2017/01/25 20:11
さいちゃん
10年連続「ミシュラン東京」の三ツ星に輝いたのは、徳島出身のあの方の店!
今朝テレビをつけると、
パナソニックの炊飯器のCMに見覚えのあるお顔が!
名誉あるある賞に輝かれた、徳島出身の方が登場していたのです。
その賞というのは…
世界で最も権威があるホテル・レストランの格付けガイドブック
『ミシュランガイド』。
アジア初の『ミシュラン東京ガイド』が2007年に発行された際、
見事に最高ランクの“三ツ星”を獲得したのが
『日本料理かんだ』でした。
そう!徳島市のご出身である料理人・神田裕行さんのお店です。
地元の徳島はこのビッグニュースに沸き、編集部でもインタビューをさせていただきました。
写真は当時の記事。
しかし、神田さんの快進撃はさらに続きます。
ここから毎年毎年、三ツ星に輝き続け…
そして今年度には“10年連続”という偉業を成し遂げられることに!
10年連続三ツ星というのは、日本でも4店のみ、
日本料理は『かんだ』のみだとか。
その神田さんにお話を伺いたいと打診したところ、お正月の帰省という貴重なお時間を割いていただき、インタビューにご対応いただけることとなりました。
—この度は、誠におめでとうございます。10年間続けて三ツ星というのは日本でも4店のみ、さらに日本料理のジャンルでは『かんだ』だけということですが、どういった点が評価されたかと思われますか?
【神田さん】ミシュランの審査は毎年あって、覆面調査員が例年何組か来店しているらしいのですが、(最終審査のために来店するフランス人以外は)私にはどなたがそうなのか知りえないんですよ。普段の仕事をしていただけでした。10年前、最初にミシュランから三ツ星をもらった時は、「日本料理はタイミングや作りたてが命。“おまかせ”というシステムが客と料理人との信頼関係で成り立つ、そういう剣道みたいな間合いの料理がしたい」と私が説明をしたのが評価されたと聞きました。そのモットーが、今も認め続けてもらっているのだと思います。
—今年度の受賞で何か変化はございましたか?
【神田さん】普段からご贔屓にしてくださっているお客様は、今回のことで特に驚かれた様子ではなかったです。しかし、昨年11月の授賞式は、アメリカの経済新聞[ザ・ウォール・ストリート・ジャーナル]など海外のメディアでも大きく取り上げてもらったので、外国の友人たちからたくさん連絡をもらいました。
※写真はミシュランから贈られたユニフォーム。胸元にあしらわれた三ツ星がポイント。
—『かんだ』では、徳島の食材が使われているのはもちろん、徳島の陶芸作家や藍染め作家の作品が飾られているそうですね。
【神田さん】[淡路のハモと池田町の松茸 すだち風味の銀餡](写真)など、料理には僕も大好きなすだちをよく使うんですよ。来店していただくお客様には、徳島のさまざまな魅力を伝えていけたらなと思っています。もちろん、徳島からのお客様も大歓迎ですよ。そして、上京して料理を学びたいという若者を募っています。ぜひとも『かんだ』の門を叩いてください。
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プロフィール
神田裕行(かんだ ひろゆき)
徳島市出身。1963年、日本料理を営んでいた家に生まれる。高校卒業後、大阪の日本料理店で修業をし、23歳でパリへ。現地の日本料理店『TOMO』をまかされた後、5年後に帰国。徳島市の老舗料理店『青柳』で腕を振るい、支店となった『赤坂basara』の立ち上げに参加。2004年に独立し、『かんだ』をオープン。2008年、ミシュラン星付き店の仲間5人とNPO法人『FUUDO』を結成。
インタビュー後、記念写真に応じてくださった気さくな神田さん^^
『かんだ』に数回食事へ行ったことのあるという弊社会長の坂田と、「いつか是非!」と『かんだ』への想いを募らせる筆者。