2023/03/31 09:00
しばやん
【2022.11月リニューアル】藍住町歴史館 藍の館(あいのやかた/板野郡藍住町)リニューアルした『藍の館』で、気軽に藍染めを体験しよう
全国的にも珍しい藍の資料館
藍屋敷・奥村家住宅と藍の資料館からなる『藍の館』。昨秋、資料館のエントランスを改修&藍染め体験場の染液の水槽をステンレス製から大谷焼のかめに変更してリニューアルオープン。
改修されたエントランス。藍の葉のゲートの奥は特別展示スペースになっており、時期によって藍に関するさまざまな展示が行われる。フロアのデザインは藍の畑の小道をイメージしているそう。
藍の資料館は全国的にも珍しく、日本はもちろん、海外からもここを目的地として訪れる人も多い。
藍染めの古道具や藍住町の歴史を展示。藍の栽培から加工、藍染めまでの工程をわかりやすく表現した精巧な紙人形は見ごたえあり。
資料は藍屋敷・奥村家住宅の寝床(藍染料の加工場として使われた建物)にも。藍屋敷特有の建物も興味深い。
紙人形で表現されたすくも作りの様子。ひとつ一つ手づくりされた紙人形は平成元年の開館時に寄付されたものだそう。
ちびっこもOK!家族で気軽に藍染め体験ができる
「たくさんの人に藍染めの魅力を知って体感してもらいたい」と藍染め体験の所要時間は20~30分程度。予約なしで気軽に藍染めを楽しめる。今回はワイヤー読者の森川さんファミリーと一緒に、実際に体験してきた。パパ、ママ、太陽ちゃん(3歳10カ月)、大晴ちゃん(2歳0カ月)の4人で挑戦。汚れ防止のエプロンと手袋を身につけて、いざ体験場へ。エプロンや手袋に子どもサイズが用意されているのがありがたい。
※年齢は撮影当時
染料が入ったかめはリニューアルを機に大谷焼へと変更された。
最初に素材と模様を選ぶ。今回はハンドタオル、レースハンカチ、大判シルクストールを染めることに。子どもたちはスティックに素材を輪ゴムでとめて染料につけるやり方で挑戦するよ。
スティックを持って染料にひたすから手が汚れにくい。保護者のサポートがあれば年齢制限なく楽しめる。
染料にひたす→空気に触れさせるを数回繰り返して染めていく。
こちらは花模様のレースハンカチ。色が均一になるように染めるのがなかなか難しい。
パパが染めているのはママのためのシルクストール。
いい感じ~
薄手ながら暖かく、ひざ掛けにしたりと多用途に使用できる。入園式や卒園式のときにも活躍しそう。
染め終わったら、水洗い。余分な染料が落ちてきれいな藍色が登場。
脱水してアイロンをかければ完成!
こちらはスタッフさんが染めてくれたバンダナ。藍染めで「藍(愛)の輪」をつなげたいとデザインしてくれた。
素敵な作品ができた! おそろいで持つのもおしゃれ。小さな子どもも一緒にできるから家族の思い出づくりにもぴったり。気軽にチャレンジしてみてね。
PRICE
●入館料/大人300円、中高生200円、小学生150円、幼児無料
●藍染め体験料/ハンカチ・ハンドタオル各1,000円、バンダナ・レースハンカチ・手ぬぐい各1,500円、シルクストール(小)2,000円、シルクストール(大)3,500円
藍住町歴史館 藍の館
- 住所/ 板野郡藍住町徳命字前須西172
- 電話/088-692-6317
- 営業時間/ 9:00~17:00
備考/(体験は15:30最終受付)
- 定休日/火 その他休業日/祝日の場合は開館、翌日休、12/29~1/3
- 駐車場/80台(大型5台含む)