【休業中】【2022年9月オープン／CafeRestaurant Chouette & Patisserie Cocco（シュエット&コッコ・阿南市深瀬町）】阿南市加茂谷地区の自然の恵みを楽しむレストラン

なかなか予約が取れないレストランとして知られる阿南市羽ノ浦町のフランス料理店『Restaurant Loup（ルウ）』のオーナーシェフである佐竹博規さんが、生まれ育った阿南市加茂谷で築約70年の古民家をリノベーションして地元ならではの食材を使ったメニューを提供するカフェレストランをオープンさせた。この古民家、実は佐竹さんの実家で梁や床の間、瓦や玄関などは当時のものを活かした造りになっている。のどかな田園風景、水量豊かな那賀川水系が広がる故郷の魅力を多くの人に知ってもらいたいとカフェレストランをメインに、パティスリー、地元食材を使った食品や加工品や雑貨を販売する物販も併設。

オーナーの生家をリノベーション。昔ながらの梁や欄間などはそのまま活用している。

阿南市をはじめ、地域の加工品や生活雑貨などを販売するコーナー。

ご飯は古代米、玄米、大麦などが入った無農薬の特別栽培米。

核となる『CafeRestaurant Chouette』では、魚をメインにした［シェフの気まぐれワンプレート］（1,100円）、メインの肉料理を阿波とん豚か阿波尾鶏を選択できる［Chouetteランチコース］（2,000円）をいただくことができる。取材日は、サーモンのポアレ、加茂谷のサニーレタス・チンゲンサイに若鶏のソテーをあわせたサラダ、日本の南蛮漬けのような真鯛のエスカベッシュ、鶏を使ったフォンドボライユにはそば米や里芋が使われていて、どのメニューもフレンチの調理法ながら和のテイストも取り入れたワンプレートだ。

取材に伺った時期は［季節のタルト～柚子～］を提供中。柚子の入ったメレンゲ、その下には柚子クリームや柚子のコンフィチュールが隠れている。

カフェタイムには『Patisserie Cocco』のパティシエが作る定番の［チーズケーキ］（400円）や［自家製ブリュレ］（350円）、季節の果物を使って趣向を凝らした［季節のタルト］（400円）などをいただきつつ、窓の外に広がる剣山系の山々を眺めながらゆっくりと流れる時間を感じてみてはいかがだろう。

ヤギのメルちゃんがお出迎え。駐車場横の草むらにいるよ。

『CafeRestaurant Chouette & Patisserie Cocco』をベースにした佐竹さんの事業は『加茂谷おおかみプロジェクト』と名付けられていて、かつてニホンオオカミが生息していたほど自然豊かな場所だった加茂谷の自然と共生しながら、その良さを多くの人に知ってもらいたいとのこと。12月24日（土）にはイベント開催を予定しているそうで、今後は周辺エリアでの農業収穫体験、収穫した果物や野菜を使ったワークショップの開催なども計画中なのだとか。自然豊かな阿南市加茂谷の魅力をぜひ体感しに出かけよう！