2023/03/19 13:15
あわわ編集部
【徳島ヴォルティス】現在20位の徳島ヴォルティス! J2初参戦のいわきFC相手に勝利を掴めるか
開幕から4節を消化したJ2リーグ。
高知・宮崎キャンプで好調を維持していた徳島ヴォルティスだが、開幕してから4戦は2分2敗と苦戦している。
そして今節では、昨年J3参戦初年度で見事優勝を飾り、今年からJ2 に加わったいわきFCとはじめて対戦することになっている。
前節の振り返り
前節までの4-1-2-3から、再び開幕節のダイヤモンド型の布陣に変更して初勝利を目指した徳島。
正GKのスアレスが体に違和感を感じたということで、GKは田中が初先発となった。
田中はヴェルディのアカデミー出身なので古巣対戦に!
対するヴェルディは記事で注意人物にあげていた齋藤・森田が合わせて出場し攻撃のリズムを作る。ワントップはエンゲルスがつとめた。
前半3分に左サイドの杉本から細かく繋ぎ坪井がヒール。走りこんだ渡はディフェンスに拒まれるも、こぼれ球を西谷がシュート。追い風の徳島が幸先のよいスタートを切った。
さらに20分には外山のクロスが宮原のハンドを誘いフリーキックを獲得。クロスの跳ね返しからの空中戦ののち、エリア手前から浜下がシュート、これはブロックに合うも続けて外山がもう一発。ゴールをわることはできなかったが、得点の匂いを感じさせた。
しかし、前半0-0でうまく攻撃がかみ合わなかったヴェルディは選手交代でシステムを変更。
エンゲルスに代えて徳島でもプレーした経験のある梶川を投入し、河村がCFの位置に動いた。
前半とうってかわってプレッシングの強度がまし、徳島は細かいパスをつなぐことができないようになり、得意のカタチに持ち込めなくなる。
すると後半すぐ、右サイドのバイロンのクロスに浜下が反応。ヘッドでクリアを試みるもゴールへ向かってしまい不運なオウンゴールで先制を許す。
初勝利を目指すためにまず同点に追いつきたい徳島は、内田・杉森を投入して状況の打開をはかる。
しかし次にゴールネットを揺らしたのもアウェイクラブ。
31分梶川がクリアボールを繋いだのち、齋藤とのパス交換で前進。たまらずカカが介入するも反則をとられゴールに近い位置でFKをとられてしまう。
キッカーの梶川は見事この好機を活かし、自らの足で古巣からゴールをゲット。
2点を追うかたちになった徳島だが、その後はヴェルディにうまくゲームをコントロールされる展開に。
開幕から4戦、今回も白星を手にすることができなかった。
設立7年でJ2昇格! 倒れない! 下を向かない! 諦めない! いわきFC
今年から新たにJ2に参戦するいわきFC
2015年に設立したばかりの非常に新しいクラブで、福島県リーグで凄まじい強さをみせ、2020年にJFLに初参戦。
わずか2年でJFLを制しJ3に昇格すると、勢いそのままにJ3参入初年度で優勝をやってのけ、J2で台風の目として注目されている。
クラブの特徴としてあげられるのは、徹底的に鍛え上げられたフィジカルとスタミナ。
親会社である「株式会社ドーム」がスポーツ事業やサプリメントに精通した会社であり、その全面バックアップにより選手はゴリゴリのマッチョ揃い。
競り負けない、倒れない、最後まで走り続ける勇敢な選手の姿は、いわき市、浪江町、富岡町、双葉町などホームタウンほ人たちの心を掴み、震災復興のシンボルの一つとしてたくさんのサポーターに愛されている。
昨年J3でベストイレブンに選ばれた山下や得点王の有田といった主力の多くが残り、有望な若手や即戦力も加わってチームの勢いはさらに加速。
前節では強豪ベガルタ仙台に勝利するなど侮れない存在である。
徳島はどう戦う⁉
キックオフ時間まで残りわずか!
発表された徳島のスタメンはこちら。
GK田中
DF田向、安部、カカ、外山
MF白井、杉本、櫻井
FW柿谷、杉森、西谷
GKは前節と同じく田中
MFでは白井と櫻井が同時出場
柿谷が一枚上がって0トップをのスタイルをとった。
相手が強靭なフィジカルを武器にしているだけに、中央は同じくあたり負けのないような布陣を揃えた。
また、相手のギアチェンジにうまく対応するために、右SBには本職の田向が復帰。
前線はおそらく流動的になるであろうが、前の選手もプレスに参加して「高い位置でいわてFCの攻撃の芽を摘もう」という意気込みがうかがえる。
守備的な戦術のように思えるが、いわてFCの勢いを考えたらこれが得策か。
気になる一戦はもう間もなくホイッスル!