2023/04/16 13:30
あわわ編集部
【徳島ヴォルティス】4月最後のホーム戦! 強力助っ人ようする長崎と対戦
これまで9節を消化し5分4敗。
直近5試合でも3分2負と苦戦が続く『徳島ヴォルティス』。
オフに監督交代はあったものの、主戦力の多くが残留し、適格な補強を加えての新シーズンだったために、ここまで勝てない結果はサポーターはもちろんクラブが一番困惑しているだろう。
ここまで勝ち点3が遠いのは、J2の舞台では美濃部監督就任1年目の2008年シーズン以来ではないだろうか?
第20節から第37節まで17試合連続白星なし(4分13敗)と低迷して、結果3年連続でリーグ最下位となってしまった(ちなみにその翌年に佐藤晃大や柿谷曜一朗が加入し、クラブは復調)。
暫定とはいえあのときの同じリーグ最下位。
今回はその先にJ3降格もまっている。
一戦一戦を大事に、少しでも多くの勝ち星をこれから積み上げてもらいたい。
そんななか、このあと14時からホームで強豪『V・ファーレン長崎』と対戦する。
前節の振り返り
3試合ぶりのホーム戦で、『水戸ホーリーホック』と対峙した徳島。
ビルドアップを主体とする水戸の攻撃をケアしながら、ボールの保持を狙う。
試合の序盤は攻守が目まぐるしく入れ替わるスリリングな展開。
徳島は水戸のプレスをうまくいなして、ボールを前へ前へと推し進める。
すると前半22分には裏への抜け出しから、浜下の右クロス。
渡がオーバーヘッドで狙うも、GKの正面にとんでしまい先制点とはならない。
前半28分にも浜下のクロスからゴール前で混戦がうまれるもあと一歩押し切れなかった。
前半をスコアレスで終える。
メンバー変更なしではじまった後半。
水戸はロングボールで徳島陣内でのプレー時間を増やし、徳島がそれに対応する構図に。
すると後半14分に水戸がビルドアップで侵攻。
徳島が中央に人数を集めたところで右サイドに展開し、駆け上がってきた後藤田がクロス。
このボールが外山に当たって軌道が変わり、こぼれたところを唐山に押し込まれた。
勝てないときに重なることがよくある不運だが、なにもこんなときに…。
後半24分には事前の記事でも注意人物にあげていた武田にボレーシュートも叩き込まれさらにビバインド。
その後、西谷と杉森が両サイドから積極的にカットインで相手ゴールに迫ったが時すでに遅し。
0-2で敗北してしまった。
ミッドウィーク開催の難しいゲームで、不運もあったが「最後まで押しきれない」今シーズンの課題が浮き彫りになった試合のように思える。
強力外国人選手ようする長崎
直近5試合で勝ち点12を積み上げ調子を上げている長崎。
その特徴は、なんといっても個の力だろう。
その中心となるのが、フアンマ・デルガドやクレイソン、クリスティアーノ、エジガルジュニオら強力ブラジル人助っ人たち。
前線のメンバーを字面でみると「セレソンかよ」と思わずツッコミたくなってしまう。
特にセンターFWのファンマは得点を量産中で、のせたくない相手だ。
チャージを受けても軸がぶれない抜群のフィジカルに、足元の技術も高くしっかりとボールのキープもできる。
ブラジル選手お得意のトリッキーなドリブルも展開可能で、徳島のCBカカ・内田のコンビはうまく翻弄されないように立ち回ってもらいたい。
まもなくキックオフ
先ほど発表された徳島のスタメンがこちら
GKスアレス(復帰おめでとう!)
DF浜下、カカ、内田、外山
MF白井、杉本 、玄、柿谷
FW西谷、森
2トップの下に一人配置し、攻守ともバランスの良いフォーメーション。
事前の発表では西谷が2トップの一角を担っているがここは流動的で柿谷があがってくることもあるだろう。
前節の水戸戦よりもボールを持つ機会が少なくなることが想定されるので、いつも以上に少ないチャンスをものにできるかが鍵となる。
強力外国人を助っ人を抑え込むことができるのか、徳島の実力が試される。