2020/11/23 09:00
あわわ編集部
【クラウドファンディング】「田んぼオーナー制度」から一宮町と稲作の魅力を広めたい!
こんにちは、みやちです!
みんな大好き
お米!!!!
最近、超本格的なお米作りをするSwitchのゲームが出て話題になってるの知ってますか??あれめっちゃみやちもやりたいんですよ。だって農水省のホームページが攻略本とか言われてるんやで。本格的すぎる…。みんな楽しい楽しい言うてるし…。
実は稲作ってまだ気づいてない人が多いだけですごい魅力的なんじゃない…?
ということで今回はそんな稲作の魅力を徳島から伝えるクラウドファンディングをご紹介します!
徳島・一宮町は隠れた米どころ!「田んぼオーナー制度」から一宮町と稲作の魅力を広めたい
徳島でお米を育て、徳島の自然を守り、街を守る。ぜひあなたのお力を貸してください。
プロジェクトのきっかけ
クラウドファンディングを仕掛けたのは徳島市一宮町で株式会社石井組という建設会社を経営している石井孝典さん。
【以下クラウドファンディングページより引用】
家は農家でもあり、長らくお米やブロッコリーを作ってきましたが、この先も継続的に一宮で農業をしていくため、会社の事業目的に農林業も加え、新たな一歩を踏み出そうとしています。
私が子どもの頃には、まだまだ多くの農家さんがあり、農繁期には多くの人が田畑に出て働いていました。また一宮は中世の頃より、徳島の街中の人々と、神山など豊かな山の恵み・鮎喰川の魚などの産物を結びつける市が開かれ、交易の場として栄えてきました。
街道沿いを中心に商店や人家も多く、賑わいもあったのですが、近年は過疎・高齢化が進み、商店は廃業し、空き家も増えてきました。特に若い世代は少なく、徳島市という行政区でありながら、地域の存続が危ぶまれるくらいです(その行政区ゆえに神山や上勝のような、抜本的なテコ入れがされないという側面があるかもしれません…)。
この一宮にもう一度賑わいを取り戻したい。そのために自分たちなら何ができるか?
それを考えたときに農家の長男として頭に浮かんだのはやはり「米作りの再興」でした。
一宮は神山の山中を源流とする鮎喰川が流れていますが、その水の多くは地表に現れず、伏流水となって地下を流れています。
その水は古来より名水とされ、染色や日本酒・味噌・醤油などの醸造にも使われてきました。
私たちはこの水を使って米作りをしています。だから一宮の米は旨い! …といっても根拠なしでは仕方ないので、食味分析に出したところ、普通に慣行栽培で作っているもの(コシヒカリ)でも80点前後の数字を得ています(H30・R1産)。徳島で初めて特A評価を得た品種(あきさかり)と同時に出しましたが、それと遜色ない数値でした。
もし良い水で旨い米が獲れる、徳島の米どころとして一宮が知られるようになれば、この地の農家の所得も改善するとともに、ここで農業をやってみよう・継いでみようとUIJターンする人も出てくるのではないかと思いました。
また直接移住までしなくとも、市内中心部からも車で30分程度であり、週末などに一宮産の農作物を買いにきたり、川や里山で生き物に触れたり、兼業や体験で田畑をしてみたり…という関係人口が増えてもいいのではと考えています。
また、建設業を営む者として、県内の河川工事などにも関わっていますが、近年の集中豪雨の増加など、災害対策としての水田の効用にも注目しています。
ダムや遊水地の建造には莫大な費用が必要ですが、水田の貯水機能がそれらの代わりを果たしてくれます。
さらに水を湛えた田んぼには多くの水棲生物が集まり、里山の食物連鎖・生態系のベースになるなど、水田は多くの価値を秘めています。
食生活の変化や輸入農産物に押される形で、米価は下落の一途をたどり離農に拍車をかけていますが、これら水田の本当の価値を知ってもらい、かつ美味しいお米、地元のお米を買って食べてもらうことで、街のみんな(人だけでなく虫も鳥もあらゆる生き物)が幸せになれるのではないかと思うのです。
それを実現する手法として、「徳島一宮・田んぼオーナー制度」を企画、今回クラウドファンディングでご協力をお願いすることに致しました。
街のあらゆるものが幸せになるために
【以下クラウドファンディングページより引用】
これら水田の本当の価値を知ってもらい、かつ美味しいお米、地元のお米を買って食べてもらうことを実現するためにはいくつかのハードルがあります。
・マンパワー不足
米価が下落し続けていることで、米農家を継ぐ人材が減っています。
現在の卸価格では中小規模の米農家では利益が出ないどころか、下手をすれば赤字の状態です。
私たちも兼業ゆえにどうにか維持できていますが、このままでは新たに米農家になろうという意欲的な人は現れず、日本の水稲文化は衰退し続けるでしょう。
・知名度不足
農産地として、一宮町はほとんど知名度がありません。面積として小さいこともありますが、行政区的に徳島市に含まれているため、一宮町という単位でとらえてもらえません。
隣接する神山町や佐那河内村は独立した行政区のため、農業・林業や移住政策といった部分でも様々な機関が取組み、補助があったりもしますが、一宮は完全ノーマークの忘れられた地です(笑)。
何か特長を押し出して、どんどん発信していくことが必要です。
・専門知識不足
上記の問題から、まったくと言っていいほど認知されていない一宮の米作り…
故に注目してくれる研究者、営農技術者なども見当たりません。
科学的に土壌や地理的条件から一宮の米は美味しい、こうすればもっと美味しくなる…
そんなアドバイスをしてくれるような方を私たちは求めています。
これらのハードルを一度にクリアすることは難しいですが、まずは1人でも多くの人に一宮では美味しい米が穫れると知ってもらうこと、また一宮の自然と水稲文化に触れてもらうことが必要だ、それが今の私たちにできる最初の一歩だ…と考えました。
田んぼオーナー制度
田んぼオーナー制度とは、田んぼの一定スペースを年間契約していただき、収穫後にお米をお渡しするという方式です。
実際の栽培管理は私たち地元の農家が行いますので(経過はニュースレターなどでご報告します)、直接農作業をしなくても「自分の田んぼ」を持つことが可能です。
お休みの日などは田んぼを見に来ていただくことも可能ですし、お子さんの自然体験・食育などにも良いかと思います。
現在は新型コロナウイルスの影響で、人が集まるイベントは難しいのですが、いずれは田植えや稲刈りといった体験イベントも開催したいと考えています。
この企画を通じ、一宮のお米の美味しさ、自然とのふれあいなど、色んな魅力を発見していただければと思います。
地元徳島の水田・水稲文化を地元の我々の手で守る。ぜひこのオーナー制度にご参加いただき、一宮の田んぼに足を運んで、自然に触れ、味わってみてください。
自身、徳島で生まれ育ち、仕事をさせてもらっている者として、街のためにできることを常に探しています。
良い街、良い自然、良い仕事を次の世代へ残して行きたいと思います。
徳島出身の方、お住まいの方、ご縁のある方、ぜひご支援をお願い致します。
支援の返礼品には一宮産米食べ比べセットなどがあり、お米好きさんは必見!田んぼオーナー1区画分もあるので、気になる方は下記のボタンからクラウドファンディングページを要チェックですよー!!!