2022/12/06 08:00
まっつん
【2022年9月オープン /村のおっさん桑原豆腐店 日曜豆腐食堂(名東郡佐那河内村)】村の豆腐店が開く日曜食堂! 沖縄伝統のゆしどうふはおかわり自由
日本人の食卓に欠かせない食材の一つである豆腐。
そのまま味わうも良し、料理の具材にしても良し。
大豆の味わいが豊かなものや味が付いているものなど、売り場には様々な種類の豆腐が並んでいて、味比べをしても楽しい!
そんな豆腐の製造で全国から高い評価を得ている佐那河内村の『村のおっさん桑原豆腐店』が、徳島はおろか全国的にも珍しい豆腐の取り扱いをはじめ、直販所の一角で週1回限定の食堂もスタートさせたぞ。
徳島初上陸⁉ 沖縄伝統の味「ゆしどうふ」を広めるために
「明治時代に地元の方々のための商店として創業し、2代目のときに豆腐を自分たちで作るようになり豆腐店を名乗るようになりました」と話してくれた4代目店主の桑原年朗さん。約15年前に先代から店を引き継ぎ、以降精力的においしい豆腐を広める活動を行っている。
看板商品の[充填こいまろ。]は、北海道産のユキホマレという品種の大豆と海水にがりを使用。豆乳濃度は約14~16%(一般的な豆腐の豆乳濃度は約8%)で、冷ややっこで食べたときの濃厚な大豆の味わいがウリだ。
こちらの豆腐は品評会でも高い評価を得ており、ユニークなパッケージのイラストとともに全国に評判が広がっている。
そんな桑原さんが新たに目をつけたのが、沖縄伝統の「ゆしどうふ」。
沖縄の豆腐というと、チャンプルーの具材にもなっている型崩れしにくい島どうふのイメージがあるが、「ゆしどうふ」はそんな島どうふを固める前の状態。
かつては定番だったが、最近にはその取扱いが減少しているそう。
そんな「ゆし豆腐」だが、つい先日全国から日の目を浴びるきっかけが!
『NHK』連続TV小説『ちむどんどん』に取り上げられたのだ。
ドラマ内で監修を行った糸満市の『宇那志(うなし)豆腐店』が、全国に製造工程を広める活動を行っていることを知り、桑原さんは今夏沖縄へ。
レシピを習得し、この秋から「ゆしどうふ」の取り扱いをはじめた。
「全国的にも珍しい豆腐なので、まず実食してもらうのが味を広める第1歩だと思い、日曜限定の食堂をすることにしたんです」。
見た目だけでなく、作り方にも一般的な豆腐と違いがあり、豆乳を大きな釜の直火で炊き上げる生搾り地釜製法によって、大豆の味わいや香りが引き出されている。
そのため、豆乳の濃度はあえて約8%におさえてあり、ほかの料理に合わせても「大豆の主張が強すぎる」ということがない。
そうめんの具材や麻婆にも! しかも、おかわり自由
こちらが現在の食堂のメニュー。
シンプルな[ゆしどうふ](300円)は、固めたあとに残る豆乳と一緒に提供。製造の過程で塩が加えられているので、お醤油をかけなくてもしっかりと味がする。薬味は刻みネギと鰹節が用意されているのでお好みで!
まず、最初の一杯はお店の人が運んできてくれ、食べたい分おかわりを申告するスタイルだ。
大きなお鍋にたっぷり用意されているが、お昼をすぎると冷めてしまうため、12時ちょっと前にお店についておくのがおすすめ!
現地では沖縄そばの具材として使われることもあるそうで、そのアイデアに着想を得てそうめんにライドオン!
[肉すいゆし豆腐半田素麺](700円)。徳島県人からするとすこしびっくりする組み合わせだが、これが実に旨い。
ピリリとした辛さと鼻に抜ける爽快さが本格的な新メニューの[ゆしどうふ麻婆](800円)。セットでついてくるごはんは、佐那河内村の郷土料理・いり飯。いりことすだち、海と山の香りが食欲をそそる一杯。※単品もあり
ゆしどうふを使ている料理は、単品と同じように無料で豆腐のおかわりができる。
そのほかも、同店自慢の豆腐を使ったメニューが!
こちらは[こいまろ。の揚げ出し](400円)。食べやすいサイズにカットされていて、どんどん箸が進む。
定番のつゆだけでなく、ミックススパイスで洋風にもいただける。
直売所の奥が飲食スペースになっている。
直売スペースでは、豆腐やゆば、豆腐を使ったドーナツなども販売している。※直売所は日曜以外も営業
村のおっさんが作る、徳島では珍しい豆腐料理。
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有効期限/2023年3月26日(日)まで
※他クーポンと併用不可
※期間中の食堂の営業日のみ利用可
村のおっさん桑原豆腐店 日曜豆腐食堂
- 住所/ 名東郡佐那河内村上字宮前 64-3
- 電話/090-8035-3717
- 営業時間/ 日曜の11:00~無くなり次第終了
備考/※土曜営業も実施に向けて計画中
- 定休日/1/1~3は休
- 駐車場/7台