【街ネタ／はせ動物病院（板野郡北島町）】夏はペットの皮膚トラブルに注意 過剰なかゆみ行動をチェック

これからの季節はノミ・ダニの活動が活発になり、高温多湿や季節の変わり目でペットも体調を崩しやすい。そんなときに注意が必要なのが皮膚トラブル。どんな疾患やトラブルが起こるのか、『はせ動物病院』の青木秀樹先生にお話を伺った。

注意したいのはノミ・ダニによる皮膚トラブル

「これから気温が上昇していくとノミ・ダニの活動は活発になります。気をつけたいのがお散歩の際にノミ・ダニに接触してしまうことです。疥癬（イヌセンコウヒゼンダニの寄生）やノミアレルギー性皮膚炎といったノミ・ダニが媒介となる皮膚病への注意が必要です」と青木先生。

「そのほかのケースではカビの繁殖で起こるマラセチア性皮膚炎、細菌の感染症である膿皮症などもみられます。これらのトラブルは前段階でアトピー性皮膚炎などを発症しているケースも少なくありません」とのこと。

ペットの過剰なかゆみ行動で、皮膚トラブルを早期発見

ペットの皮膚疾患には、過剰なかゆみ行動や毛づくろい、抜け毛が目立つなどの症状が多く報告されているそうだ。しかし症状に合わせた薬の塗布や投薬、シャンプーケアなどで適切に処置すれば改善が可能。いつも以上に毛づくろいしていたり、肌の異常などを見つけたりしたら動物病院へ相談してみよう。早期発見でペットのかゆみによるストレスを解消してあげよう。