2020/11/06 11:21
あわわ編集部
育児ドラマと、親と子どものための食育&料理教室『cotocoto~コトコト~』さんの話
どうも、7歳児ママのさいちゃんです。
さて、ママの皆さん、連ドラとか見てますか?
やっぱり子どもが生まれてからは難しい?
子どもを寝かしつけてから、と思っても、、、
夕ご飯の後片付けに、洗濯の部屋干し、明日のお弁当の仕込み、園や小学校の持ち物の準備などなど、夜は夜でやることいっぱい。乳児ママなら、赤ちゃんとの入浴でまともに洗髪もできず、1人でシャワーを浴び直すなんて方もいらっしゃるのでは?
そうこうしている間に、小さい子なら夜泣きはするし、「ママ、おしっこー!」なんて起きてくるしね、もうマジで、ドラマなんて見てられないんっすよ!
明日の育児に備えて寝ておかなきゃ倒れるしね!
そんなこんなで、トレンディーなドラマから7年は遠のいていた私ですが、最近は「娘の習い事を待っている間に、車の中でDVDを観る」という方法を編み出しました(ドヤ顔)。今まで気になっていた7年分の連ドラを片っ端から見ている最中です。
なのにですよ、やっぱり、親子モノの作品ばっかり見ちゃうんですね。
まずは、基本中の基本、産婦人科を舞台にした医療ドラマ「コウノドリ」。
切迫早産、不妊治療、緊急帝王切開、妊婦のドクターヘリ搬送、産後うつ、新生児の集中治療室などなど、もう、一話一話を号泣しながら見ております!
それ以上に号泣できるのが、実親から虐待を受ける小1の女の子を救おうと、自分が母親となって戦う小学校教諭を描いた「マザー」。
芦田愛菜ちゃんの真に迫る演技で有名なドラマですが、もう、見ていて胃が痛くなるほどの展開! しかし、「母性とは何ぞや」と考えさせられる深い深いストーリーなんですね。
一方、同じ小学校が舞台でも、中学受験をコミカルに描いた「下克上受験」は、明るく笑える作品です。子どもとともに頑張るパパの姿が本当に素晴らしい!
そして、お受験と言えばコレ。
有名小学校の“お受験”をテーマに、幼稚園でのママ同士の争いを描いた「マザーズゲーム」。子どもというより、ママ友いじめ・派閥、ママの夜のバイト、姑問題、夫のパワハラなどなど、ママを取り巻く問題(?)を軸に展開されていきます。
第何話かで、安達祐実ちゃん演じるママが、モラハラ夫に浮気をされ続け、子どものトラブルも重なって泣いているところを、娘のサッカーコーチである上地雄輔が優しく包み込む・・・そして二人は惹かれあっていく・・・という話がありまして、「きゃ~、こんなコーチなら惚れてまうやろ~」と、一人でキュンキュンしつつ、自分の娘はサッカーなんて1ミリも興味がないことを思い出した私でした。
しーかし!
スポーツに興味がないうちの娘ですが、今、意欲を燃やしているのが「お料理教室」。
こども向けのお料理教室って徳島ではあまり見かけないのですが、実は今年、“親と子どものための食育&料理教室”である『cotocoto~コトコト~』さんが本格スタートをしたのです。娘は子ども料理教室の部でお世話になっております。
教えてくれるのは、笑顔が素敵な元木美咲先生。
管理栄養士、栄養教諭一種、フードコーディネーター、キッズキッチンインストラクターという肩書きをお持ちなのに加え、小学校や保育所の栄養士として9年間勤務をし、プライベートでは4歳と10ヶ月の2児のママである元木さん。子どもの気持ち、そして子育て中のママの気持ちをものすごく理解してくださるんです!
『cotocoto』さんでは、離乳食や幼児食、妊婦食、防災食などさまざまなテーマに基づいた講座を行っておりますが、いずれも“テクニック”を伝授してもらうというよりは、食の楽しさ・大切さといった根本的な部分に触れることができる教室だなと感じています。
娘がお邪魔している「子ども料理教室」シリーズ。最初に参加した時は「お米・お月見」がテーマの回だったんですが、お米の素晴らしさや、基本となる研ぎ方についても学びつつ、「おにぎり」がテーマの絵本を読んでもらったり、おにぎり&お団子を楽しく作って、みんなで食べたりと、それは楽しい時間を過ごしたようです。
↑
参加者は未就学児や小学生たち。なのに、保護者の付き添いはナシでOK。こどもたちは元木先生が大好きすぎるので、邪魔者(ママ)がいない方が集中できるみたいです(笑。
ちなみに、二回目に参加したときのテーマは「いも・ハロウィン」。サツマイモなどの種類・性質についてテキストを使って学んだり、ダンスをしたり、仕上がったお菓子をパーティーっぽく食べたりして、そりゃもう最高だったようです。
三回目の時は「ダシ・うどん」。イチからうどんをコネコネと作るのは楽しかったようですが、それだけではありません。家では私が見せることすらしていなかった「ダシをとる前の昆布」や「切る前のネギ」に触れて、匂いをかいで、食材への興味を引き出してもらった娘。今までは絶対に「ネギ抜きのうどん」しか食べなかったのに、自らネギをトッピングする姿を見て、もう、ビックリするやら嬉しいやら。
そんな『cotocoto』さんの講座ですが、テーマや開催場所、スケジュールなどなど、気になる方はブログをご参照ください♪
https://ameblo.jp/cotocoto2018/
さてさて、そんなプロフェショナルな元木美咲先生に、
ワイヤーママ11月号の「隣のママの“ちょいテク”拝見」コラムにもご登場をいただきました。
紹介していただいたのは、元木先生が実践していらっしゃる「スムーズな朝ご飯&夕ご飯」。
誌面に盛り込みきれなかった詳細も含め、下記にまとめさせていただきました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■夕ご飯編 ~夕食までの時間をお菓子に頼らないテクニック~
【1】家にお菓子をなるべく置かない
お菓子を食べるのは特別な日やお友達が遊びにきた時などに限定して、できるだけ普段から買わないようにしています。特に夕食前に食べると影響大。普段からお菓子がない環境にしておくと、自然と野菜を食べる身体に変わります。もし夕飯前におやつを出すとすれば、せめて“食べる煮干し”やナッツ類などにしましょう。甘いものは中毒性が高いので…。そして、スーパーなどの買い物でお菓子をねだられてしまった場合は、キャンディチーズなど小包装のものや、添加物が少ないものを買いましょう。どうしても甘いものを買ってあげる場合は、少量のものを選び、その日で食べ切るのが良いでしょう。
【2】料理を手伝ってもらう
共働きだったり、きょうだいが習い事をしていたりと、夕食を家族全員で食べることが難しい時代です。帰りの遅いパパを待っていたら、こどもは腹ペコですしね。おにぎりやチーズなどで紛らせても、どうしてもお腹が空いた場合…我が家では、こどもが乗り気であれば、料理を手伝ってもらいます。野菜を洗ってもらったり、卵をといたり、その日その日でしたいものをとりあえずやらせています。(汚れる作業など)ママがストレスになりそうなことは、本当はなるべくして欲しくないですが、それも思い切ってさせてあげることで、こどもの料理が上手になります。ママが料理をするのを、こどもが側で見るだけでも上達具合が違いますよ。ただ、本当にママが疲れている時は無理をしなくてもOK。そんな時はお手伝いの申し出はきちんと断り、次の日に必ずさせてあげるようにしています。
【3】出来たて、作りたてを食べる
我が家では“こうあるべき”に縛られないようにしています。夕飯は特に、まだ何もおかずを作れていない状態で「お腹がすいた」と言われることが多いので、出来上がったそばから、味見がてらに食べてもらいます。これでわかったことは、「出来たては、何でも美味しい」こと。そして、こどもが味見して塩加減をアドバイスしてくれたりするのでさらに会話が広がりますし、「自分で味付けした!」と、こどもも自信をつけます。結果、野菜は(味見がてら)先に食べることができ、肉などの好きな食べ物をゆっくり座って堪能する、ということができるんですね。
【4】子どもと食の話をする
「今日の給食何だった?」「これが美味しかった!」など、親が知らない“こどもだけが食べた味の感想”のほかに、「ママもこれ美味しそうだから作ったよ」「ママはこれ食べたいんよ」など、ママ主観の食の話もしてみてください。そして、「次はこれ作ろうか?」「冷蔵庫に入っている食材でアレを作ろう!」など、さらに子どもと食の話を広げることで、夕食の支度を“苦”ではなく“楽”になるような時間にしています。そうすると例えば、野菜炒めを作っていたら、「ほなカレー味にすれば良いんじゃない?」など子どもからアイデアが浮かんで、それが意外と美味しかったり、逆に、イマイチの味付けでも、その時の料理を楽しんでいます。
■朝ご飯編 ~朝ごはんをスムーズに進めるテクニック~
【1】一皿で栄養バランスの良い料理を
具だくさんのおじや、野菜入り卵焼きを挟んだサンドイッチ、ヨーグルトにシリアルとフルーツをのせるなど…一皿にたくさんの食材を使うよう心がけています。さらに、忙しい朝はなるべく食器や調理器具を増やしたくないので、最小限にする努力も。例えば、おにぎりはラップで作り、具だくさんの味噌汁を紙コップで提供するとかですね。洗い物ができなくて、帰宅した時の山積みの洗い物でストレスを感じるよりも、使い捨て容器を割り切って使う、食洗機を活用するなど、ママの家事ストレスを最小限に抑えるのもありです。ちなみに、写真は我が家の“紙コップスープ”です。わかめスープの素を紙コップに入れておき、コンロの鍋で冷凍のほうれん草や油揚げ、コーンなどを入れ加熱して、紙コップに注ぎます。また、残った鍋の具材は、夕飯用に豆腐などを追加して中華スープや味噌汁に味を変えてもいいですよね。ほか、スープにうどんや冷凍ご飯を入れておじやにしても、早く食べられるので朝ご飯向きですよ。
【2】冷凍庫を上手につかう
ポイントは、わざわざ作りおきするために料理をするのではなく、料理をしたときの余りを冷凍する、という点。例えば、毎朝フルーツをむくのは面倒ですので、(時間があるとき)フルーツを食べるときに多めに、かつ小さめに切って、1食分ずつに分け、密閉できる容器や袋に入れて、冷蔵や冷凍をします。冷凍の場合は、そのまま解凍すると美味しくないので、凍ったままスムージーやそのままヨーグルトに入れてみてください。サンドイッチは、(時間があるときに)余分に作っておき、1個ずつをラップでピッタリとくるんで冷凍しておくと、自然解凍で食べられます。ただし、冷凍に向いているのはハムとチーズのみ。レタスやキャベツなどの葉物野菜、ゆで卵も冷凍には向いておらず、食感がパサパサ、べちゃべちゃになるのでご注意を。ご飯は、冷凍するときに平らな四角にしておくと、解凍すれば“おにぎらず”がスムーズに作れます(写真の“おにぎらず”の具は、きんぴらと鮭)。
【3】朝食に取り入れやすいたんぱく質(卵、豆製品、小魚類、乳製品)を活用
●卵→目玉焼き(溶かずにフライパンに直接入れて焼くだけ)、ゆで卵(前日の夕食で作っておくと楽)
●豆製品→納豆・豆腐・ゆで豆・豆乳(そのまま使える)
●小魚類→ちりめん・食べる煮干し(手軽にカルシウムが取れる)
●乳製品→牛乳・ヨーグルト(これもそのまま使える)
上記のような食材は、朝食にこそ手軽に取り入れることができます。
手軽に栄養バランスをアップできればうれしいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
さて、元木さんの“ちょいテク”はいかがでしたか?
今日からでも早速取り入れてみてくださいね。
親子で楽しい食卓を囲んで、寒い冬も元気に乗り切りたいですね^^