2021/12/23 15:14
がんも
【街ネタ】徳島大学・8ミリフィルムの無料データ化! 蘇る思い出と記録を未来へ繋ぐプロジェクト(徳島市)
どーもー、がんもです。
動画撮影がスマホで気軽にできる現代。子を持つ親として本当にありがたいこと、この上ない!
思春期の謎発言が招いたこの事態。己の幼少期を収めた映像は、もうこの世には残っていないのである。
今は簡単にデータとして残せる動画。ひと昔前のビデオカメラでさえ再生機器が正常に動かないと再生することができません。大切な思い出が詰まっているのに、しょうがなく捨てるなんて悲しい話ですよネ。
とここで本題。
『徳島大学 人と地域共創センター』が、各家庭で眠っている‟8ミリフィルム”を収集。そこに残る映像を無料でデータ化する「フィルムサイクルプロジェクト」を立ち上げたとのこと。8ミリフィルム!…ってどんなの!?無知なわたくし、さっそく調査へ行ってきましたー!
パーソナルメディアを大切な資源に。徳島大学「フィルムサイクルプロジェクト」
やってきたのは徳島大学常三島キャンパスの一室。学生さんが何やら丁寧に、慎重に、作業をしているよ。
こちらが「フィルムサイクルプロジェクト」を立ち上げた、徳島大学准教授・佐原理先生。大学では、映像デザインを専門に研究や学生への指導をされています。
プロジェクトでは徳島県内の住民に呼びかけ、各家庭で眠っている8ミリフィルムを収集。スキャナーを使って映像をデジタル化し、持ち主がいつでも鑑賞できるようにDVDやSDカードに収録しているそう。
実際に県民から提供された8ミリフィルムの映像(1970年代後半)
ビデオカメラやデジタルカメラの登場により、家庭から姿を消した8ミリフィルム。投影機の故障等で映像を見る機会が失われ、さらにデータ化を業者へ依頼すると高額なため、フィルムが破棄されることも少なくないそう。
大切な思い出に会いに。眠っている8ミリフィルムはありませんか?
当時の生活、写り込む景色や人、モノすべてが思い出であり、貴重な資料に
動く映像で見る人々の表情、風景は、白黒写真よりもはるかにリアリティを感じます。「可能であればフィルムの持ち主を招いて鑑賞会をひらき、学生たちに当時の出来事や思い出などを語ってもらいたい」と佐原先生。大切な資料や財産を次世代に繋いでいくことがこのプロジェクトの意義なのだとか。
写真は9.5ミリフィルム。8ミリフィルムもこれに近い形状。
「フィルムサイクルプロジェクト」チラシ
「フィルムサイクルプロジェクト」では、個人で所有している8ミリフィルムを探しています! 家族の思い出を無料でデータ化し、次世代と共有することで新たな価値を生み出してくれます。「押し入れで眠ってるわ!」というあなた、ぜひ依頼してみては?
問/088-565-7651(徳島大学 人と地域共創センター)
8ミリフィルムに熱い思いを抱く佐原先生。しかし、実は彼の挑戦はこれだけにあらず!
徳大・佐原准教授のもう一つの顔! 成層圏に〇〇〇を打ち上げた男
10月31日(日)に発売され即完したという[成層圏ビール]!
ビール醸造所『KAMIYAMA BEER』と共同開発した[成層圏ビール]
成層圏に打ち上げたビール酵母で作られており、スパイシーでドライな味わい。なんでも、佐原先生は以前、成層圏からの映像撮影とそのプロセスの開発を手がけており、それが活かされたプロジェクトなんだって。
深すぎて気になりすぎる、このお話はまた後日!
おたのしみに!!
徳島大学 人と地域共創センター
- 住所/ 徳島市南常三島町 1-1
- 電話/088-656-7651
- 営業時間/
備考/
- 定休日/土、日、祝日
- 駐車場/なし