2021/07/09 15:07
しょうすけ
【街ネタ】半田そうめんの新たな可能性!? 簡単調理でおいしさもGOOD。(美馬郡つるぎ町)
一般的な素麺より麺線が太めで、独特のコシが特徴の半田そうめん。徳島県民が馴れ親しんだ半田そうめんだが、ネット販売では好評でもその太さゆえに手土産として渡すには重い、専用つゆや具材を用意しなくてはならないといった問題点も…。そんな問題点を解決しようと、数々の素麺レシピを自社ホームページでも紹介している『北室白扇』の北室淳子さんが、この夏画期的な素麺を生み出した。
それがこの[半田手延冷めん](370円)だ。???????????って思った人もいるでしょ。「素麺って冷たい麺なんじゃないの?」。そう確かに夏の素麺は冷たくして食べますが、これは食感が素麺のものとはまったく違うから”手延冷めん”なのだ。どのようにして製造されているのか北室さんに伺ったみた。
「この[半田手延冷めん]は、うちの素麺を秋田県の低温乾燥専門メーカーで茹でた後に低温乾燥麺(ノンフライ麺)に加工してもらって、和風らしさを残したオリジナルレシピのスープ、徳島ならではのすだち果汁の小袋とセットにした商品です。実は昨年3月に同じ低温乾燥麺を使った温かいカップ麺と袋麺を先行販売していたんですが、この時に湯切りして水でシメて食べた人がいて韓国冷麺の食感に似ていると言われたところから商品開発をしたんです」。にゅうめんタイプのカップ麺と袋麺を冷やしそうめんで食べようとしたツワモノの発想が、新商品を生むきっかけになったというわけ。
▲こちらが先行発売されていた、にゅうめんタイプのカップ麺と袋麺。
というわけで、さっそく調理してみよう!
会社の経費を使えるので、こんなトッピングを用意してみた。
「キムチ、キュウリやハムなどお好きなトッピングを選んでいただくのでOKなんですが、コンビニのサラダチキンや牛タンスモークなどもおすすめです」と北室さん。
では麺を茹でよう。500ミリリットルのお湯で4分。
茹で上がった麺を、水でシメて器へ!
よーく見ると麺の断面は丸ではなく、少し平べったい感じになっている。トッピングを盛ってみよう! 専用スープを氷水150ミリリットルで薄めておいたものをかければ。
ジャ~ン! 完成‼
キュウリを切って、麺を茹でて、盛り付けなど完成までの所要時間約10分。料理経験の少ない独身者でもコンビニ食材を活用すれば、ちょ~簡単。
実食!
食べてみると食感が素麺とはまったく違う。歯ごたえと喉越しは韓国冷麺に近い! 手軽に食べてもらうための低温乾燥が半田そうめんの新たな可能性を生んだといえる。「にゅうめんタイプを湯切りして温かい麺にガーリックオイルをかけてタイ風焼きそばのパッタイみたいに食べている人もいるんですよ。今後は、この袋麺を世界の半田そうめんシリーズみたいに商品開発してくいくのも面白いですよね」と北室さん。半田そうめんが、どんな麺に変貌するのか楽しみなところだ。
『北室白扇』以外で[半田手延冷めん]の販売箇所
●半田手延べそうめん協同組合
●吉野川ハイウエィオアシス
●いせや農場
●北室白扇自動販売機
国道192号線沿いに設置された自社自販機では2個セットで600円と少しお得に販売中だよ。にゅうめんタイプと冷めんのセット販売、カップ麺4個入りなどいろんな組み合わせもあるのでチェック!
北室白扇(きたむろはくせん)
- 住所/徳島県 美馬郡つるぎ町 半田松生108-5
- 電話/0883-64-3234
- 営業時間/9:00~16:00
- 定休日/日、祝日
- 駐車場/6台