スイーツをこよなく愛する徳島県民のみなさんが今注目しているスイーツショップのひとつといえば、こちら。
石井町にオープンしたフルーツサンド専門店『サクラ青果店』。

取材日もオープン1時間前（朝9時！）からお客さんが並びはじめるという、注目度の高さを実感しました。

美しく並ぶきらびやかなフルーツサンド。
いちご、バナナ、ミックスなどのフルーツ入りのサンドイッチ（各500円～）と、クリームのみのサンドイッチ（400円）が併せて10種類ほど。

この日は季節商品の柿、その名も「画期的な柿」（名づけ親は工場長。ほかにも遊び心ある名前がついてた！）もありました。

青果のプロが目利きした市場直送のフルーツを使用。
徳島産のいちごなど新鮮でおいしいフルーツを、甘さを抑えてミルク感を出したオリジナルブレンドのクリームとしっとり口あたりのいい食パンでサンド。

クリームの評判が良く、要望に応えてクリームのみ（300円、パンの耳1袋付き）も販売。

フルーツサンドについているロゴの「サ」はシールになっていて、20個集めるとサンドイッチが1個無料になるうれしいサービスもあるよ。

ほしいフルーツサンドをショーケースからとって、お金を払って袋詰めまですべて自分で行う、というセルフ方式にも対応できるようなスタイルで運営。

現在はたくさんのお客さんで混みあっていたり、贈答用の予約希望がたくさん寄せられていることもあって、袋詰めとお会計はスタッフさんが対応。

無人販売ではないけれど、セルフでも販売できるように作られているのは、非接触で商品を購入できるというコロナ禍でも安心なお店…というのはもちろんのこと、それだけではなく。

サクラ青果店の目的はお店のスタッフを減らして、その分、別の場所に人を配置できるようにすること。
別の場所というのが、収穫期で忙しい農家さんのところ。
せっかくおいしく実っても傷があったり形がいびつなフルーツは出荷されることなく、もちろん市場に出ることもなく、誰の口にも入らずに廃棄されてしまう。味や品質は変わらないのに。

そんな、これまで市場に出まわらなかったフルーツを直接農家さんのところに出向いて買い付けし、加工して消費者まで届けたい。生産者さんが丹精込めて育てたフルーツに新しい価値を生み出せるように、と少しずつこういった取り組みを進めていく予定とのこと。

ひとつひとつのフルーツサンドにたくさんの人の思いが込められているのです。

売り切れ必至のフルーツサンドは朝10時とお昼1時の1日2回入荷（入荷から1時間程度で完売するそう）。
お店は「男性1人でも気軽に買いに来られるように」とデザインされていて、テイクアウトからあげの『かたに商店』や24時間販売の冷凍餃子『餃子香月』とも隣接。
食事からデザートまでをカバーしています。

また手土産に利用されることも多いから、季節のイベントなどに合わせた限定商品もいろいろ登場予定なので、楽しみにお待ちを。