスタート。定番も含む6~7種類が並ぶそうだ。
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▲取材日は鴨島駅前にて営業中。出勤や通学で鴨島駅を利用する人が購入することも多い。
ちょうど9月以降は新米の季節、風味や旨みも最高な状態のおにぎりに出会えるはずだ。「今はガス釜と電子ジャーを使っているのですが、ゆくゆくはガス釜だけで炊いてさらにおいしいおにぎりを提供したいです」と村田さん。イベント出店や営業日などはInstagramのストーリーズでチェックを。
●Bonbons Bubble Waffle
●自家製小麦のお店mimori