2023/07/07 18:00
まっつん

【徳島ヴォルティス】徳島県民デー! 負けられない PRIDE OF 中四国ダービー
夏の5連戦の2戦目、アウェイ水戸戦。
徳島は幸先よくFW坪井のゴールで先制するも、後半開始からホームチームに立て続けに得点を奪われ1-3で敗戦した。
最初の失点は不運が重なったものであったが、その後逆転に向けてプレスを強められ、交代選手も入れてムードの払拭をはかったが、流れというものはおそろしい。
これで徳島は4試合勝ち星が遠ざかった状態で、週末の中四国ダービーを迎える。
この一戦は「徳島県民デー」となっており、県内在住・在学の小中高生は無料観戦できるほか、県内在住の大人も優待料金で観戦できる。
多くの来場が予想されるだけに、なんとかチームにはライバルにリベンジ(前回の対戦では徳島が敗戦)を果たしてもらいたい。
前回の岡山との対戦
岡山との前回の対戦は第19節のこと。
岡山は立ち上がりからボールを保持を狙う徳島に対し、FWルカオとFWムークの2トップが積極的にプレスを掛けていく。
自陣に下がって体制を立て直す動きにもしつこく反応して、高い位置でボールを奪取。すぐさまフィールドプレーヤーが前への意識を強めカウンターを発動。
ボールをFWルカオに集めるが、ストライカーの放つ一撃は精細をかく。
対する徳島は岡山のミスに付け込んでショートカウンターで決定機を作る。前半31分にFW柿谷が自らボールを奪い、フィニッシュまで持っていたが、岡山の柳の必死のブロックで最後は防がれてしまう。
その後は両チームうまくチャンスを作れず、前半はスコアレス。
後半になると徳島は柿谷や杉本が起点となってビルドアップを試みる。
岡山は慌てずにブロックを形成。選手交代でフレッシュな選手を投入しながら、前半同様にカウンターに狙いを絞る。
すると徳島が攻勢を強めるなかでわずかに生じたスペースをうまくつきロングボールで一気に前線へ。競り合ったボールをムークが拾い、ゴールに向かって前進。GKスアレスの守るゴールにシュートを流し込んだ。
この時点では試合終了まで残り20分ほどあったが、岡山が同点を阻止すべくさらに守備を徹底。徳島はリスクを冒して強引にいかざるおえない。
試合終盤、岡山はまたしてもスペースをいかした素早いカウンターを発動させて追加点。
徳島は最後までゴールを奪うことができず、0-2で中四国ダービーに敗れた。
ロングボールへの対応が失点回避の鍵
岡山の試合を見ていると、強力な助っ人コンビをめがけてロングボールを多様してくるような傾向があるように思う。
正確なキックはもちろん、ある程度の混戦も想定したアバウトに蹴り込んでくるボールもあり、そこからうまく回収して2次・3次攻撃につなげている。
出し手としてはCBのコンビ、DF柳とDFヨルディ バイスの割合が多く、両者ともこれまで幾度となく攻撃にからんでいる。
徳島は守備陣は長身の選手が少ないだけに、空中戦を強いられると得意のボール保持ものぞめなさそう。前線に出される前に積極的にプレスをしかけ、前に出させないか、精度を落とさせて奪うか。
前節の悪いながらを払拭するために、なんとか先に失点は避けたい。
また、左SBでの出場が増えている鈴木も気になる一人。本職はボランチだけに足元の技術が上手く、スタッツでみるとボール奪取率も高い。
徳島は両翼が高い位置をとって攻撃参加をしているだけに、一旦奪われて長いボールを入れられると前回対戦のときと同じように手痛いカウンターを喰らうことになってしまう。それだけは避けたい。
そんな岡山だが細かく・素早くつないでくるサッカーは苦手のように思える。前節でも縦に速い藤枝の猛攻に手を焼き3失点。
これはラバイン体制の目指すところに合致する。フィニッシュの精度を高められれば、複数得点も狙えるはずだ。
前節途中出場で体力十分な徳島のツートップが、きっと頼もしい存在として一発を決めてくれるだろう。
週末の試合を、ぜひホーム・ポカリスエットスタジアムで応援しよう。