【2022年10月オープン／祈りの仏具店 徳島店（板野郡上板町）】手元供養や遺骨ペンダントなど新しい供養のスタイルを提案する仏具店

四国霊場第六番札所・安楽寺の前に、まるでカフェ？と思わせるオシャレな仏具店が誕生！　兵庫県宝塚市に本社をおく『株式会社いっぽ一歩堂』が運営するコチラは、新しい供養の形を提案する仏具たちが集められている。代表取締役の佐々木さんは「故人を身近に感じられる供養として手元供養という形があります。例えば分骨をして、遺骨の一部をペンダントやリングとして身につけたり、多彩なデザインの容器（ミニ骨壷）に収納して自宅でご供養したりするケースも増えているんですよ」。

近年増えている手元供養という考え方は、日常生活の中でも故人を感じられる、お墓が遠くてなかなかお参りにいくことができないといった人にも浸透してきているのだ。

リングタイプは特殊な加工でリング部分に遺骨を入れることができるそう。

仏壇もモダンなインテリアタイプをはじめ、花立、写真立てに、多彩なデザインの容器を組み合わせた現代風なアイテムがいっぱい

携帯できるペンサイズのものや磁気ネックレスになっているタイプもあり！

また『祈りの仏具店』では、四国八十八ヶ所巡礼を結願成就した後の白装束など巡礼用品、故人のアルバムや遺品、人形や仏像などを『安楽寺』の僧侶によってお焚き上げ（供養）してもらえる受付窓口を設けている。お焚き上げの依頼の方法は、徳島店に直接持込みもできるほか、ウェブでのお手続きの上、箱に詰めて送るだけなので簡単。 一定数が集まった時点で、専用祭室の［還源］（げんげん）にて供養してもらえるのだ。供養後には、安楽寺からお焚き上げ証明書も発行してもらえるよ。この［いのりのお焚き上げサービス］は、もともと巡礼用品を扱っている『株式会社いっぽ一歩堂』では、巡礼用品の始まりを宝塚店で、巡礼用品のエンディングを徳島店でお手伝いしようと『安楽寺』の協力のもとスタートさせたのだとか。

お焚き上げを待つ巡礼品。着用白衣で1,000円、納経帳や朱印帳で2,000円。その他の品はサイズによって違うのでホームページで確認を。

元気な頃の写真を使った等身大のクッションは、ペットロスを少しでも緩和できればと考えられた。

家族同然のペットを供養するアイテムも数多く取り扱っていて、元気な頃の写真を使ったクリスタル位牌、オーダーメイドで作るクッション製作も可能だとか。生活様式の変化で供養の考え方もさまざま。故人との関わり方を見つめ直す意味でも、仏具選びから始めてみてもいいんじゃないだろうか？