2022/02/18 09:07
まっつん
【今月の「あわわ」の表紙はこう出来上がった】「あわわ」表紙制作裏日記/2022年「あわわ3月号」
どうも、あわわ編集長のまっつんです!
最近マイカーのカーナビが不調です。
調べてみたところどうやら経年劣化と寒さが原因による不具合とのこと。
「なんだか人間みたいなやつだな~」
修理にお金はかかりそうですが、なんだかほっこり。
あっ!
でも寒さが原因なら、春になったら自然となおるのかな(笑)
そんななか今回の表紙ですが
春の到来を待ちわびるような期待感の膨らむデザインを目指してみました。
打ち合わせ
まっつん
カーリーさん! 来月号もよろしくお願いします。
今回のテーマは新生活と、塾と、美容企画と…。
デザイナー・カーリーさん
いつになくテーマが盛りだくさんですね。前回の2月号で2つのテーマを組み合わせてみましたが、どういう風にまとめていきましょうか?
まっつん
各々のビジュアルをたてると、ごちゃごちゃになってしまうので、今回は共通のキーワードを軸にデザインを考えたいと思っています。また、春号は例年華やかで爛漫なデザインになる傾向が強いと思うのですが、今回はキーワードをたたせるという意味でも、あえてシンプルな路線で!
デザイナー・カーリーさん
その方がいいと思います。共通のキーワードですか。何がいいですかね。僕自身春であまりウキウキした経験はないのですが(笑)一般的には新しいことが始まる高揚感であったり、フレッシュな気持ち、スタート感といったところでしょうか。
まっつん
その路線でいきたいですね。
デザイナー・カーリーさん
スタートを意識するビジュアルであれば、たとえば走っている人を中心に考えてデザインするとかですが、すべての企画と意味をマッチングさせるのが難しいですね。特に美容。
まっつん
読者がこの本を手にとるタイミングは2月の下旬。春に向けて準備段階なので、スタート直前というビジュアルの方がしっくりきます。たとえば、今はベンチに座っているけど、まさに立ち上がろうとしているとか。
デザイナー・カーリーさん
ニュアンスは伝わりましたが、イラストで表現するのが難しそうですね。。あと、コピーは入れるにしても読者にその意図が伝わりづらいかもしれませんね。
まっつん
なるほど~。いいアイデアだと思ったんですがね。
デザイナー・カーリーさん
「待つ」というイメージで広げていけば、もうちょっとでアイデアが出そうな気もするんですが。あと待つってなんでしょうね。私生活で考えたら、カップラーメンぐらいかな(笑)待つこと。
まっつん
贅沢をいえば「待つ」と「出発」を同時に連想させるなにかがあればいいんですが。
デザイナー・カーリーさん
あ! 思いつきましたよ。バス停とかどうですか? 「待つ」と「出発」同時にあらわせますし、人のイラストも映えると思います。
まっつん
それ名案ですね! ぜひそうしましょう。春号でバス停というビジュアルも斬新ですし、ほかとかぶらいないと思います。そしたらそれに合わせてコピー考えますね。あとで、メールします!
デザイナー・カーリーさん
はいお待ちしています!
ラフ確認
そしてあがってきた初回ラフがこちら!
まっつん
早速ありがとうございます!
今回もいい感じにまとめていただいて感謝します。
人のイラストなんかは、カーリーさんがいちからおこしてくれたんですか?
デザイナー・カーリーさん
さすがにいちからではないですが、ほぼほぼ自分でやりました。人のイラストは作ったりするときは、ポージングなどはありものを参考にすることが多いんですが、細かいパーツや表情なんかはそのときにのテーマやデザインに合わせて描いています。傘を持っているのは、雨上がりを表現したかったからですね。今はコロナ禍でいろいろありますが、きっと明るい未来はすぐそこまで来ているというメッセージです。
まっつん
なるほど!そうなんですね。女性の表情というか、おちついた立ち姿というか、そういったところが中面の企画とマッチしていると思います。ちなみに背景をブルーにしたポイントは? 寒色系は春の号のイメージがあまりありませんが。
デザイナー・カーリーさん
そうですね。今回の場合、これからのスタートをイメージさせる期待感を主人公からだしたかったので、それに合わせた色使いで描きました。黄色やピンク系の髪の色をたたせるのが、このブルーだったんです。ここからどうしていきましょうか?
まっつん
ビジュアルはかなり固まっているので、大きな変更はせず。あとは、僕が送ったコピーをどうしようかな~と。ひねりだしたつもりだったんですが、ちょっと狙いすぎたというか、自己満足に陥っちゃいそうなので、もう少しわかりやすいものに変更します。
デザイナー・カーリーさん
わかりました。それでは、お待ちしています!
完成した表紙!
そして、できあがった表紙がこちら。
ラフの段階からガラリと印象がかわりました。
ブルー系の背景もよかったのですが、どうしても冬っぽい印象になってしまうなという意見も多々あり
入稿直前で、わかばカラーに変更してもらいました。
まさにフレッシュ!
さらにカーリーさんのこだわりで、コートのシルエットなど微妙に変更しています。
ぜひ見比べて、違いを探してみてください。
そして、問題のコピーですが
「1冊まるごと春のスタート応援号」に変更しました。
今回の1冊が春のスタート応援号というバスになって、皆さんを理想の未来へご案内できればと思っています。
『あわわ2022年3月号』は現在発行中です。
ぜひ手にとってみてください。
それでは、次回の表紙もこうご期待。
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