はい、やって参りました。『自分の向いた方角が北だと思っていた女』みくりさんです。
最近コロナだなんだと大好きなカフェ巡りができずストレスがMAXレベルにありつつある今日この頃。

人生ログアウトしちゃいそうな私に神様が気付いたのか、思いもかけない吉報が舞い降りました。なんと、取材先リストの中に、憧れのあの人の名前を発見！！

みくりさん：み、宮城愛さん！ 神山の歌姫がカフェをオープン…ですと！？

宮城愛さんは神山出身のシンガーソングライター。じつは私、徳島の情報番組『ゴ〇〇ル』に夫婦で出演していたのを偶然目にしたときに一目惚れ。以来、いつかお会いしたいと思いつつ、何処へ行けばお目にかかれるのかとライブ情報などを探りつつ悶々とした日々を過ごしていたのです。なんというタイミング！

みくりさん：ハイハイッ！宮城愛さんの取材行きたいです！

意外にもあっさりと要求が通り、心は踊り狂うヌタウナギ状態。取材の前日には、夢にまで出てくる興奮ぶりでございました。ちなみに、当日は朝4時に目が覚めたことは言うまでもありません。

■秘境に佇む最高のロケーション！

GoogleMapさんに頼りながらぐねぐね山道を走行。だんだん対向車もいなくなり、静かな道のりが続きます。晴れた空に白い雲、新緑の山々が連なる景色にもうこの時点で心が洗われ始める私。

（このままカフェだけ行って直帰したい…。）

と本気で呟いたのは秘密です。だけどこんな風景見たらダレでも言いたくなるでしょうよ！

対向車が来たら困っちゃうような細い道を抜けた先に、目的地『Café Namaste』はありました。約20年もの間空き家状態となっていた古民家を改装したという外観は、古き良き時代を醸し出すレトロな佇まい。店先には「ご自由にお取りください」のカードと共に、ドリンクサーバーと甘いお菓子、果物が置かれています。サイクリングロードとして利用されることも多い山道。上り坂に疲れたバイカーに優しい心遣いです。

昔ながらの引き戸を潜り店内をうかがうと、最初に出迎えてくれたのは愛犬エマちゃんと旦那様のアナムさん。

アナムさん：Hi☆ コンニチハ～！

みくりさん：ハハハハ、ハイ！（ダンディ…☆）

即席英語も浮かんでこず慌てる私を、紳士的に席までエスコートしてくれました。ポイント高し！アナムさんはドイツ出身で、自分の会社を経営していた元CEO。そんな誰もが羨む地位を捨て自転車1台で世界中を巡り、その旅の途中で宮城さんに出会いゴールイン。素敵すぎるエピソードです。

アナムさん：愛ちゃーん。

宮城愛さん：こんにちは☆

みくりさん：こんにちは！ファンです！！（興奮）

奥から現れたのはオーナーの宮城愛さん。尚、私の興奮の度合いについては言うまでもありません。実際この部分は何をしゃべったのか記憶にないほど、とにかく好きですを連呼していたように思います。挨拶も終わり、さっそくお話を伺わせていただくことに。

みくりさん：こちらのカフェを始めたきっかけはなんでしょう？

宮城愛さん：夫婦二人の夢がヨガや瞑想をする場を営むことだったんですが、初めての人だとちょっと敷居が高いイメージがあると思って。カフェに来てもらいながら、徐々にこの場所でそういったこともやっていければとの思いから始めました。

みくりさん：なるほど。「導入として親しみやすく」ということですね。ちなみにこちらの古民家はお借りしている物件なんですよね？

宮城愛さん：そうですね。何件か候補はあったんですけど、ここからの景色がすごく良くて気に入りました。しかも大家さんが私の小学校時代の担任の先生なんですよ。

みくりさん：すごく運命的ですね！

お話の通り景色は最高！ 特に窓際の席がオススメで、すぐ下を流れる鮎喰川と緑あふれる山々の風景が一面に広がっています。後から来店したお客さんも、みなさんカメラ撮影に夢中になっていました。

宮城愛さん：雨の日の朝とかは猿の群れが川を渡ったりもするんですよ。ほら。（動画）

みくりさん：すごい大群！！（想像以上の量に驚愕）

他にも鹿やタヌキも出るらしいので、もし来店時に見られた方はラッキー☆ ちなみに私はダメでした↓

■スイーツに特化した軽めのメニュー

ラズベリーがトッピングされた[シナモンロール] 450円。サイズは大きめでお腹を充分満たしてくれそう。

金箔が散りばめられた[リッチブラウニー] 400円。濃厚なチョコとザクザク食感のオレオが絶品。

神山の大自然の景色を眺めながら、ゆっくりとした時間の流れを味わえます。

■売上の一部を海外支援のため

こちらのカフェでは、現在売上金の一部をインドの支援のために寄付を行っています。日本もコロナ禍で大変な状況とはなっていますが、インドでは日本とは比べ物にならないほど酷い状態なのだそう。元々インドでは日銭稼ぎのようなワークスタイルの人が約85％を占めているにも関わらず、ロックダウンのため働きに外へ出ること禁止されてしまい、多くの人が飢えに苦しんでいるのです。現地でボランティア活動をしている知人にその現状を聞いた宮城さんたち夫婦は、酷く心を痛めたそう。というのも、お二人が出会った場所がインドであり、夫婦にとって第二の故郷のような場所だったから。そしてすぐに行動を起こしました。

宮城愛さん：コーヒーとドリームキャッチャーの売上の15％を現地で活動している知人に託し、CDの売上は1枚につき5冊の自習用教科書を買うお金として使わせていただきます。この教科書はコロナが落ち着いた頃に、私たち夫婦のどちらかが直接現地に行って手渡す予定です。

みくりさん：女神…☆

お話をうかがいながら、その取り組みへの熱い信念のようなものに思わず感動してしまいました。想いはあったとしても、そう簡単に実現できることではありませんよね。微力ながら、こちらで商品の宣伝をさせていただきたいと思います。

宮城愛さんのCDは全部で3枚リリース。1st Album［Mahalo］1,800円、2nd Album［peace］2,000円、3rd Album［HOPE］2,500円。店内購入、またはInstagramのダイレクトメッセージでも購入が可能。

ドリームキャッチャーとは、アメリカ北部の地域で[悪夢から守ってくれる]という言い伝えのある伝統的なお守り（装飾品）です。昔から子どものベッドサイドや枕元に飾ると良いと言われています。Instagramのアカウント『dreamcatcher_ibiza』の画像から欲しいデザインを選んで注文する完全オーダー制。価格は5,000円～2万円。

あなたがカフェで過ごした時間が支援に繋がるかもしれません。あくまで個人的な意見ですが、これって最高じゃないでしょうか？ぜひ『Cafe Namasté』へ足をお運びください☆