2019/04/03 10:09
さいちゃん
《徳島市/おやこ支援施設 ゆずりは》0歳児~・最大8時間の受け入れが可能な療育施設
新年度がスタートしましたね!
新2年生となる筆者の娘は、春休みの間も小学校敷地内の学童にて預かっていただいています。いろんな学年のお友だちと一緒に、宿題をして、お昼ご飯を食べて、室内で遊んだり、外でスポーツしたり。仕事を持つ親としては、このような施設で預かっていただけるのは本当にありがたい。おかげで安心して出勤ができるというものです。
しかし、娘の学童ではこの4月からの在籍児童数が過去最高の130名(!)となり、スペースも学童支援員さんの人手もまったく足りていない状態。。。
専業主婦世帯の数を、共働き世帯が上回ったのは90年代前半だそうです。
働くママさんが多くなっている今、希望をすればこどもを預けることができる体勢が早急に望まれています。
もうね、時は2020年目前、平成が終わるって時代ですよ。令和になるんですよ。子育て世帯をサポートする環境もどんどんアップデートしていかないとダメなんですよー!
注目を集めている待機児童の解消はもちろんの事ですが、さまざまな個性を持つお子さんの受け入れも重要な課題になっています。
そんな現状に一石を投じたのが、水頭症のお子さん(1歳8ヶ月)を育てている太田恵理子さん。
会社員として勤務していた太田さんは、妊娠6ヶ月の時にお腹の赤ちゃんが重度の水頭症であることが発覚。命すら危ぶまれていた赤ちゃんですが、無事に生まれてきてくれました。手術を重ねたり、療育施設に通ったりしながら、驚くべき成長を見せてくれたそうです。
(画像:太田さん提供)
しかし、お子さんの病気とはまた別の問題が。
出産・育児で一時的に仕事を離れた保護者なら、時期が来ればこどもを保育園に預け、職場復帰という流れですが、太田さんの場合はそれが難しくなったのです。
太田さんの息子さんは、頭からお腹まで管を通す手術を行っているため、体にチューブが入っている状態。一般的な保育園では預かりができないと断られてしまうことが多く、また、長時間利用ができるような療育施設にも空きがなかったそうなんです。
つまり、仕事を辞めざるを得なかった。
“保活”するだけでも大変なのにですよ、お子さんのご病気を抱えながら奔走されていたと思うと、本当に胸の詰まる思いです。
そんな状況の中、太田さんは一念発起。
「ないのなら、作ろう!」と、
0歳児~・最大8時間の受け入れが可能な療育施設『おやこ支援施設 ゆずりは』を4月1日に開所されたのです。
『ゆずりは』は療育施設では珍しい、0歳からの受け入れと、1日最大10名・10~15時(延長で9~17時)の長時間の受け入れが特徴。
理学療法士、作業療法士、保育士、精神保健福祉士、介護福祉士、看護士など資格を持ったスタッフが揃い、一人ひとりの個性や能力に合わせて、個別リハビリテーション(訓練)も提供します。
平屋の建物には、床暖房や各種こども用トイレを備え、快適に過ごせるよう工夫がされているのにも愛情を感じますね。
「息子の療育やリハビリを通じて、その素晴らしさに気付くことができました。同じような事情を持つご家庭の力になれたらと思っています」と話す太田恵理子さん(合同会社ハビリテ代表)。
入所手続きや利用料の確認(原則利用料の1割負担 ※世帯年収により上限金額設定有り)については、利用者が住んでいる自治体(障害福祉課など)が窓口になりますが、『ゆずりは』に興味がある方はまずは見学に行かれてはいかがでしょうか。
随時受け付けているので、まずは『ゆずりは』までお電話してみてください。
私も、『ゆずりは』さんの模擬支援DAYを見学させていただいたのですが、スタッフさんたちの明るい笑顔やチームプレー、そして、興味を持つ遊びに目をキラキラさせるこどもたちの様子が印象的でした。徳島にとって、なくてはならない施設になっていくと確信しました!
『ゆずりは』の様子は、太田さんがご自身のSNSで発信もされていますので、ぜひご覧になってみてくださいね^^
おやこ支援室 ゆずりは
- 住所/ 徳島市北矢三町 3-2-85
- 電話/-
- 営業時間/10:00~15:00(延長は9:00~17:00)
- 定休日/土、日、祝日
- 駐車場/あり