2022/12/06 09:00
しょうすけ
【2022年7月オープン)/じょじょりん(鳴門市大麻町)】仲良し姉妹が地元ならではの味を提供するお食事処
元小学校教員の藤田さんが退職後にお姉さんと一緒に始めたお食事処。鳴門市のレンコン、徳島産の鶏肉、那賀町の柚子などなど徳島ならではの食材を使って、郷土料理を家庭の味そのままにメニューとして提供している。
10食限定の[気まぐれセット](1,200円・ミニドリンク付き)は、日替わりのおかずに具だくさんなそば米汁、季節の野菜を使った小鉢がなんと9種類、全11品も揃った豪華な定食だ。酢の物、煮物、揚げ物、焼き物、野菜サラダと調理方法も多彩で、ドレッシングまですべて手作り。「いろんなものを少しづつ食べてもらいたいので仕込みは朝の4時からスタートしてます。限定10食なので早めに売切れてしまうこともあるんですよ」と藤田さん。
そば米汁は具沢山であっさりとした味付け。そばアレルギーの人には別仕立てで作る[半田そうめん汁]が選べる。
ミニドリンクには阿波晩茶をはじめ、健康茶が週替りで登場する。
手前が数珠をモチーフにした[安平串]。奥の[福煮しめ]は、鳴門市大麻町や板野町周辺では婚礼などで近所に振る舞われるのが風習だったそう。
90年代までは鳴門市大麻町で祝いの席には必ず振る舞われたという煮物が串になっている[福煮しめ](200円)、霊山寺の境内で石像として祀られている藤田さんの先祖・安平の逸話に基いて玉こんにゃく、鶏団子、里芋、うずら卵を数珠に見立てた[安平串](200円)という大麻町ならではのメニューも! こちらは単品オーダーかおにぎり・フィッシュカツ・そば米汁or半田そうめん汁にどちらか1本選択できる[じょじょりん定食](1,000円)でもいただくことが可能だ。
また食後にはコーヒーだけでなく、阿波晩茶、桑の葉茶、和紅茶といった[健康茶セット](500円)も用意されていて、お茶うけには自家製干し柿が添えられる。
甘みが抜群な自家製干し柿。天然の色合いが美しい。
民家を改装した店内は座敷もあり、親戚のお家を訪れた感覚でゆったり過ごせる雰囲気。またギャラリーではトールペイント、イラスト、クレイケーキといった藤田さんのお知り合いの作品が展示されている。
『じょじょりん』という店名は、阿波弁のじょ、徐々にのじょ。りんはお遍路さんの鈴から考えられたそうだ。
お店は霊山寺から車で3分、大麻比古神社の参道のすぐそば。一番さんや大麻比古神社にお詣りの際は立ち寄ってみてね。
じょじょりん
- 住所/ 鳴門市大麻町板東字東平草 16-2
- 電話/088-689-0619
- 営業時間/11:00~16:00(売切次第終了)
- 定休日/水、木 その他休業日/そのほか臨時休業あり
- 駐車場/10台