2018/04/27 09:00
あわわ編集部
徳島のシンガーソングライター・KEiがアルバム『阿波DANCING』をリリース!!
徳島県出身のシンガーソングライター・KEiさんが、ファーストアルバム『阿波DANCING』をリリース!
徳島在住で地元愛にあふれたKEiさんに、音楽のルーツやファーストアルバムのことを伺いました。
●シンガーソングライターであるKEiさんが音楽の道に進んだきっかけを教えてください。
音楽好きの母の影響です。3歳ぐらいからウォークマンで音楽を聴いていました。小さい頃からずっと常に音楽を聴く状況にいたのが大きいです。
ジャンルは主にJ-POPで、当時でいうと『世界に一つだけの花』とか。とにかく音楽をずっとテープで聴いていました。口ずさんだりするうちに「音楽をしたいな」と思うようになって。小さな頃の夢がずっと変わらずに今まで来た、という感じです。
●作詞作曲をするようになったのは、いつからですか。
はじめて作詞作曲したのは、小学6年生のときです。パッとフレーズが浮かんで、でも歌詞は書けないので、とりあえずメロディを頭にインプットして。曲をつくるソフトのことなど当時は分からなかったので、そのままずっと頭の中にフレーズを残していました。
「作曲をするなら楽譜だけではダメだ。コード進行を覚えよう!」と思って、小学校の時から習っているピアノの先生に「コードを教えてください」と言いに行ったんです。だから、本格的に作詞作曲に取り組んだのは中学2年生くらいからになると思います。小学6年生のときに頭の中に残しておいたフレーズを、実際ピアノで弾いてみたりしながら。
●夢を実現させて、この度『阿波DANCING』発売!! おめでとうございます! KEiさん初のCDリリースなんですね。
ありがとうございます!たまたまお声掛けしてくださった音楽プロデューサーの方がいて、僕は徳島が大好きだから、何か徳島を愛するような曲を作って歌ってみないかと。そんな提案が1年半前で、気づいたら無事に発売されていました。
●今回のアルバムには、学生時代から創りためた曲も入っているんでしょうか。
昔の曲であったり、最近つくった曲であったり、ミックスであったり…。
CDをつくるのも、レコーディングをするのも初めてだったので、自分の中ですごく葛藤というか、うまく歌えるのか本当にそれでいいのかとか…。作詞作曲が自分なので「本当にこの曲が認められるのか」とすごく不安があったんですが、つくり終わって振り返ると、徳島で作ったということもあるし、地元のお世話になっている人にも手伝ってもらったりとか、すごくいい思い出になっています。
●1曲目の『阿波DANCING』は「いかにも徳島!」といった楽しいタイトルですね。
僕は本当に徳島が好きなんです。それで作詞作曲を徳島の色に染めたんですけど、それだけではありきたりの曲になって、徳島らしさを演出できませんでした。そこで篠笛やら三味線やら阿波踊りの楽器をすべて取り入れてみたら、なんとか徳島の曲らしくなりました。
●すごく阿波弁がいっぱい入った曲ですよね。歌詞に出てくるおじいちゃんとおばあちゃんのお話は実体験ですか。
はい、実話ですね(笑)
●2曲目の『Fireworks』について教えてください。
これは、先日、阿南市の宝田花火大会の永年テーマソングに採用していただきました! 宝田花火大会は、ミュージックスターマインが有名なんです。昨年、宝田花火大会を見に行った時にサビのフレーズが浮かんで、余韻が冷めないその日のうちに完成させました。音楽に合わせて花火が上がるのをイメージしてつくったんですが、思い通りの曲に仕上がったかと思います。
●そうなんですね。スローテンポから入ったので全体的にゆったりと情緒的なイメージの曲なのかと思ったら、アップテンポで軽快な感じに変化していったので、そのギャップ・展開に引き込まれました。
個人的な意見ですが、花火は昔からの文化だと思うんです。そこで、「古(いにしえ)」というか、昔っぽいフレーズをどこかに入れたくて。曲のはじめにそういう言葉を選んで入れました。
●3曲目の『君にありがとう』は特に思い入れがある曲だと聞いたのですが。
中学生の時、作詞が苦手だった僕に「本を読むといいよ」って本をプレゼントしてくれた親友がいて、その子のお陰で作詞もできるようになりました。この曲は僕が初めて作った曲っていうこともあって、その子にはサプライズで、つくった翌日聴かせようと思ったんです。その子は前々から重い病気を抱えていたんですけど、少しでも「病気を治す薬」になればいいなと思って。でもその翌日に亡くなってしまったんですよね。
結局、曲は聴かせられないまま。それにまだ「ありがとう」を言えてなかったので、すごく悔みました。それから曲名を『君にありがとう』に変えて、歌詞を当時伝えることができなかった「感謝の言葉」に改めて書き直して、天国へ一緒に持っていってもらいました。
KEiのオリジンを築いてくれた親友がいなければ、今の自分は存在していないと思うし、今でも感謝のキモチでいっぱいです。それで僕の中ではとても大切な曲なんです。
●それで『君にありがとう』の歌詞カードだけが直筆の歌詞でイラスト仕様になっているんですね。
そうなんです。個人的な感情で申し訳ないんですが、直筆にしたかったんです。それにこのイラストは、「素直になるスタンプ」というLINEスタンプ作者でとても有名な いつきゆうさんに特別に書き下ろしていただきました。もー、イメージがピッタリで、感謝ですね。それに、純粋無垢なこども達の声がどうしても曲の最後に欲しかったので、徳島少年少女合唱団の方々に参加を依頼したら、快諾してくれて。これも感謝です。
●できるだけ徳島の人で制作したんですね。
そうなんです!!だから、『星になれたなら』は、小松島市出身で徳島を代表するギタリストの堀尾和孝さんとコラボしたくてずっとお願いしていたら、プロデューサーが堀尾和孝さんと僕をセッティングしてくれました。堀尾さんの魅力溢れる編曲にしていただきました。
●徳島に続いて、5月15日に全国リリースですね。
はい。このアルバムは、小さい子からおじいちゃんおばあちゃんまで、老若男女だれもが聴ける曲が集まっています。ぜひ聴いてください!
阿波DANCING (1,500円+税)
01 阿波DANCING ~けんけん、うるさいけん!~
02 Fireworks
03 君にありがとう
04 Daisy
05 星になれたなら
徳島県のCDショップなどで販売中
発売日:2018/05/15
品番:BLMT-0001
レーベル:BLUEMOTION
KEi(ケイ)
【プロフィール】
徳島県阿南市生まれ。シンガーソングライター。幼い頃から音楽に親しみ、徳島県立阿南工業高等学校在学中に本格的に音楽活動をスタート。地元有名企業で5年間勤務した後、音楽プロデューサーの助言で、プロのシンガーソングライターの道を歩み始める。徳島発『阿波DANCING』は 4月2日配信+徳島県内先行CD発売。5月15日CD全国発売決定。
2008年:徳島県人権コンクール作詞・作曲部門で優秀賞を受賞。
2011年:四国放送公開オーディション番組「スターへの道」で準チャンピオン。
2018年:『Fireworks』」が阿南市宝田花火大会の公式永年テーマソングに採用される。
KEi 公式Twitter @KEi_Geranium
KEi 公式LINE @keigeranium
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3曲目『君にありがとう』の歌詞カードを担当
「いつきゆう」さんプロフィール
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大人気LINEスタンプ「素直になるスタンプ」の作者。
4月14日に、最新のイラスト画集「また、きみを好きになる」を発売。