アワログのPV数アップに貢献するというより、もはや「これはワイのライフワークや!」とプロゴルファー猿のいっきょいで日々ネタ集めと取材しております、この徳島ミステリーハンター(以下、TMH)。
今日も元気にいっくよーーーー!!!!
本日追うのは、徳島市福島にある神社の伝説!!!
福島交番の真向かいにある、四所神社(ししょじんじゃ)。
どうも、のんのです。
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今日も元気にいっくよーーーー!!!!
本日追うのは、徳島市福島にある神社の伝説!!!
福島交番の真向かいにある、四所神社(ししょじんじゃ)。
今でも「福島の明神さん」という愛称で地域の人に親しまれている神社です。
この神社の成り立ちについて、とても不思議な伝承が残ってるとのことでやってきました。
お邪魔した日は、ちょうど夏祭りの日。
地域のみなさんから神様へ捧げるお酒など奉献の品々がたくさん祀られていました。
お話をお聞きしたのは、権禰宜(ごんねぎ・宮司の補佐役)の辻保雄さん。辻さんで十八代目になります。
徳島の神社庁で県内の神社の伝承をまとめる役割をしていて、若い世代の宮司さんに向けて古来の伝承を守り、伝えることを説いているそうです。
<四所神社の御由緒>
四所神社には、こんな伝承が残っているのです。
『島中神社在り狛犬の面赤らめばこの島滅亡なりとの予言事実となりて現われ、正直なる島守の家族は予言を信じて危難をのがれしも島民の多くは災難にあうと伝う』。
その昔、津田の沖に亀島(お亀千軒)という島がありました。
実際の亀島を描いた絵。
島には祠(ほこら)と2頭のシカがまつられていて、老夫婦が毎日詣でていたそうです。ある日、夫婦の夢に神様が現れて「祠の狛犬(こまいぬ)の顔が赤くなったら島が沈む。シカを連れて逃げよ」とお告げがあったそうです。
この話を聞いた若者がイタズラで狛犬の顔を赤く塗ったため、老夫婦は急いでシカを船に乗せて逃げました。
その晩、なんと本当に大津波が襲ってきて、島は沈んでしまいました。
命拾いした夫婦が逃げてきたのが今の福島あたりで、自分たちを救ってくれたシカを祀ったのがこの四所神社のはじまりと言われています。
寄贈された神鹿の絵。
明治時代に作られたとされる御由緒を書いたもの。
1,300年前の出来事とされていますが、寛政5年に編纂した「阿波史」にも載っている由緒正しき御由緒なんです。
つまり…蜂須賀公お墨付きの伝承…!!!
この亀島から持ち出したシカ(神鹿)は御正体(いわゆる御神体)とされていて、実は毎年10月28日に行われる例祭日のだんじりに乗せるとき、見ることができるんだそうです。
ただ今年はコロナの影響もあってだんじりを出すことはしないとのこと。コロナめ…!!!
本殿前に白い柵があり
ここに神鹿のレプリカがあります。
かわゆい。
四所という名前の由来もお聞きしました。
四所神社の源流は奈良・春日大社だそうで、分け御霊が祀られているのだそうです。
春日大社の祭神は「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」様、「経津主命(ふつぬしのみこと)」様、「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」様、そして「天美津玉照比売命(あめのみつたまてるひめのみこと)」様という四柱の神(4人の御柱の神様)であることから、「四所」という名前になったと言われています。
四所神社は、安宅に森家が率いた阿波の徳島藩の水軍・阿波水軍(あわすいぐん)の奥納屋の鎮守として、お殿様が乗る船の無事を祈る仕事をしていたそうです。
(そのため、この地域には船を造る職人がたくさんいたそうです。船を造らなくなったあと、その技術を活かして木工を生業とし、やがて遊山箱作りなど徳島の木工文化を盛り上げていくようになったそうです。すげー!)
蜂須賀家とのゆかりを示す、もうひとつの伝承に出会うのであります!
<四所神社の奇石伝説>
本堂に向かって左手側にある神馬堂。
ここに、石がふたつ置かれています。
そのうちのひとつは、キレイに真っ二つに割れています。
実はこの石、蜂須賀公が茶室を作るときに刀掛石(刀を掛ける棚の下に据えられる石。茶室に刀は持ち込めないのです)として親交のある四所神社のものを使おうと、境内にあった大きな石を持ってこさせたそうです。
ところが翌日、この石が真っ二つに割れていたそうです!!
「これは神様が石を持っていたことに対するお怒りの表れ」と、その日のうちに割れた石を神社に返しにきたという伝説が残っています。
もうひとつの石は、亀島から老夫婦が持ってきたシカ(神鹿)を神社ができるまで飛ばされないように押さえた石とされています。
ただの石じゃねーんですよ!!
<四所神社の御神木>
本殿横の天神社のそばに立つ、大きな大きな木。
これが神社の御神木である松の木。
本来は御神木というとケヤキ、クスノキ、イチョウなどが多く、樹齢1,000年を超えるものもあります。
ただ、松の木は樹齢が300年くらいと言われ、御神木になっていることはあまりないそう。
この松の木は推定350~400年くらいだそうです。
枯れる様子はなく、まだまだ元気で育ってくれそう。
ちなみに、「徳島市指定木第一号」の松でもあり、
昭和40年代に巣を作っていたことから「フクロウの木」とも言われています。
こちらの絵馬は、もちろん鹿!
開運したい…!
御守大好き。
授与所は神社の裏手にあります。
神様のお告げで連れて逃げたシカが由来の神社。。。
かなりアクセスもいい場所にあるので、ぜひ参拝してみてはいかがでしょう!
次回は、お亀千軒を探しに津田へ行ってきます!!!
ではまた!