2023/05/20 09:00
あわわ編集部
【徳島ヴォルティス】6試合負けなし! 好調のまま今期初の連勝にチャレンジ VS藤枝MYFC
フォーメーションや戦い方が固まり、直近負けなしの『徳島ヴォルティス』。
3試合ぶりのホーム開催となった5月17日の金沢戦は苦戦を強いられながらも先制に成功。いい時間に追加点もあげるなど、理想的な勝ち方で順位を16位まで上げた。
上位陣との勝ち点差はまだあるが、勝利を積み重ね、まずJ1昇格プレーオフ圏内まで駆け上がっていきたい。
前節の振り返り
山口戦の退場処分の影響で出場できないMF杉本にかわって、MF児玉がIN。残りは入れ替わりなく、金沢をホームで迎えうった。
試合序盤、チャンスを多くつかんだのはアウェイチーム。ツートップが中央だけではなく両サイドに流れてうまくボールを引き出し、そこから決定機やセットプレーの獲得につなげた。
徳島は森、石尾、安部の3バックを中心に粘り強く耐えて、カウンターの機会を伺う。
すると徐々にボールが持てる時間も増えてきて、前半40分にMF児玉のスペースを突くパスにFW森がいち早くスプリントを開始し、左サイドをドリブル突破。ゴール斜め前で一旦ためながら豪快にストライカーらしいフィニッシュ。
さらにこの日の森は止まらない。エンドがかわった後半20分、2人にチェックを受けながらもMF西谷が左サイドを突破し強引にシュート。一度はGKに防がれるもリフレクションしたボールを的確に流し込み、頼れるエースストライカーがチームトップの6得点目をあげる。
試合終盤は勝ち点を持ち帰るために強度を上げた金沢の猛攻に手を焼くことになったが、要所はしっかりとおさえ、駆け付けたサポーターに嬉しいホーム初勝利を届けた。
初のJ2昇格も、今まさに正念場! エース不在でどう戦う⁉
5/21に徳島が対戦するのは、J3から昇格した『藤枝MYFC』。
2009年に誕生した静岡県内で3つ目のJリーグクラブで、MYFCは文字どおり「私のフットボールクラブ」という意味。
クラブ規模や資金力の面で同じカテゴリーのクラブとまだ差があるなか開幕2連勝。その後もコンスタントに勝ち続け、一時はリーグ上位に顔を出していた。
ハイライン・ハイプレスで臆することなく攻め続けるスタイルで、センターフォワードの渡邊は16節現在リーグトップの10得点をあげている。
しかし、台風の目となっていたチームの状況は12節以降一転。現在5試合連続勝ち星から遠ざかっている。また、水野・杉田の両ボランチの離脱に加え、前節の磐田戦でFW渡邊が退場処分。苦しい台所事情のなか上り調子の徳島との対戦となる。
直近4敗のうち3試合が無得点と湿り気味の藤枝攻撃陣。徳島戦ではFW矢村が12試合ぶりのスタメン出場が予想されているが、果たして起爆剤となれるか⁉
徳島はどう戦う⁉
藤枝は徳島と同じように3バックを採用しており、両ウイングバックが積極的に攻撃に参加。
徳島は直近の試合で、同じく攻撃力が魅力のMF西野・MF西谷を両翼として抜擢しているが、守備のタスクをどこまで柔軟にこなせるのか、メンバーを代えてのぞむのか注目が集まる。
また、前節でMF児玉がいい動きを見せていただけに、ラバイン監督が中盤でだれをファーストチョイスにするのかも気になるところ。
攻撃の強度を維持するために藤枝はボール保持を狙いにくる。戦い方としては金沢戦と同様に相手をいなしながら、スペースへのパスで好調を維持する前線の選手へのつなげたい。
日曜の試合が待ち遠しい!