2021/10/15 19:25
しょうすけ
【街ネタ】特産を使ったご当地サイダー誕生! サイダー片手に美波町を散策しよう!
『道の駅 日和佐』の産直館・物産館で、10月1日から美波町のご当地サイダー[美波の和サイダー 乙姫米・阿波晩茶](1本300円)が新発売! そのフレーバーとしてチョイスされたのが美波町産のコシヒカリ・乙姫米(節減対象農薬の使用と化学肥料の窒素成分量を5割以下に抑えて栽培された特別栽培米)、同じく美波町内でも製造されている世界でも珍しい乳酸菌を有した発酵茶・阿波晩茶。いったいどのような味わいなのか? 企画した美波町地域おこし協力隊の渡辺隼斗さんに開発秘話なども合わせて直撃!
ーーー渡辺さんは、どちらから美波町へ?
渡辺ーーー福島県出身です。
ーーー数ある自治体から美波町を選んだのは、またなぜ?
渡辺ーーー高校を卒業して就職したんですが、地元以外の場所で自分の力を試してみたいと思いまして、いろいろ探していたら目に入った美波町の名前の響き、美しい波ってどういうところか気になって2020年9月から『道の駅ひわさ』のスタッフとしてお世話になってます。
ーーー今回のご当地サイダーの企画はいつ頃からスタートしたんですか?
渡辺ーーー今年3月に美波町役場から『道の駅ひわさ』で販売する商品開発をやってみないか声をかけていただいて、企画書を提出したところからですね。
渡辺さんが着目したのが『道の駅 日和佐』を利用するお客さんの飲料購入が多いという点。美波町ならではのユニークなドリンクがあればドライブ途中の利用者の目に止まって購入してもらえるのでは? 特産のすだちを使ったサイダーはあるが、それ以外のサイダーはまだ徳島県には少ないというところからご当地サイダー開発が始まったそう。
ーーー乙姫米、阿波晩茶以外にも候補はあったんですか?
渡辺ーーー実は乙姫米、阿波晩茶、きゅうり、桜の4種類の試作を作ったんです。きゅうりは徳島県南部の特産ですし、桜は美波町の町花だったので。きゅうりは少し万人受けするには難しかったです。最初は地元の特産物を使用したサイダーにしたかったので、桜は見送ることにしました。
美波町ならではの素材を活用して誕生した[美波の和サイダー 乙姫米・阿波晩茶]。ほんのり甘く微炭酸で飲みやすい[美波の和サイダー 乙姫米]は瓶の底に乙姫米の米粉が沈殿するので、瓶を逆さまにしてゆっくり回転させてからいただこう。[美波の和サイダー 阿波晩茶]は阿波晩茶の香りと甘みが少なくキリッとした後味が特徴だ。現在は『道の駅 日和佐』で購入できるほか、美波町内のカフェや飲食店などでも取り扱ってもらう予定だとか。今後は「徳島県内の道の駅や産直市などへも販路を広げていきたい」と渡辺さん。
▲美波町のビュースポットと[美波の和サイダー]。これらの写真も渡辺さん自らが撮影。
四国第23番霊場・薬王寺をはじめ、”あわえ”と呼ばれる情緒満点な古い町並みや日和佐城、ウミガメが産卵に訪れる大浜海岸と散策スポットが点在する美波町。ぜひ[美波の和サイダー 乙姫米・阿波晩茶]を片手に、美波町を歩いてみよう!
▲[美波の和サイダー 乙姫米・阿波晩茶]は各3本計6本入りセット(1,900円)も販売中。
道の駅 日和佐
- 住所/ 海部郡美波町奥河内字寺前 493-6
- 電話/0884-77-2121
- 営業時間/9:00~17:30
- 定休日/ 無休
- 駐車場/ 57台