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2023/06/22 17:00
まっつん
【トピックス・お仕事】ホワイトボードとマーカーでブランディングや思い出を残すお手伝い!?  西阿波で活動を開始したお絵かきムービークリエイター

【トピックス・お仕事】ホワイトボードとマーカーでブランディングや思い出を残すお手伝い!? 西阿波で活動を開始したお絵かきムービークリエイター

編集者の仕事をしていると、デザイナーやカメラマン、コピーライター、マーケターなど、クリエイティブな仕事をしている人たちと関わる機会が多く、数珠繋ぎでそういった職業をしている人たちを紹介してもらえる機会もある。

今回紹介する山下さんも、縁あってつながったクリエイターの一人だ。

【トピックス・お仕事】ホワイトボードとマーカーでブランディングや思い出を残すお手伝い!?  西阿波で活動を開始したお絵かきムービークリエイター

彼女の職業は、「お絵かきムービークリエイター」。

あまり聞きなれない職種だが、果たしてどんな仕事なのだろうか⁉

お絵かきムービーとは?


【トピックス・お仕事】ホワイトボードとマーカーでブランディングや思い出を残すお手伝い!?  西阿波で活動を開始したお絵かきムービークリエイター

山下さんの自身の自己紹介ムービーの一コマ。

お絵かきムービークリエイターとは、ずばり「お絵かきムービー」の作り手のこと。

その「お絵かきムービー」とは、イラストと音声を編集し、特定の人物をPRしたり、商品の魅力などをわかりやすく伝える動画のことで、わかりやすく説明するとプロモーションビデオと広告を組み合わせたようなもの。

作り手一人ひとりに絵のテイストやシナリオのまとめ方に違いがあり、完成した動画には実写では表現できない温もりや親しみやすさを感じられる。

元々2013年にYouTuberのサムペッパー氏が投稿した人生をホワイトボードに描いたイラストで語るという動画が世界中で話題を呼び、その動画から着想を得て立ち上がった『一般社団法人国際じぶんストーリー協会』がマーケティングの手法の一つとして確立した。

ちなみに、『一般社団法人国際じぶんストーリー協会』から認定を受けられないとお絵かきムービークリエイターを名乗り、活動することはできない。

山下さんはなぜ、お絵かきムービークリエイターに?


【トピックス・お仕事】ホワイトボードとマーカーでブランディングや思い出を残すお手伝い!?  西阿波で活動を開始したお絵かきムービークリエイター

大阪生まれの山下さんは、幼稚園の頃から絵を描くことが大好きで、お姫さまのイラストを描いては「わぁ、上手‼!」とお母さんに褒めてもらっていたそう。そのことが嬉しくてその後もイラストを描き続け、いつの頃からか漫画家を志すように。

「漫画家になるなら、人の心を勉強しておけばいずれ役に立つかも」と心理学を学べる大学に進学。と、そこまではよかったのだが、大学では勉強することが多く、恥ずかしがりやな性格の山下さんはわからないところを先生や友だちに質問したり、漫画家になる夢を人に相談することができず、夢に挑戦することをあきらめてしまった。

大学卒業後は福祉関係の道に進み介護施設で働くことになったのだが、仕事がようやく楽しくなってきたころに腰を痛めてしまい、今までどおり働くことが難しくなってしまった。なんとか日数を減らして介護の仕事に携わることはできたが、できる仕事の内容やかけられる時間がどうしても限られてしまい退職を決意。

その後はさまざまな仕事を転々としながら、腰に負担をかけずに在宅でイラストに携わる仕事を探し続けた。そんなある日のこと、お絵かきムービークリエイターにたどり着き、今度は勇気を出して夢への一歩を踏み出した。

心機一転のスタート地は慣れ親しんだ大阪ではなく、両親が生まれ育った西阿波を選択。

長期休暇の帰省で訪れる程度だったのだが、母方の実家は天井に明かりとりのための窓があるような古民家で、とても印象に残っていたんだそう。

「持ち主の祖母も今は大阪に移住して年に数回使う程度だったので、家を残すためにも定期的に使う人がいたほうがいいかなと(笑)」。

静かな環境で集中して作業できるほか、横のつながりも増えて毎日が充実していると笑顔で答えてくれた。

記憶に刻まれるムービーを生み出すために


【トピックス・お仕事】ホワイトボードとマーカーでブランディングや思い出を残すお手伝い!?  西阿波で活動を開始したお絵かきムービークリエイター

デジタル絵コンテを描く山下さん。

心に刻まれる「お絵かきムービー」を作り上げるためには、単にイラストを描くのが上手であればいいというわけではなく、ヒアリング力や聞き出した情報をシナリオにまとめる力、編集スキルなども求められる。

「ただ単に自分が作りたいムービーに仕上げるのではダメです。紹介する内容が人であればその方の人柄や想いが、商品であればどうすれば魅力が伝わるのか? また、どんな方に見てもらう動画なのかにもよって、シナリオや言葉選び、時間なんかもかわってきます」と山下さん。

ヒアリングには一層時間をかけ、親身になってエピソードを聞き出してくれる。

また、ヒアリング後いきなり本番の撮影にのぞむのではなく、①シナリオ作成②音声準備③デジタル絵コンテ④撮影+編集といった工程があり、それぞれの工程に目途がついたら事前に確認させてもらえる。

音声については、自分の声を録音して使ってもらうこともできるほか、山下さんに声を吹き込んでもらうこともできる。

完成した動画は、PR用のものであればYotubeや自社サイトにアップしたり、お店で再生したりなど。社員に企業理念を共有したりや家族やペットとの思い出を残したりといったような、気持ちを伝えたり思い出を鮮やかに残すためのツールとしても注目されている。

料金は4~5分の動画を作るので約20万円~。

決して手ごろな価格ではないが、完全オリジナルのプロモーションビデオを一から作るのと同じような感覚ととらえてもらえれば。

山下さんの作品はFacebookでチェックできるようになっているぞ!

Facebookで作品をチェック!


「徳島を! 西阿波を発信する! お手伝いがしたい」


【トピックス・お仕事】ホワイトボードとマーカーでブランディングや思い出を残すお手伝い!?  西阿波で活動を開始したお絵かきムービークリエイター

2023年2月から徳島にやってきて、活動を続けている山下さん。

当初は徳島での暮らしを1年限定のお試しで考えていたのだが、知れば知るほど徳島のことが好きになりその気持ちはかなり揺らいでいる。

せっかく徳島に来たのだからと、いろいろな場所を訪れてみたり、地域で開催されている様々な活性化プロジェクトに参加してみたりなど。

「撮影や編集の時間がなくなっちゃうくらい顔をだしていますね(笑)。大阪にいたときに気づかなかっただけかもしれないのですが、徳島って面白い取り組みをされている方がすごく多いんです。ゆくゆくはそんなすてきな人たち、すてきな徳島を全国に向けて発信していくのにも、お絵かきムービーを活用できないかなと考えています。そうなれば高確率で徳島へ移住することになりますね」。

ようやく長年憧れた「イラストに関わる仕事」に携わることができ、夢への第一歩を踏み出した山下さん。

夢見る期間は人一倍長かったが、スタートラインに立つと早くも野望が芽生え、実現に向けて燃えている。

徳島×お絵かきムービーでどんな発信がなされるのかも今から楽しみだ。

「お絵かきムービー」「お絵かきクリエイター」は、株式会社アクアフィールドの登録商標です。

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