【2022年11月リニューアルオープン／Right House（ライトハウス）徳島市中常三島町】心まであたたまるカレーランチを。リトアニア出身ラサさんが老舗カフェをリフレッシュ

1985年創業のカフェ『Right House（ライトハウス）』。新型コロナウイルスの影響を受け、長らく営業を縮小していた小さなお店だ。このたび、ひとりの外国人女性がリフレッシュオープンさせたという。

人懐っこい笑顔が素敵なラサさん。移住してたった6年半だが、日本語はペラペラ！

出迎えるのはリトアニア出身のラサさん。2016年に来日し、自然が豊かな徳島に惚れ込み移住。同店オーナーとは徳島に来た当初からの友人で、特別な場所のひとつだった『Right House』を守り、もっと盛り上げたいという思いから運営を任せてほしいと手を挙げたという。

再出発を遂げた老舗カフェ。ラサさんが手がけた、心まであたたまるランチやスイーツを紹介するよ。

徳島の食材がたっぷり！ ラサさんのオリジナルカレーランチを堪能

『Right House』のメインは［カレーランチ］（単品900円※コーヒーセットは1,300円）。ラサさんオリジナルの［スパイスほうれん草キーマカレー］と、リニューアル以前から提供を続けている［牛すじカレー］が日替わりで楽しめる。

［スパイスほうれん草キーマカレー］には漬物とミニサラダの小鉢が付く。

この日いただいたのは［スパイスほうれん草キーマカレー］。独自で調合したスパイスや、たっぷりの県産ほうれん草など合わせて18種類の食材を2日間煮込んだ力作だ。食材の深い味わいが溶け込み、舌触りはなめらか。心地いいスパイスの刺激がくせになる！

「カレーは、みなさんにとって馴染み深くて幸福感をもたらしてくれる“Comfort food（コンフォートフード）”。私にとって特別なこの場所で、皆さんにもホッとする体験をしてもらいたいと、カレーをメインに提供することにしたんです。リトアニア料理ではないけれど、ここでしか味わえないカレーですよ♪」とラサさん。

リニューアル以前から提供している［牛すじカレー］は、オーナー直伝レシピを再現した昔ながらの味なのだそう。どちらのカレーに出会えるか、ワクワクしながら訪れてみて。

ご一緒に、彩り鮮やかな［けんきょん農家サラダ］250円はいかが？ 農家の友人であるけんちゃん＆きょんちゃんから仕入れた新鮮な野菜を使用。

リトアニアスイーツをいただこう。『とよとみ珈琲』のオリジナルブレンドと一緒にどうぞ。

［TINGINYS］の意味は“なまけもの”。調べてみると「誰でもあっという間に作ることができるお菓子」という意味なのだそう。作ってみたい人はラサさんと仲良くなってレシピを聞き出きだそう！

こちらはリトアニアのお菓子［TINGINYS（ティンギニース）］（300円）。しっとり、ひんやりとしたココア生地にビスケットが散りばめられており、食感と風味が楽しいスイーツだ。

コーヒーはテイクアウトもできるよ。

［コーヒー］（500円）は、徳島市の名店『とよとみ珈琲』が手がけたライトハウスのオリジナルブレンド。すっきりと飲みやすく、リトアニアスイーツにぴったり。

美味しいカレーやスイーツはもちろん、アットホームで居心地よい雰囲気とラサさんのほがらかな人柄に魅了されるカフェにリニューアルした『Right House』。オーナーの新居さんはラサさんのことを「外国人なんだけれど日本人のような気配りができる子で、いつもまわりを明るくしてくれる存在。」と語り、母娘のような二人の掛け合いが楽しくて、いつまでも居座っていたくなる。

定休日など、営業情報はInstagramでチェックしよう。

ラサさんの手によって再びあたたかい明かりが灯された『Right House』で、幸せ感じるひとときを過ごしてみては？