徳島木のおもちゃ美術館に「おもちゃ病院」がやってくる！

出張！ おもちゃ病院 in 徳島木のおもちゃ美術館
［時間］10:00～15:00（最終受付14:00）
［修理］無料　※部品代は実費。300円以上かかる場合は事前に相談あり
［定員］一家族３個まで
［場所］徳島木のおもちゃ美術館　研修室

エプロン姿お医者さん「おもちゃドクター」

徳島県・板野町にある『徳島木のおもちゃ美術館』の一室で、藍色のエプロン姿をした男性たちがおもちゃを囲んで、何やら楽しそうに話をしています。

「コミュテータがちびてる（擦り減ってる）からあかん！」

「プラリペアで補強したからもう大丈夫！」

さまざまな専門用語が飛び交う中、
「100円ショップで購入した電池チェッカーをデジタル表示に改良してみたんです」とニコニコしながら自作の工具を紹介してくれたこちらの男性たちは、『日本おもちゃ病院協会（通称：おもちゃ病院）』に所属する“おもちゃドクター”と呼ばれるボランティア団体です。

おもちゃドクターは全国に約1,700名の会員がいて、こわれたおもちゃを原則無料で修理してくれるおもちゃのお医者さんです。

徳島県には6市町（徳島市・鳴門市・阿波市・小松島市・藍住町・石井町）、約40名のおもちゃドクターが在籍していて、今回開催された「出張！ おもちゃ病院 in 徳島木のおもちゃ美術館」には、総勢16名もの有志の方々が集まっていました。

直したいおもちゃには、それだけの思い入れがある

大切にしていたおもちゃがこわれたり動かなくなり、自分では直すことができなくて悲しい思いをされた経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

捨てることもできず、今も押し入れにしまい込んでいる、なんて方もいるでしょう。

もし、こわれたままの大切なおもちゃがあれば、一度「おもちゃ病院」で診察してもらってはどうでしょうか？

おもちゃの治療（修理）は原則無料で、パーツ交換が必要な場合も部品代のみ（事前に相談してくれます）で修理してくれます！

※ただし、おもちゃドクター（ボランティア）による診察・治療ですので、ある程度修理期間が必要な場合や、故障の度合い・経年などで、修理できない場合もあります。

「直したいおもちゃには、それだけの思い入れがあるんです。」

おもちゃを修理しながら一人のおもちゃドクターさんがそう話してくれました。

直してでも使い続けたいおもちゃには、子どもだけでなく、きっとママやパパにもたくさんの思い出が詰まっていますよね！

パジャマのままクリスマスプレゼントを嬉しそうに抱えていた姿や、何度も何度も繰り返し遊んだ誕生日プレゼントなど、親子で遊んだ大切な思い出を巡らせることは愛情を深めるきっかけにもなります。

その笑顔が一番の楽しみ

「直りましたよー」

そう言って、修理を終えたおもちゃを見せてくれました。

動かなかったおもちゃがまた動き出す瞬間、「わぁ！」と大人も一緒になって声を出して喜びます。

「おもちゃを直した達成感よりも、この顔を見るのが一番の楽しみなんです」と、嬉しそうに話してくれました。

おもちゃを持ち込む際のお願い

おもちゃドクターのみなさんに、おもちゃの修理を依頼する際のポイントを聞きました。

① ― こわれたおもちゃ以外に必要なものはありますか？

正しい動きや元の形がわかるような［おもちゃの説明書］や［欠けたパーツ］があれば、一緒に持って来てください。

② ― どんなおもちゃでも修理できますか？

おもちゃならなんでも見ますが、エアガンやガスガンなどの危険なものや、浮き輪や浮き袋、AC100Vに直結するおもちゃなど、法的に規制があるものは安全面への配慮から、修理を受け付けていないものもあります。また、小型電子回路のおもちゃは修理できない場合があります。

③ ― 修理にどのくらい時間がかかりますか？

1～2時間かかる場合もあります。その間、修理をしている様子を見てもらってもいいですし、『徳島木のおもちゃ美術館』で遊んで待っていても大丈夫です。また、すぐに直せない場合は入院（お預かり）して修理することもあります。

次回「出張！ おもちゃ病院 in 徳島木のおもちゃ美術館」開催決定！

出張！ おもちゃ病院 in 徳島木のおもちゃ美術館
［時間］10:00～15:00（最終受付14:00）
［修理］無料　※部品代は実費。300円以上かかる場合は事前に相談あり
［定員］一家族３個まで
［場所］徳島木のおもちゃ美術館　研修室
※『徳島木のおもちゃ美術館』を利用する場合は入館料が必要です。
※『おもちゃ病院』のみ参加も可能です。その際は、美術館の正面入口ではなく、建物反対側（吉野川めぐり前）にある「研修室専用口」から入館ください。