2022/12/13 10:15
しげさん
![ダイバーシティとくしま推進事業2022 ともぐらし vol.2【特性を生かす編】開催レポート](https://sumahononakani.com/tjn/upload/img_reports/detail/88b4fec1cdc44061263bcd5496824aebe0d8d927abff0f5a547f034b657674b9638f04bea885f.jpg)
ダイバーシティとくしま推進事業2022 ともぐらし vol.2【特性を生かす編】開催レポート
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『徳島県ダイバーシティ推進課』が推し進める、どんな人も自分らしく暮らすことができるダイバーシティ社会の実現に向けて、一人ひとりができることを考えるフューチャーセッション『ともぐらし』。第2回は障がいのあるなしを越えて、それぞれの得意・不得意を生かしながらともに暮らす社会についてがテーマでした。
このフューチャーセッションの特徴は、グループワークのチームを一つのアパートメントに見立てて住民がお互いを理解し、自分らしく暮らすためのルール作りや全員参加のイベント企画などを考えることによって、参加者にとっても自分ごとに思ってもらうところにあります。
前回の第1回「多文化共生編」同様、楽しく自分ごととしてテーマについて考えてもらえるようにゲストスピーカーによるトーク、グループワークの内容にも趣向をこらしました。
今回のフューチャーセッションも、運営側の私が言うのもなんですが、
参加者の満足度は非常に高かったです!!
セッションの内容はグラフィックレコーダーの有廣悠乃さんによる、グラフィックレコードをご覧ください。
今回も、さまざまな職業のみなさんに参加いただき、まずは、ダイバーシティ推進課課長阿部さんによる挨拶から始まりました。
続いて、佐伯さんによる県のダイバーシティ推進事業についての説明がありました。
そして、『ともぐらし』恒例となりました、ネームカードを使っての“実は自己紹介”を実施。自分のネームカードに
①好きなこと
②こう見えて私〇〇なんです
③なりたかった職業、なりたい職業
を書いてもらい、グループワークのチーム内で1人ずつ順番に話していきます。見た目や雰囲気から想像できない“実は”なことや、今の仕事となりたかった仕事とのギャップにみんな大盛り上がり!
すごく楽しくて参加者の距離が一気に縮まりました!
会場の雰囲気が温まったところで、今回のゲストスピーカーである、情熱カンパニー代表の三木さんのお話に。
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三木さんの、体験に基づくお話や会社、働いているスタッフに対する思いに参加者のみなさんは真剣に、ときに笑顔で聞き入っています。
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グラフィックレコーダーである有廣さんは今回、PCでグラフィックレコードを描くのではなく、その場で模造紙に直接描き進めてくれました。
リアルタイムで真っ白だった模造紙にどんどん情報がまとまっていく様は圧巻です。
三木さんの話を聞きながら、さらさらと…。
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あれよあれよという間に完成です!
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講演と質疑応答の後に休憩を挟み、第1部のまとめを有廣さんが報告。そして第2部に入ります。
今回はまず、テーブル単位で三木さんの講演を聞いて感じたことの振り返りや「みんなが主役になれる社会ってどんな社会?」について話し合いました。
そして、さまざまな特性を持ったアパートの住人すべてが楽しむことができる“ゆるスポーツ”を考えてみようというグループワークに入ります。
漠然と「さぁ、考えてください!」と言ってもなかなか難しいので、
イス取りゲームのゆるスポーツ版を考えてもらうことに。
参加者の中には、足を怪我して素早い動きが困難な人、聴覚に障がいがある人がいます。
ここで、大事なのは参加者全員が楽しめること。
多くのゲームやスポーツは健常者向けに作られたルールで最初から障がいのある人が排除されてしまっていると気づくこと。
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ゆるイス取りゲームを考えるグループの話し合いの中からどんどん、疑問が生まれてきます。
「勝者や敗者を決めるルールはほんとにみんなが楽しめるのかな?」
「じゃあ、イスが取れなかった人が今度はゲームをコントロールする側になっていくのはどぉ?」
「ハンデもらってゲームに参加してもなんかつまらないよね…」
「じゃあ、どうしたらみんなが同じ状態になるだろう…」
熱く楽しい議論が交わされた、各チームの“ゆるイス取りゲーム”の発表です!
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Aチームが考案したのは
『水取りゲーム』
音楽と照明の暗転をリンクし、暗くなった時がペットボトルを取りに行ける合図とすることで聴覚に障がいのある人にも参加しやすいアイデアです。
配置しているペットボトルの上にシーツをかぶせて、取りに行くときは走らず、ほふく前進にすることで、素早く動くことができない人も同じ条件で楽しめます。
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Bチームが考案したのは
『イス取りわなげ』
会場に送風機で風が送られていて風が止まった時がわなげの合図です。これなら聴覚だけでなく、視覚に障がいがある人にも同じ条件で楽しめますね。
わなげなので、足の怪我も問題ありません。
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Cチームが考案したのは
『粘土で粘度な玉入れ』
そもそも移動せず、粘土で作った玉をスプーンリレーするというゲーム。しかもチームプレーにすることで、みんなで協力して楽しむ工夫がされています。
短時間で、ほんとに遊べるゲームのルールが完成してしまいました。
予想をはるかに超える、ゲームの完成度に参加者からも驚きの声があがります。
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そして、最後に佐野さん、有廣さんから今日のまとめ。
参加者のみなさんから
「ルールはみんなが楽しめないなら楽しむように変えればいいし、ルールを変えることなんて簡単なことなんだ」
「みんなが主役の社会を作るには、自己犠牲ではなく、自分自身が主役と思える社会を目指さないとだめだよね」
など、すばらしい気づきの言葉がありました。
最後にフューチャーセッション中に有廣さんが描いてくれたグラレコを一覧で紹介します!
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次回『ともぐらし 性のあり方編』は2023年1月29日(日)14:00~17:00 に開催します。
みんなで、「どんな人も自分らしく暮らしていける社会」を実現するためにできることを考えませんか?
ご興味ある方はぜひご参加ください!
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