2023/05/06 09:00
まっつん
【連載・コーヒーとおやつ。】『トーコーヒー』(徳島市城東町)/コーヒー×プリンケーキ
味や香りの良さはもちろん、味わうひと時そのものが心や生活にゆとりや潤いをあたえてくれるコーヒー。
こだわりのスペシャルティコーヒーとご褒美にぴったりなちょっとリッチなおやつを組み合わせていただけば、どんなときでもモチベーションUP間違い無し!
週末や仕事の合間のリラックスタイムにぴったりな、コーヒーとおやつを紹介します!
農園や生産者の顔がわかるような一杯を届けたい
徳島市城東町にある『トーコーヒー』は、若い夫婦が営むコーヒースタンド。
2020年にJR『二軒屋駅』構内のトレインワークスで週末限定のお店としてスタートさせ、その約1年後に今の場所に移転して営業をはじめた。
店名の『トーコーヒー』は、アルファベットにすると「TO COFFEE」。「おしゃべり“とコーヒー”」「甘いもの“とコーヒー”」「読書“とコーヒー”」など、人それぞれ楽しみをコーヒーでより一層豊かな時間にできたらと名付けられた。
また「TO」には英語で届けるという意味もある。
こちらで届けているのは、コーヒー豆を栽培している農場や生産者の想いだ。
ご存じのとおり世界にはたくさんのコーヒー豆の産地があり、国ごとに酸味や苦み、果実味などさまざまな特徴がある。しかし味わいの個性を決めるのではそれだけでなく、育て方や加工の仕方でも大きな違いがでるもので、農場や生産者が「よりおいしい豆を」と日々試行錯誤している。
「はじめにオープンしたときから、豆の味をお伝えできる店にしたいなという想いがありました。それぞれに個性があって人の表情みたいで素敵ですよね」。
それゆえメニューのほとんどがシングルコーヒー(エアロプレスラテのみブレンドも用意)で、旦那さんが担当している焙煎も他の味わいが付加されないように浅煎りにこだわっている。
常時4~5種類のコーヒー豆を揃えているが、産地は決まっておらず季節ごとにさまざまな豆を自分たちで試し、自信を持っておすすめできるものをピックアップしているそう。
カウンターには豆ごとのキャラクターを紹介するカードと挽いた豆が置かれていて、特徴や香りを確かめながら注文ができる。
例えば写真のものなら、「グアテマラのギジェルモ・サンチェスさんの作ったコーヒー豆。農場は家族経営で、植物が成長の過程でストレスを感じないようにアプローチしながら大切に育てている。味わいは非常にバランスが良く、程よいナッツ感があり、冷めてくるとチェリーのような甘さが味わえる」といった内容が書かれている。
「もっと気楽に飲みたい! というときは、今どんな気分なのか? どんなスイーツと合わせたいのか教えてください。ぴったりのコーヒーをご提案します」。
豆の種類
COFFEEMENU
・アイスコーヒー550円~
・エアロプレスラテ(ブレンド)600円(シングル)600円~
豆の販売
コーヒーのおともにオススメは!…プリンケーキ
スイーツ部門は奥さんの担当で、豆の仕入れをするたびにその味わいにあったメニューを準備していく。
なのでありつけるメニューも季節ごとに変わるのだが、写真の[プリンケーキ](コーヒー代+480円)は特に人気の一品のため準備していることが多いそう。
土台が甘さを抑えたチョコレートのスポンジで、その上がどっしり存在感のあるプリン。カラメルソースはビターな味わいで、生クリームと一緒に食べると程よい。
おすすめしてもらったコーヒーのペアリングはグアテマラ!
酸味の主張が強いコーヒーだと生クリームと味同士がケンカしてしまうのだが、グアテマラの酸味はオレンジのようなすっと広がる酸味でそれがなく、むしろケーキの味を引き立ててくれる。
取材日にはマフィンやパウンドケーキも! こちらはテイクアウトも可能(プリンケーキはテイクアウト不可)。
トーコーヒー
- 住所/ 徳島市城東町 1-1-12
- 電話/-
- 営業時間/12:00~22:00(土・日曜、祝日は~18:00)
- 定休日/月、火 その他休業日/不定休
- 駐車場/なし(近隣の有料駐車場を使用)