2023/05/22 09:00
きよみんご
【2023年4月オープン /麺の。(板野郡藍住町)】“麺を食らう”ガッツリ食べたい二郎インスパイアラーメン
板野郡藍住町のテナントが並ぶ一角に二郎インスパイアラーメンが登場した。
太めの麺とガツンとニンニクの香りが効いたラーメンを紐解いてみよう。
二郎インスパイアラーメンとは?
二郎インスパイアラーメンとは、東京で有名な『ラーメン二郎』に影響をうけたラーメンのこと。
豚骨ベースの濃いスープに太めの麺、背脂や茹でた野菜をトッピングしているのが特徴。
『麺の。』で提供されるラーメンもこのスタイルだ。
継ぎ足しで作られるスープは、豚の旨みがしっかりとでている。
スープと一緒に煮込んで作られる煮豚は、厚めに盛り付けられ食べ応え抜群だ。
[ラーメン]に追加トッピングのレアチャーシュー2枚とヤサイ増しのセットで(1,200円)。
おすすめのトッピングは、[レアチャーシュー](1枚・100円)。
低温調理でしっとりと仕上がったチャーシューが優しくスープに絡む。
そのほか、[味付うずら](4個・100円)もあるよ。
2人の師匠から受け継いだ味
店主の丁子さん(ちょうじさん)は、元々大のラーメン好き。
好きが高じて北島町の『中華そば田村』働く道を選んだほか、独自でラーメンの研究もしていた。
ところがある日のこと。田村さんの知人で県外でラーメン屋を営む店主から「丁子君はラーメン好きじゃないね」と、研究の甘さの指摘を受けた。
この一言に衝撃を受けた丁子さんは、世界を深めるために休みの日に時間を見つけては県外のラーメン店へ。食べ歩きを重ね、理想の一杯を追い求めていった。
その姿を見ていた『中華そば田村』の田村さんに背中を押され、ついには人気店がしのぎを削る東京へラーメン修行へ。
そこで運命の出会いをすることになる。
東京に出て、1番最初に働いたのが『麺処 篠はら』。あっさり系のラーメンが人気のお店だ。
そこでは、『麺の。』で提供している[レアチャーシュー]と[味付玉子]を学んだ。
次に修行場所に選んだのは、二郎インスパイアラーメンを提供していて、こってりした味が人気のラーメン店『自家製麺NO.11』。
『麺の。』で提供するラーメンは本家の二郎系ラーメンではなく、『自家製麺NO.11』のラーメンが基準になっている。
2人の師匠から学んだ教えをしっかりと守り、地元に戻って開業。
店名の由来は、『麺処 篠はら』の“の”と『自家製麺NO.11』の“o”からとったもの。
ラーメンの上にはナルトがトッピングされており、ピンクの渦巻きが“の”に見えることも掛け合わせて命名している。
師匠と弟子の絆を感じる。
店内はカウンターと座敷がある。
店の入り口には、二郎系ラーメンでは定番の黒ウーロン茶も販売しているよ。
脂肪分解を促すウーロン茶と一緒に麺をがっついてみて。
丁子さんは、ラーメン好きだったことがキッカケでたくさんの人に出会えたと言う。
「食べる側の時は気付かなかったけど、仕込むことが多くて大変です。」と苦笑いをしていたが、ラーメンを仕込む目は真剣そのもの。
遠く離れた地で紡いだ人の縁で作り上げられた『麺の。』のラーメンは、日本中探してもここでしか食べられない。
間違いなく徳島でも愛されるラーメン店に仲間入りするだろう。
麺の。
- 住所/ 板野郡藍住町 矢上安任139-1
- 電話/-
- 営業時間/ 11:00~15:00、17:00~20:30
備考/水曜は昼のみ営業
- 定休日/木
- 駐車場/3台