【2023年4月オープン ／爬虫類専門店 れぷたいるずプロ 徳島店（徳島市北沖洲）】実際に手にのせてふれあいながらトカゲやカメなどを購入できる！ 買い始めの人に優しい専門ショップ

「気持ち悪い」「こわい」「かわいい」「カッコいい」「キレイ」。

同じ生体でも見る人によって、さまざまな捉えられ方をされがちな爬虫類たち。

「犬や猫などと比べてペットとしてもまだ異色な目で見られる機会が多い彼らを、少しでも身近な存在にして理解を深めてもらいたい」

そんな目標を掲げ、高松に本店を構える爬虫類専門店『れぷたいるずプロ』が今年1月の倉敷出店に続き、徳島へ進出した。

明るい店内には生体の入ったケースがズラリ！

入店するとこのように生体の入ったクリアケースが縦・横にビシッ！ トカゲを中心に、ヘビ、ヤモリ、カメ、カメレオンなど大小様々な爬虫類を取り扱っている（カエルやイモリなど一部両生類の取り扱いもあり）。大きな窓からの採光によって室内は奥まで明るく、入店しやすいだけでなく生体の身体の模様や色合い、細かい表情まで観察しやすい。

「数年前にオーナーが爬虫類に興味を持ちはじめ、3年前に高松の本店が開業しました。なので業界歴はそれほど長くありません。爬虫類の専門店はまだそこまで数が多くなく、あっとしてもマニアの方向けの雰囲気のお店の割合の高いと思います。だからこそ意識したのは、私たちと同じように最近爬虫類を好きになったり、興味を持つようになった人たちも安心して立ち寄ってもらえるような開かれた雰囲気づくりです」と店長の白川さん。

実は白川さん自身も数年前に爬虫類にハマったばかりで、お客さんとして高松本店のオーナーに相談しながら飼育をはじめた。

お世話をするなかでさらに愛着は深まり、なんとそれが仕事に！

爬虫類の魅力、なにやら奥が深そう。

爬虫類の世話は難しい⁉　レオパードゲッコーならほぼ世話いらず

まずはじめに見せてくれたのは手のひらサイズのレオパードゲッコー（和名:ヒョウモントカゲモドキ）。

とてもおとなしい性格でよじのぼったり、大きな音をたてたりもしないため、爬虫類の中でも比較的飼いやすいそう。

また、よく見るとつぶらな瞳で、尻尾はぷりぷり。眺めているだけでも癒される。

同じレオパードゲッコーでも体色や模様は実にさまざま。

これはそれらをつかさどる遺伝子の違いによって生まれるもので、特徴が単一の個体だけに表れるのではなく遺伝が確認された場合はその表現型を業界では「モルフ」と呼ぶそう。

というわけで、売り場ではモルフ名で表記されることが一般的で
レオパードゲッコー／スパーマックスノー
レオパードゲッコー／ブラックナイト
レオパードゲッコー／エメリン
レオパードゲッコー／ファイアーウォーター
レオパードゲッコー／ギャラクシー
レオパードゲッコー／レッドボーン
など

なんだか戦隊ヒーローみたいだ（笑）

しかし、興味は持ったとしても、気になるのはエサの問題！

「生きた虫をさわるのはちょっと…」

そんな人もご安心を、昆虫を粉末上にして固形したエサがあるので室内で同時に虫を飼う必要もない（爬虫類のなかにはそのまま状態を好むものもいるので、冷凍コオロギや生きたコオロギ、マウスなども販売している）。

エサは3～4日に1回、少量与えるだけで問題ないそうで、排泄物のサイズも小さくピンセットでつまめるくらいの大きさだ。

唯一気を付けなければいけないどが温度と湿度で、温度は25～28℃、湿度は60～70％をオールシーズン保つ必要がある。

湿度を保つのに便利なのがウェットシェルター。

水を吸収しやすい素材でできていて、上にあいたくぼみを水のみ場にしておくと時間とともに水分が吸収され、下に空いた穴が理想的な高湿度ポイントに！

トカゲは夜行性で暗い場所を好むので、昼間の隠れ家にもなって一石三鳥だ。

そのほか基本的な飼育に必要なアイテムの一式がこちらでそろう。

値段は色や模様の人気や珍しさによってかわり、1万円ほどで購入できるものもあれば、数十万円以上するレアものも！

黒い模様は人気が高く、値段も跳ね上がる。

寿命は平均で10～15年といわれているそう。

実際に触れてみてわかる爬虫類の姿

レオパードゲッコー以外もさまざまな爬虫類に出会える『れぷたいるずプロ』。

恐る恐るボールパイソンというニシキヘビを手のひらにのせてもらった。

勝手なイメージで、噛みついてきたり、腕に巻き付いてきたりするのかと思ったが、ふたを開けてみれば非常におとなしく。

手のひらでこのようにお利口さん。

毒もなく、よほど人間が危害を加えたりお腹を空かせたりしていないかぎりは噛みついたりすることもないそう。

実際にふれあってみて、早くもその魅力に取りつかれそうだ（笑）。

「大通りに面しているので、近所の子どもたちや散歩中の人たちが「なんだろう」と立ち寄ってくれることもあるんです」と白川さん。

OPEN初日は爬虫類ファンなら誰もが知っている有名ユーチューバーをゲストに招き、県内外から多くのお客さんが訪れた。

これまで本店まで足を運んでいた徳島の常連客にも、「近場で頼れる場所ができて嬉しい」と喜ばれている。

マニアだけでなく初心者にも優しく。

新しく仲間に加わる徳島の爬虫類ファンの背中を後押しできるように。

爬虫類の認知・魅力が広がっていくのは、まだまだこれからだ！

家庭動物管理士 白川大登 登録番号 第3233925号 有効期限2025年3月31日

動物取扱業 販売 第51250号 有効期限 令2.4/13～令7.4/12