2023/07/15 14:30
あわわ編集部
【徳島ヴォルティス】真夏の5連戦の最終マッチ 上位陣にくらいつけ VS東京ヴェルディ戦
7月1日からはじまった真夏の5連戦もいよいよ大詰め。
ここ最近いい試合はしているのに勝ち切れず、もどかしい思いをしている徳島。
今回の対戦では、現在リーグ2位で、J1昇格に向けてますます勢いを強めている『東京ヴェルディ』とアウェイで対戦する。
前回の東京との対戦
前回ヴェルディと対戦したのは、第4節のこと。
開幕から3戦勝ち星に恵まれていない徳島は、なんとかスタジアムを訪れたファンに勝利を届けるべく一致団結した。
正GKのスアレスが体に違和感を感じたということで、GKは田中が初先発。
対するヴェルディは齋藤・森田が合わせて出場し攻撃のリズムを作る。ワントップはエンゲルスがつとめた。
前半3分に左サイドの杉本から細かく繋ぎ坪井がヒール。走りこんだ渡はディフェンスに拒まれるも、こぼれ球を西谷がシュート。追い風の徳島が幸先のよいスタートを切った。
さらに20分には外山のクロスが宮原のハンドを誘いフリーキックを獲得。クロスの跳ね返しからの空中戦ののち、エリア手前から浜下がシュート、これはブロックに合うも続けて外山がもう一発。ゴールをわることはできなかったが、得点の匂いを感じさせた。
しかし、前半0-0でうまく攻撃がかみ合わなかったヴェルディは選手交代でシステムを変更。
エンゲルスに代えて徳島でもプレーした経験のある梶川を投入し、河村がCFの位置に動いた。
後半はプレッシングの強度が増し、徳島は細かいパスをつなぐことができないようになり、得意のカタチに持ち込めなくなる。
すると後半すぐ、右サイドのバイロンのクロスに浜下が反応。ヘッドでクリアを試みるもゴールへ向かってしまい不運なオウンゴールで先制を許す。
同点に追いつきたい徳島は、内田・杉森を投入して状況の打開をはかる。
しかし次にゴールネットを揺らしたのもアウェイクラブ。
31分梶川がクリアボールを繋いだのち、齋藤とのパス交換で前進。たまらずカカが介入するも反則をとられゴールに近い位置でFKをとられてしまう。
キッカーの梶川は見事この好機を活かし、自らの足で古巣からゴールをゲット。
2点を追うかたちになった徳島だが、その後はヴェルディにうまくゲームをコントロールされる展開に持ち込まれ0-2で敗れた。
16年ぶりJ1昇格に向け視界良好! スピード・強度で相手を圧倒するサッカー
J1の常連だった古豪ヴェルディがJ2に降格してはや15年。
その間、何度となく昇格争いに顔をだしていたが、いつもあと一歩のところで手が届かず悔しい思いをしてきた。
そんなヴェルディだが、今期は例年以上に好調で、7月15日現在J1自動昇格圏内の2位につけている。
チームを指揮するのは、徳島県出身でかつて甲府をJ1昇格に導き、広島でJ1優勝争いもえんじてみせた城福氏。
目指すのは前線から激しくプレッシャーをかけ、最終ラインを敵陣近くまで押し上げ、相手陣内で主導権を握るスタイルだ。
もしボールを失ってもすぐさまスイッチを切り替えボールを奪い返しにいき、守備の際もチーム全体であっという間に帰陣して相手の攻撃のチャンスを摘み取る。
そのかいあってか現在リーグでは2番目に失点が少なく、1試合あたりの平均失点数は0.72と驚きの数字だ。
攻守の切り替えが非常にうまく、突出したストライカーはいないが、巧みな連携でどこからでも点が取れる。
また、鹿島から新たに染野唯月が期限付きで加入し、先日国立で行われた町田とのダービーマッチでは、移籍後初ゴールを含む2得点でチームのピンチを救っている。
16年ぶりのJ1昇格に向けて視界良好のヴェルディ。
直近5試合の勝ちのない徳島は、J1昇格に向けてひた走る上位チームにどこまでくらいつくことができるのか⁉
注目の一戦は本日18時キックオフ!