2022/03/17 08:44
まいける
【とくしま病院ガイド2022-2023】とくしま医療トピックス/医療脱毛
体毛の問題は、当人にとっては非常に大きな存在。悩みや剃毛のわずらわしさから逃れるため、「脱毛」という選択肢をとる人も多くいますが、実は脱毛は本来、医療機関でしかできないということを知っていますか?
教えてくれるのは…
しらさぎ形成クリニック
木下 将人 院長
●日本美容外科学会専門医(JSAPS)
●日本形成外科学会専門医
医療脱毛とはー
あなたは[医療脱毛]ということばを聞いたことがありますか? [医療脱毛]は、医療用脱毛機器を使って行う脱毛のこと。じつは脱毛は医療行為なので、医療機関でしか受けられないという決まりがあります。平成13年11月8日付・医政医発第105号通知で「医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること」として、「用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為」が挙げられています。図1を見るとわかりやすいですね。
すなわち、「毛根を破壊し、毛が生えにくい状態にする医療機関での脱毛」と、ビューティーサロンでの施術は異なるもの。そのことをしっかり理解しておく必要があります。
どんな施術を行うの?ー
[医療脱毛]の施術も、レーザー照射であることに変わりはありません。大きな違いは、先にも述べた通り、医療機関での施術のため脱毛で用いるレーザーの照射パワーを強くできることです。施術後に肌トラブルが起きた場合にも、医師が常駐する医療機関なら安心して相談することができます。当院で使用しているのは 2種類のレーザーを搭載している[ジェントルマックスプロ]、[ジェントルレーズプロ]と呼ばれる医療脱毛機器。どちらもレーザーの照射前に冷却ガスで患部を冷やすことが可能なので、冷却ジェルなどを肌に塗る必要がなく、一年中快適な状態で脱毛の施術を受けることができます。また部位や体の状態に合わせて機器の使い分けができるので、細かい部分の施術も可能です。特に、黒色のメラニン色素に吸収されやすいレーザーと、皮膚の深部にまでエネルギーを届けようとするレーザーが搭載された[ジェントルマックスプロ]は太く濃い体毛にアプローチすることができ、ワキやVラインへの効果も期待できます。
▲ジェントルマックスプロ
治療の流れー
施術の前に、カウンセリングを実施し、医療脱毛が適しているかどうかを判断。適している場合には、レーザー照射、肌の冷却を行い、アフターケアや術後の経過について説明して終了となります。当院での医療脱毛は全身脱毛となっているため、2〜3カ月に一度の施術を6回通ってもらう必要があります(個人差があります)。
体毛に悩まされ続けないようにー
洋服で隠せる部分なら、季節によってはごまかしがきくものの、薄着になる季節には剃毛が欠かせないという人も多くいます。しかし剃毛による肌への負担、そして何より「体毛に悩まされる」という精神的ストレスが、脱毛で解消されるかもしれません。体毛のことで少しでも悩んでいるなら私たちに気軽に相談してみてください。
しらさぎ形成クリニック
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10:00~19:00 | ● | ● | ● | ✕ | ● | ● | ✕ |
※祝日は休診 ※医療脱毛は自由診療[全身パーフェクト(女性価格)6回40万8000円(平日限定)、髭脱毛6回
8万円・9回11万9700円]
徳島市東船場町1-6(パルプラザビル6F)
tel.088-602-7351
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※この記事は、『とくしま病院ガイド 2022春』から流用しています。掲載している情報は2022年3月1日現在のものです。法改正や社会情勢の変化により、料金などが変更される場合がありますのでご了承ください。