2022/07/20 11:59
みくりさん
【街ネタ】サスティナブルに開催! 地域に密着した企業が提供する『繋がる』新マーケット。(美馬市)
はい、やって参りました。『出来立てゆで卵が口内で爆発し大やけどした』みくりさんです。
プライベートな話になりますが(いつもやん。)、週末はほぼ息子と二人デート三昧。夏になると虫捕り・カニ捕り・ザリガニ釣りと、紫外線が大敵の中年女性には辛いデートが増えてきます。先週は干潟の生物を観察しようイベントに参加し、3時間近くゴカイや磯シジミとマッチングを繰り返していました。地獄。。。
みくりさん:ツライ…(涙)さて、来週は何処へ連れて行けばいいやろか?
なんだかんだと子どもが喜ぶ場所を探すのは毎週末結構大変です。コロナの影響もあって、人の集まるイベントがめっきり減っているのも更に追い打ちをかけています。そんな悩めるパパママたちの強い味方が、近年増加傾向にあるのはご存じでしょうか?
みくりさん:息子氏! マルシェいこーぜ!
マルシェはフランスで誕生した[市場]という意味の言葉。地元の野菜や加工品を販売するイベントとして、県内でも『徳島マルシェ』や『マツシゲートマルシェ』などが開催されています。このマルシェが、野性味溢れる息子もかなりのお気に入り。いつも500円だけお小遣いをあげて、好きなものを買うようにさせています。前回の徳島マルシェでは、徳島ラーメンの生麺(調理前)とサツマイモ(調理前)を買ってきたのでびっくり。大好物だけどなんで全部原材料なんだ…? あ、500円しかないからか。(納得)
意外と堅実派な我が息子。(感動)
スーパーやコンビニよりも県内産のものを安く買える点や、お祭りの屋台気分を味わえる雰囲気は大人も子どもも嬉しい部分ですよね。親子共々すっかりマルシェの魅力にハマってしまい、仕事中も情報収集に余念のない毎日。(サボるな。)
みくりさん:何っ!? 脇町でアドリブシェアマーケット開催…!?
インターネットの情報によれば8/1(日)が第1回目の開催とのこと。新たなマルシェ誕生の香り…! さっそくカメラを引っ提げて突撃取材を慣行してきました!
■元印刷所の不思議空間へ潜入!
アドリブシェアマーケット開催の地となるのは、[うだつの町並み]で有名な美馬市脇町。この地で元印刷工場をリノベーションし、オフィス兼ホステル、コワーキングスペースとして運営中の『AD LIV』が今回の取材先です。
広くて斬新な間取りはさすが元印刷工場といった感じ。
昔はこのハンコをひとつずつ並べて文字を印刷してたなんて…気が遠くなるぅうう。
ミッドセンチュリーで統一されたおしゃれな宿泊スペースも。
■『サスティナブル』がコンセプトの新スタイル
みくりさん:今回開催されるアドリブシェアマーケットについて、ターゲット層などはお考えでしょうか?
中川社長:第1回目ということもあるのでまずは地元の方々、あとはうちで宿泊などの施設利用経験のあるお客さんなど、元々繋がりのある方に来ていただければと。そこから来場者の口コミでだんだん広がっていけば…と考えています。
みくりさん:マルシェやフリマが年々増えてきていますが、アドリブシェアマーケットはそういった既存のイベントと何か違いはあるのでしょうか?
中川社長:サスティナブルという言葉を掲げていますが、持続可能な社会を目指していろんな技術を伝えるワークショップなどを中心に出店を増やしていければと考えています。物販に関しては、地域に根付いた活動を行っている方、他の出店者様とコミュニケーションを取りながらアイデアの共有などができる方を選出させていただいています。
みくりさん:なるほど、コンセプトにある程度沿うかたちで運営していただけるお店がメインになるんですね。ところで、今回のイベントではマイ箸・マイボトル・マイバッグの持参をお願いしているとか…。
中川社長:こちらもサスティナブルの一環ですね。今回のアドリブシェアマーケットではごみゼロを目標に掲げています。出店者様、参加者様に協力していただければ不可能ではないと考えています。
みくりさん:素晴らしい取り組みです! どんなお店が出店される予定になっているのでしょうか?
中川社長:決定しているのは道の駅みまの里で人気の『餃子の髙田』さんや、ヴィーガン弁当を販売する『歩菜食堂』さん、ワークショップ系のお店もたくさん出店いただけて、現在12店舗ですね。
みくりさん:(リストを拝借)近く店舗開業される予定の『A Cup Of Coffee』さんも出店されるんですね! ワクワクが止まりません☆ 今後は毎月第1日曜に定期開催される予定なんですよね?
中川社長:予定ではそのように考えています。ただ、内容については毎回同じでなくてもいいかなと思っています。たとえば月によって野菜をメインにして農家さんを募ったり、木材をメインにした雑貨やワークショップをされている方を募ったり、ということも構想にはあります。時間も内容によって変動するかもしれません。まあ、そこは『アドリブ』で。(笑)
みくりさん:う、うまいっ!
■繋がりに垣根は不要。社長のアドリブは汎用性の証。
みくりさん:同じ建物内でホテルも運営されているということですが、ここに泊まって次の日イベントに参加する方なんかもいらっしゃるんですか?
中川社長:はい。既にマーケット開催前日のホテル予約は満員になっています。実は今回のシェアマーケットには、うちで主催するあるイベントを被せているんです。
みくりさん:ええっ!? 他でも何かされてるんですか!?
中川社長:トライアルツアー『美馬ワーケーション! 2泊3日で徳島美馬の美学を学ぼう!』という企画を開催します。うちで宿泊しながら、『美と健康のまちづくり』をテーマにした美馬市の魅力を学んでいただきます。ツアー最終日にシェアマーケットへの参加を組み込むかたちにしているんですよ。
みくりさん:同時進行でそんなイベントまで…もうその企画力と実行力に脱帽です! 社長は地元愛に富んでいますが、出店者は県内限定などの制約はないんでしょうか?
中川社長:それは全然ないです。後々、県外からの出店者が前日からホテルに泊まってくれたり、運営自体も中長期滞在されているお客さんが興味を持ってやってくれればとすら思っているんです。
みくりさん:運営までお任せしちゃうんですか!?
中川社長:なんでもありですよ。『アドリブ』ですから。(笑)
ユーモアがあって、地元愛に溢れ、企画力・実行力に富んだ中川社長に、私すっかり骨抜きにされてしまいました。繋がりから新たな繋がりを生み、そこからより良いものを創り出す。そしてまた仲間が増えていく…まさに『サスティナブル』! 徳島市内からだとちょっと遠いイメージのある美馬市ですが、こちらは宿泊費も4,500円~とお手頃なので、週末にプチ旅行気分でシェアマーケットに参加してみるのもいいかも。また、出店は初心者さんも大歓迎ということなので、興味のある方は提供する側としての参加もおすすめ。出店者同士のコミュニケーションが、新たなスキルアップにつながるかも…? いよいよ始まる新スタイルのアドリブシェアマーケットに、これからも目が離せません!
第1回 アドリブシェアマーケット
- 住所/徳島県 美馬市脇町大字猪尻字若宮南 131-2
- 電話/0883-52-1643
- 営業時間/10:00~15:00
- 定休日/無
- 駐車場/ 有(約20台)