2020/08/28 09:25
のんの
【保存版】危機管理のプロ・自衛官ママに教えてもらった防災&減災ライフハック
どうも、のんのです。
先日、超景色のいいレストランで取材がありました。
そのとき絶景込みの自撮りしたら、ただの梅干しババアが写っていたっていう写真を置いておきますね。
なんで目ぇつぶってんの。
さて。
まもなく9月1日です。
9月1日といえば防災の日。
「台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、それらの災害に対処する心構えを準備するためとして、1960年に内閣の閣議了解により制定」されたそうです。
徳島県では数年前から南海トラフ巨大地震がいつ起こってもおかしくない状況だと備えが呼びかけられています。
地震もそうですが、最近多いのが豪雨災害。
「平成29年7月九州北部豪雨」「平成30年7月豪雨」「令和元年東日本台風」、そして今年に入って九州を襲った「7月豪雨」。
ここ数年起こったものだけでも、これだけあります。
各地の河川の氾濫や土砂崩れの甚大な被害は、他人事ではありません。
今年はまだ台風の発生が少ないですが、9月に入ってから上陸する可能性もありますし、また秋に大雨が降るはず。
今一度、災害に対する備えをしっかりと考えておく必要があります!
アワログ読者の中でも持ち出し袋や備蓄などをしている方も多いと思います。
特に子育て中のママさんたちは、自分だけでなく子どもの命と安全を守る!という思いから、いろいろな準備をされているでしょう。
そんなママさんたちに、危機管理のプロによるライフハック=「生き残るための知恵」の一部を伝授したいと思います!
危機管理のプロとは、自衛官!
まさに日本に危機が起こったときに最前線で働く方々です!
現役ママさんでもある自衛官さんに聞いた情報を、私が代理講師としてお伝えしますー!!!
よーし!危機管理の授業、開講!!!
これは見出しです。
玄関だけじゃない!/靴はいろんな場所に置いておく
特に地震が起こったとき、揺れがおさまったら建物の外へ逃げます
逃げるときに必要なもの、それは靴!
道路に割れたガラスなどが散乱しているかもしれないので、裸足では危険。
長靴がいいとも言われますが、動きやすい運動靴がよいでしょう。
ただし、靴=玄関に置くと思っていませんか?
地震が起きたとき、玄関にものが散乱して靴が下敷きになる可能性もあります。
なので、玄関はもちろん、寝室やベランダなど、家族で長く過ごす場所に靴を家族分置いておくといいでしょう。
ランドセルやリュックにイン/保護者の連絡先を書いた紙を入れる
災害発生したとき、子どもが親と一緒にいるとは限りません。
保育園や小学校などでいるときではなく通学中など一人でいて災害にあったとき、そして避難できたとき、さらに子ども自身がケータイを持っていないとき。
家族で集まる場所を作ってそこに行けたら一番ですが、それまで不安なときに子どもは親と連絡を取りたいと思うはず。
そのときに、子どもが親のケータイ番号を覚えているでしょうか?
大人の私ですら、自分以外の番号は覚えていません。。
そんなときのため、ランドセルや通園・通学リュック、習い事用バッグに両親・祖父母のケータイ番号と名前を書いた紙と小銭を入れておきましょう。
小銭は公衆電話用です。でも最近のお子さんって公衆電話を使ったことがないですよね。。
公衆電話を見つけたときに、こうやって使うと教えてもいいかもしれません。
一人で避難した場所で心細くいても、この紙を周りの大人に見せて連絡が取れたら、子どもも、なによりパパママが安心できますね。
余裕があればフエも入れているといいそうです。
子どもの声より大きく響くので、なにかあったときに周囲に知らせることができます。不審者予防にもなりそう。
こ
晴れの日とは限らない/持ち出し袋は防水処理をしておく
これ、聞いて目からウロコでした!
持ち出し袋を用意している人は多いと思いますが、雨が降ったら…?
リュックなど頑丈なものもありますが、意外と薄手のナップサック状のものも多いですよね。雨が降ると雨水が染み込み、中に入っているものが濡れる恐れがあります。
例えばタオル、大事なお薬、乾パンなど。。
濡れたら使えないものって多い!
そんな場合、持ち出し袋の内側に大きなビニール袋を入れて、その中に防災用品を入れると濡れないんです。
さらにタオル、医薬品などジャンル別にジップロックに入れておくと濡れない・圧縮される・取り出しやすいというメリットがあります。
ジップロックだと、なにを入れているかマジックで袋に書けるので、取り出すのが便利!
暗い中でも手探りで取り出せるというメリットもあります。すごい!
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10歳の子でもらくらく/空のリュックはおんぶ紐にもなる
赤ちゃんのいる家庭では、防災のためのリュックや備蓄におんぶ紐・抱っこ紐を入れている方が多いと思います。
でもお子さんが大きくなって、小学生以上ともなると持ってない、という場合がほとんどでしょう。
避難している中で、こけてケガをしたり足をくじいたりしたとき、小学校高学年の子でも痛みや不安で「抱っこしてほしい…」という場合があるそうです。
泣いている子どもを助けてあげたくても、荷物もあるし、なによりママひとりではおんぶも抱っこも難しい…。
そんな状況にならないとは限りません。
そんなときに役立つのが空のリュック。
空のリュックを逆さまにしてベルトを最大限伸ばして、普段なら肩にかける部分に子どもの太ももを入れておんぶしましょう。
これなら、女性であるママでも少し大きなお子さんでもおんぶすることができます。
おんぶしているので両手もふさがらず、荷物を持つこともできるんです。
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生きるためには必要/「親を待たずに逃げる」ことを教える
言葉だけ聞くと「え?」と思いますよね。
でもこれ命を守るにはとっても大事なことなんです。
東日本大震災のとき、親が迎えにくるのを待って被災した子どもや子どもを迎えに戻って被災した親御さんの話を聞いたそうです。大川小学校の話を知っている方も多いでしょう。。
そのときも「てんでんこ」という言葉で、それぞれが逃げることを昔から伝えられていたとニュースでもくり返し流れていました。
大きな地震があったら「とにかく高いところへ逃げる」ということ、親がいなければ近くの避難場所へ一人でも行くこと。
そして、揺れがおさまったら落ち合う場所(避難指定場所)を家族で共有して、落ち着いたらそこで会うことを約束する。
とにかく自分の命を守ること。それを最優先にするために伝えておくべきことだと思いました。
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普段の会話が身を守る/家族でいざというときの話を頻繁に
ハッと気づいたのが、お話してくれた自衛官さんは、いざというときに30分以内で家を出て基地に向かいます。
有事に家族を一緒にいられないのが当たり前なんです。
親の仕事を知っているから、ニュースや地震速報のときに「ママは行かなくていいの?」と言われるとおっしゃっていましたが、子どもを置いて仕事に行く気持ちや、見送るお子さんのことを考えると、こういう方々がいるから私たちは災害のときも食事やお風呂に入れるんだと思いました。
大事な仕事でそばにいられないからこそ、子どもさんが園や学校で防災訓練をしたと話してくれたときには「どんなことをした?」「どこに避難する?」など話し合うようにしているそうです。
これは、私たちでも大げさじゃなく普段からできることですね。
親が関心をもって聞くと、子どもも「こう思った」「自分はこうする」「ここで災害が起こったらどうすればいい?」など自分から考えたり提案してくれることもあるそうです。
なにげない会話で、またでかけているときに避難場所になっている中学校や施設があれば「ここの何階に逃げるんだよ」など話すことで、子どもの記憶にもしっかり残っていきます。
どうですか?
特殊なものや訓練ではなく、私たちが気をつけたり心がけたり、準備しておけるものばかりです。
防災の日をきっかけに、毎日の中で防災についてお子さんと、家族と考えてみてはいかがでしょう?
これにて閉講!
ではまた!