【2022年8月OPEN】fior di farina-最高の小麦粉-（フィオーレデファリーナ／阿波市吉野町）徳島県産小麦粉で丁寧に焼き上げた毎日食べたいパン

「安心でおいしい」をモットーに、徳島県産小麦で丁寧に焼き上げたパンが並ぶ小さなベーカリーが阿波市にオープン。

パンは日によって20～30種類が登場。基本の材料は美馬市脇町にある『はなみち農園』の小麦粉、平飼い卵、種子島洗糖、よつ葉乳製品、添加物のない食材、オーガニックの天然酵母。店主の高橋さんは以前腸セラピーのサロンを運営しており、ローフードマイスターの資格も保有。健康や美容に必要な体の仕組みを学んでいたこともあり、口にする食材への気づかいは並々ならない。

パン作りのきっかけは、自分の子どもに食べさせるため。「安心安全でおいしいものを」と自宅でパンを手づくりしているうちに『はなみち農園』の小麦粉に出会い、「国産や有機食材を当たり前にしていきたい」とイタリア語で「最高の小麦粉」を意味する『フィオーレデファリーナ』をスタートした。
最初は珈琲焙煎士と一緒に、丸パンを移動販売。徐々に種類が増えていき、『喜多野あんしん市』や『本物屋』で委託販売もはじめた。そして阿波市の共同オフィス「ART Village（アートビレッジ）」の一角、元ガレージだった場所を改装し、店舗をオープン。

パンは子どもでも食べやすい小ぶりサイズ。「いろいろなパンを食べきれる量でおいしく食べてもらいたい」という高橋さんの思いもある。

食パンは小麦の甘みを感じてもらうため砂糖は控えめにし、生クリームとバターを練りこんでリッチに。毎日食べたいパンだから、冷凍庫で保管しやすいサイズ感もうれしい。アルミホイルで巻いて冷凍しておけば、そのままトースターに入れて焼きたてを味わうことができるそう。

お昼ごろにお目見えするサンドイッチは食パンだったりバゲットだったり、その日によってさまざま。この日は食感の良い塩パン。中の具材ももちろん無添加食材で、体への気づかいもばっちり。
「今後はスムージーやスープなどパンと一緒に楽しめるものも提供していきたい」とのこと。季節の食材を使ったパンも登場するよ。