2022/11/01 17:05
しげさん
ダイバーシティとくしま推進事業2022 ともぐらし vol.1【多文化共生編】開催レポート
『徳島県ダイバーシティ推進課』が推し進める、どんな人も自分らしく暮らすことができるダイバーシティ社会の実現に向けて、一人ひとりができることを考えるフューチャーセッション『ともぐらし』。第1回は外国にルーツを持つ人たちと、ともに暮らす社会についてがテーマでした。
このフューチャーセッションの特長は、グループワークのチームを一つのアパートメントに見立てて住民がお互いを理解し、自分らしく暮らすためのルール作りや全員参加のイベント企画など考えることによって、参加者とっても自分ごとに思ってもらうところにあります。
「こういうテーマのワークショップって、なんだか“こうしなきゃいけない!”みたいに決めつけられそうで、苦手なんだよなー」って人もいると思います。
でも、そのテーマについて話し合う場所がそうだと、その時点ですでに全然みんなが楽しく自分らしく暮らす社会じゃないですよね。
このフューチャーセッションは、運営側の私が言うのもなんですが、
非常に楽しかったです!!
どれくらい楽しいフューチャーセッションだったのかは、グラフィックレコーダーのさのはるかさんによる、当日セッションのグラフィックレコードをご覧ください。
会場定員数に達した(満員御礼!)参加者のみなさんがワクワク、キラキラしています!
まずは、ダイバーシティ推進課課長阿部さんによる挨拶から始まりました。冒頭から阿部さんの実体験のお話が参加者の共感を呼びました。
続いて、佐伯さんによる県のダイバーシティ推進事業についての説明がありました。
そして、今回のグループワークが和やかに進むようにグループワークのチームでネームカードを使っての“実は自己紹介”を実施。これが、すごく楽しくて参加者の距離が一気に縮まりました!
会場の雰囲気が温まったところで、今回のゲストスピーカーである、Miraicle代表の村田さん、スタッフのシントロンさんのお話に。
講演と質疑応答の後に休憩を挟み、第2部に入ります。
さまざまな国の人が住むアパートに自分たちも住んでいると想像して、2つの内容について話し合いました。
アパートに住む人の設定は、ベトナムから来たAさん、トーゴから来たBさん、台湾から来たCさん、インドネシアから来たDさん、イギリスから来たEさん。職業も日本語のレベルもさまざまです。※ちなみにこの5人のモデルはあわわスタッフのリアル友人。
まず、最初に話し合ったのは
『みんなにわかりやすい回覧板を考えよう』
ここで、意外というか世代の壁を感じるできごとが…。
最近の高校生は回覧板を見たことがないそうで。おじさんびっくりです。
テーブルごとの発表は高校生が中心になって進めてくれました。
どのテーブルの意見もすごく楽しくて、そして良くできていて、みんな感心したり、笑いがおこったり。終始盛り上がりました!
次に話し合ったのは
『みんなが楽しめるパーティーを企画しよう』
こちらも、宗教や信条の理由で、口にすることができない食材などがあります。
この課題にみなさんはどんな答えを出したのでしょう。
このテーマについても各テーブルごとにすばらしいアイデアが!
さまざまな職業、年代が集まって話し合うと、思ってもみなかったアイデアがどんどん出てきますね。
そして、最後にファシリテーターによる佐野さんによる総評。
近頃オンライン開催が多かった中、リアルで開催したこのフューチャーセッションは本当に楽しい時間となりました。
そして、県下の高校生が6名も参加してくれたことも全体の雰囲気が明るくなった理由のひとつかもしれません。
こうして、自分のまわり以外のことに無関心ではなく、変化や違いを楽しむといった流れが若者からこれからの徳島で確実に大きくなると確信した、フューチャーセッション『ともぐらし』でした。
次回『ともぐらし 特性を生かす編』は11月20日(日)14:00~17:00 に開催します。
ご興味ある方はぜひご参加ください!