2023/06/03 17:15
まっつん
【2023年4月オープン/ちろのおかし(徳島市北沖洲)】子どもの頃に想い描いた “お菓子屋さん”を実現したい! 作り手の顔が見えるおやつ・手土産にぴったりな焼き菓子やケーキがいっぱい
徳島市北沖洲の住宅街に、可愛いお菓子屋さんが誕生!
スイーツ好きや近隣の住民から早速注目を集めている。
オーナー兼パティシエのちろさんに話を伺うと、こちらのお店は子どもの頃から温めていた長年の夢をカタチにするためにオープンさせたとのこと。
どんなワクワクがつまっているのか詳しく話を聞いた。
子どもの頃に想い描いた“お菓子屋さん”
子どもの頃からスイーツが大好きだったちろさんは、自然と「パティシエになりたい」と思うようになり食物科のある高校へ進学。経験を積んで徳島県内の人気ケーキショップに就職することができた。
憧れのパティシエとしてのキャリアをスタートさせたのだが、ある時はクリームを塗る担当、またある時はムースを作る担当というように、大きなお店だったために最初から最後まで自分でお菓子屋やケーキを作り上げることが難しかったそう。
長年憧れていた職業だけに毎日は充実していたが、心のどこかで物足りなさを感じる日々。
その後、結婚・出産を経てパティシエではなく別の職業に就いたのだが、あるとき同僚に頼まれてオーダーケーキを作る機会があり、あらためて一から十まで自分で納得のいくケーキが作れる楽しさを実感!
子どもの頃に想い描いていた、「自分のお菓子屋さん」にチャレンジする決意をした。
バリエーション豊富な焼き菓子たち
自宅前の空き地に建てたお店は、ちろさんとちろさんのお母さんの二人で切り盛りしている。
国産の小麦、徳島県産の卵、こだわりのきび糖など、素材選びにもこだわっていて、子どもたちが安心して口にできるおやつを提供することをポリシーとしている。
レギュラーメニューはクッキーが6種類に、フロランタン、ちろサブレ(塩バターサブレ)、フィナンシュ、レモンケーキ、マドレーヌ、マカロン、シフォンケーキなど実に多彩。
すべてのメニューをちろさんが作っていて、オープンしたばかりの頃は毎日徹夜でほとんど寝れない日もあったとか。
「今でも家族の協力がないとなりたっていないので、毎日感謝しています」。
数に限りはあるがカヌレやアップルパイも提供していて、こちらは手土産として特に人気のメニュー。
[アップルパイ](1個360円)。
リンゴ・バター・きび糖を熱し、ラム酒やシナモンも加えて具材となるリングのフィリングを作るのだが、こちらではさらにリンゴの汁を染み込ましたパン粉も加え、しっとりした舌触りになるように仕上げている。
クマの顔をデザインしたその名も[くまかろん](各270円)。
お客さんからの要望にこたえ、新たにバニラちゃんがお目見えした。
どんな出会いがあるかはお楽しみ! 気まぐれきケーキ
パティシエとして働いていた経験を活かし、毎日必ず1種類はケーキを出すようにしている。
「今のところチーズケーキが多めなんですが、私の気まぐれや仕入れた食材によって内容がガラッと変わります」。
取材日の気まぐれケーキは[オレンジティラミス](420円)。
卵白と卵黄を別々に泡立てて作られるビスキュイと呼ばれるスポンジケーキの生地にコーヒー液を染み込ませ、マスカルポーネクリーム、白ワイン入りのオレンジジュレと重ねていき、生クリームやオレンジをトッピングしてある。
どんなケーキが提供されるかはInstagramで告知されるので、来店前にチェックを!
このほかオーダーケーキの予約も受け付けている。
まだ夢の途中! ワクワクはこれから広がっていく
「ようやくオープンのバタバタが落ち着いてきて、メニューのことを考える時間もとれるようになってきました」とちろさん。
これから夏に向けて、モモやマンゴーを使ったケーキの試作を検討しているそう。また、現在は作業場として使用しているが、店舗2階をイートインスペースにする案も練っているようで、少しずつではあるが幼き日に夢見た理想のお菓子屋さんに近づけていく計画だ。
ようやくたどり着いた夢の出発点!
最初から最後までこだわり抜いた自分の顔の見えるお菓子やケーキで、「これからもっとお客さんを笑顔にしていきたい」と子どものようなキラキラとした表情で語ってくれた。
ちろのおかし
- 住所/ 徳島市北沖洲 4-14-2-2
- 電話/070-9112-3956
- 営業時間/10:00~17:00
- 定休日/月 その他休業日/隔週日曜※日曜営業の翌週火曜は休
- 駐車場/3台