2022/11/01 10:00
しげさん
今年も秋どりトマトの季節がやってきた! 『Tファームいしい トマト直売所』が営業開始
2017年3月から石井町で圃場を展開している『Tファームいしい』は次世代型スマート農業技術と、土を使わないロックウール栽培を駆使して約10,000㎡の施設でトマトの生産を行い、関西方面を中心に出荷している会社です。
施設を案内してくれたのは、若き社長の小岩井和起さんと取締役の柿坪俊彦さん。お2人のトマト栽培への知識は半端ないです。
写真左:柿坪俊彦さん 写真右:小岩井和起さん
冒頭に書かせていただいた“次世代型スマート農業技術”とは、ハウス内外の温度や湿度といった環境データを計測し、その集められたデータをもとに管理方法を決定することでトマトがおいしく育つ最適な環境を作る農業技術です。そして、ロックウールと言われる培地資材に苗を定植し、肥料成分を加えた養液で栽培するので、圃場で土を使うことなく、びっくりするほど清潔さが保たれています。
センサーが収集したデータはグラフになって見える化
その『Tファームいしい』が圃場に隣接したスペースで直売所を開始したのは昨年のこと。近所の人から「トマト売ってくれんで?」と言われていたこともあり、のれんを立てて販売したのをきっかけに、口コミから徐々に地域の人たちへと広がりをみせていました。『Tファームいしい』の収穫シーズンは11月~7月。ちょうど露地栽培のトマトがなくなる時期においしいトマトが直売という販売方法でお値打ち価格で購入できるのが魅力ですよね。
栽培している品種のメインは大玉トマトの[桃太郎ホープ]と中玉トマトの[フルティカ]。桃太郎という品種名を聞いてもピンと来ない人もいるかもしれませんが、スーパーで見かける一般的なトマトはこの桃太郎が多いんです。そんな桃太郎の中でもいろいろな品種があって、この桃太郎ホープの特長は、すぐれた低温伸長性。ようするに寒い時期にもよく成長してトマトが収穫できるんです。しっかりした甘みと酸味とのバランスも良いと言われています。
みずみずしい桃太郎ホープ
フルティカは高糖度の中玉トマト。果皮は薄くて食べやすく、果肉が滑らかなのが特長です。
濃密な赤みが食欲をそそるフルティカ
7月に役目を終えた枝茎の撤収が行われ、8月中頃には新しいトマト苗のロックウールへの定植がされました。
一般的な露地栽培ではトマトの枝茎は支柱に誘引しますが、こちらではハウスの梁から吊り下げられた誘引紐で吊り下げます。この方法を用いてトマトの枝茎が伸びたら吊り下げ位置をずらすことを繰り返しシーズン中ずっと収穫することができるんです。
網かごのように見えているのが誘引位置をずらして下ろされたトマトの枝茎。長さはなんと最長5メートルにも!
約1年成長し、シーズン中にたわわに実を着けたトマトの枝茎は、役目を終えた7月に撤収され、8月に新しい苗の定植がスタートします。
夏の盛りの暑い時期、ハウス内での作業は大変ですが、おいしいトマトを消費者に届けるために頑張っておられます。
次世代型スマート農業と人による愛情込めた栽培によりぐんぐん成長を続け、10月に入り今シーズン最初のトマトが色づきはじめました。
いつみても清潔でほれぼれする施設です。農業にはさまざまな方法があり、就農を目指す人たちにとっても選択の幅が広がっていますね。
というわけで!『Tファームいしい トマト直売所』は2022年11月1日(火)より今シーズンの営業を開始します!
一般的な流通では規格外となってしまう超大玉の[桃太郎ホープ]や[フルティカ]がリーズナブルな価格で買えちゃいます。箱買いするもよし、バラ買いするもよしです。
※箱買いの場合、箱代が別途100円かかるので、箱やエコバックを持参するとお得ですよ!
おいしい、真っ赤なトマトでこれからのシーズンもさわやかな夏を感じよう。
この『トマト直売所』が立っているときが直売所営業中の目印です!
【あわわのアプリ限定クーポン】
4㎏箱 1,500円(箱代100円別途)から100円引き
※他クーポンと併用不可
Tファームいしい トマト直売所
- 住所/ 名西郡石井町石井字石井 2144-3
- 電話/088-660-5835
- 営業時間/ 10:00~16:00
備考/トマト直売所の『のぼり』が立っているときが営業中
- 定休日/日
- 駐車場/有