2022/11/01 13:00
まっつん
11月3日(水・祝)徳島大学蔵本キャンパスで開催! 大学生と高校生が合同で取り組む「腰痛アイデアコンテスト」
『徳島大学蔵本キャンパス』の学生が参加している中高生向け課題解決型プログラム[inochi WAKAZO Project]の徳島での研究成果発表会が、[腰痛アイデアコンテスト]というかたちで11月3日(木・祝)に同大学の大塚講堂大ホールで行われます。
イベントを開催を間近に控え、実行委員の五嶌さん、榎本さん、髙山さんの3人が見所を紹介しにきてくれました。
若い世代で考えたアイデアで、「腰にやさしい日常を」
inochi WAKAZO Projectとは…
一般社団法人『inochi 未来プロジェクト』が主催する学生団体。「若者の力でヘルスケアの課題を解決する」をミッションとする、東大・京大・慶大・阪大の医学生を中心とした次世代イノベーター集団です。当事者の課題を徹底的に追究した真にinnovativeな課題解決プランの創出、次世代の日本・世界のヘルスケアを切り開く人材の育成。この 2 つを通して、市民と医療者の境界を越えて「ヘルスケア」が広がる未来社会の実現を目指しています。
今回のプログラムで課題解決を目指すテーマは、『腰痛』について。
現在、日本人の4人に1人が腰痛で苦しんでいると言われていて、WHOの調査でも「腰痛は人々の生活の質や健康寿命に多大な影響を及ぼしている」ということが判明しています。
また、腰痛といえば高齢者の悩みというイメージがありますが、近年では運動不足や労働に起因する腰痛も問題になっていて、幅広い世代に共通する悩みになりつつあります。
「腰痛は年齢・性別とわず、多くの人の悩みの種になっていると思います。私自身も腰痛で思い通りにサークル活動ができず、大変な思いをしました。ヒアリングをすると若い世代でも悩んでいる人が多いんだなと思い、今回のテーマに決定しました」と代表の五嶌大暉さん。
プロジェクトじたいは2022年1月から動きはじめ、高校や塾などに自分たちで足を運び、参加者してくれるチームを募ったそうです。
その結果、『城之内高校』『城東高校』『徳島文理高校』『徳島市立高校』『城南高校』『鳴門高校』から6チームの参加が決定。
実行委員である『徳島大学蔵本キャンパス』の大学生がメンターとなるかたちで、6月頃から高校生と一緒に発表へ向けての準備をはじめていきました。
「腰痛という大きなテーマは決まっていますが、そのなかでどのような課題を見つけ、解決に向けてどうアプローチするかはチーム次第。若い世代の腰痛なのか、職業腰痛なのかなど、各チームが個性的な発表を準備しています」と榎本侑生さん。
イベント当日は高校生たちがチームごとにプレゼンテーションを行い、「社会に与える大きさ」や「実現の可能性」などを評価項目として順位を決定。
見事1位に選ばれると、11月20日(日)に大阪で行われる『inochi Wkazo Forum 2022』の舞台で全国に向けて発表する権利を勝ち取ることができるそうです。
写真は、昨年徳島で開かれたプレゼンテーションの様子。
実行委員のメンバーはどのような想いで参加しているのか?
左から実行委員の榎本侑生さん、代表の五嶌大暉さん、実行員の髙山良政さん。
学業やサークル活動でも多忙のなか、実行委員のメンバーはなぜ今回のプロジェクトに参加したのでしょうか?
「学業に集中できないかもしれないので、学生活動には当初あまり良いイメージではありませんでした。しかし、参加もしないで決めつけるのは自分のなかで許せなく、挑戦してみることにしました。参加してみると勉強になる部分が多く、誰かのためになるというやりがいを感じるようにもなりました」と髙山良政さん。
代表の五嶌大暉さんは、「医学部はどうしても閉鎖的なイメージがあるので、外部とつながりを作ってそのイメージを払拭するパイオニアになれればと思い参加しました。また、僕たち医学生は、将来医師となり人々を「笑顔にする」ことが一生の課題になると思います。そのために今からでもできることは、率先して挑戦していきたいですし、私たちよりも若い世代にその想いを伝えたいとも思っています」。
熱い想いをもった学生たちが、どんなクリエイティブなアイデアを発表するのか、注目が集まります!
イベント詳細
腰痛アイデアコンテスト
日時/11月3日(水・祝)13:00~17:30
会場/徳島大学蔵本キャンパス 大塚講堂大ホール
参加費/無料
P/あり