2023/01/23 11:00
まっつん
【(2022年12月リニューアルオープン)/冨士ファニチア 徳島ショールーム(板野郡松茂町)】ユーザー視点に立ちレイアウト一新! イベント開催で次世代とのつながりも創出
私たちの住んでいる徳島県は、阿波おどりや藍染めといった文化が有名で全国からも注目されているが、古くから木工業が盛んで日本人の生活の発展に貢献してきたことをご存じだろうか?
そのなかの一つが家具の分野。
山から切り出された材木からタンスや仏壇などを生み出し、その技術は脈々と受け継がれていった。
今回紹介する『冨士ファニチア』は、1959年に創業した家具メーカー。徳島の家具づくりを受け継いだ技術者が手掛ける実用性とデザイン性を兼ね備えた家具を次々と発表し、現在では東京、大阪、名古屋、福岡にもショールームを展開する。
そんな徳島発の老舗家具メーカーが、この度徳島のショールーム1Fを一新!
新たにスタートする試みと合わせて、詳しく話を聞いてみた。
購入者視点に立った、イメージが湧きやすいレイアウト
全国に5カ所あるなかで、最大規模の広さを誇る徳島ショールーム。同社の扱っているセミオーダーメイドのソファーやテーブル、チェアなどを実際に自分の目で確かめながら厳選することができる。
ご覧のようなゆとりのあるレイアウトは、今回のリニューアルの目的の一つ。ただ単に商品を並べるのではなく、しっかりと購入者の視点に立ち、実際に配置したときのイメージが湧きやすいようにしているのだそう。
「弊社が販売しているのは使う素材の種類や色、大きさなどを指定できるセミオーダー家具。お客さまのこだわりに寄り添える反面、一つひとつの商品の値段は安いものではありませんが、こちらのショールームをご活用いただければ納得のいくお買い物をしていただけるかと思います」と徳島営業所の石橋さん。
空間コーディネートやデザインについて幅広い知識を持ったスタッフが在籍していて、叶えたいイメージに合わせた提案を行ってくれる。
また、カタログだけではわからない素材の大きさや手触りも一目瞭然。
素材によっては色や素材違いのサンプルがあるものもあり非常に助かる。
気に入った組み合わせが見つかったら、その場で注文も可能! 約1カ月ほで自宅に配送される。
次世代とのつながりを創出! スタッフがアイデアを持ち寄って、ショールームをもっと面白い場所に
60年以上人々に愛される家具を提供し続けている『冨士ファニチア』だが、これからも進化を止めることはない。
新たに生み出したスローガン
「創造的破壊から生まれる価値により、誰もが人生の主人公に」
先人たちは斬新なデザインの家具を生み出すことによってブランド力を高めることに成功したが、その功績にあぐらをかくことなく、枠にとらわれない改革でお客さまの人生をこれからも豊かなものにしなければならない。
そのために、今後さまざまな取り組みを行っていく。
例えば、定期的なイベント開催だ。
『冨士ファニチア』はコロナ前まで地域の学校からの工場見学依頼を受け入れていて、子どもたちから一定の認知を得ていた。しかし、その子どもたちが成長して家具を必要とするまでの期間は、あまり接点がなくつながりを強固なものにできていない現状にあった。
そんな課題解決に向けてスタッフが新たにチャレンジするのが、デザインやインテリアに関するワークショップ。
子育て世代の家族を主な対象として、毎回テーマをかえて行う予定だ。
もちろんイベント目的の来店もOK! 参加はHPや電話で受け付けていく予定になっている。
このほかスタッフがアイデアを持ち寄り、これまでにないショールームの顔をどんどん増やしていく計画。
どんなワクワクが生まれるのか、これからも注目だ。
冨士ファニチア 徳島ショールーム
- 住所/ 板野郡松茂町 笹木野八北開拓412
- 電話/088-699-5004
- 営業時間/10:00~18:00
- 定休日/水
- 駐車場/20台